【アレフの修行の危険性②】 アレフの修行は、人を妄想・現実逃避・精神病理に導く
(2012-04-21 22:58:25 の記事)
前回お伝えしたように、
アレフの修行は、気付かないうちに、人を傲慢にしていきますが、
それと同時に、人を妄想・現実逃避・ 精神病理に導くという危険性が
あります。
そうなってしまう課程を順に記します。
(1) 陰謀論の妄説
アレフは、 人を傲慢にしてしまうような教化の仕方をするとともに、 その過程で、
「一連のオウム真理教の事件は陰謀である」
という妄説を説きます。
また、その説の説得力を高めるために、
当時に、世の中で流行している他の事件の陰謀説などを、
十分な検証もせずに紹介していきます。
(2) 妄想の社会観へ至り、悟りと正反対の無智に至る
その結果、
「オウム事件が陰謀であり、
社会は教団を弾圧している」という妄説を含め、
社会に対する多くの妄想をいだく精神状態になります。
(この世は、国家やユダヤ・フリーメーソンがなどが、 沢山の陰謀を図って
いるといったようなもの。ヒトラーが主張したような内容)。
こうして、事実・真実と正反対の社会観が形成されてしまうと、
実際は、「現実」を正しく理解できなくなり、
悟りや解脱どころか、 その正反対の無智の状態になっていきますが、
当の本人たちは、
「自分たちは、一般の人よりも、
悟り・解脱・現象を、ありのままに見る智慧が増大した」
と思い込む精神状態になっています。
アレフが陰謀論などで社会の問題を指摘するように、
もちろん、この社会では、すべての人が聖人君子なのではなく、
人々の欲望・煩悩による不正・過ちが起きることもあり、
社会の指導層・支配層にも、 さまざまな問題はあるというのは事実ですが、
だからといって、
明々白々オウム真理教・麻原の犯罪であるオウム事件について、
「オウム事件は陰謀」だとするアレフの社会観は、
あまりに非現実的・架空のものであると言わざるをえません。
(3) 社会に対する被害妄想へ至り、精神が不安定になる
その妄想の中には、
「自分たちがアレフ信者として、社会に弾圧されているのだ」
という被害妄想を含んでいます。
実際には、当然のことながら、
一連の事件を起こした、アレフのほうが加害者であり、
その事件の被害者が確かに現実に、 存在しているのにもかかわらず、
アレフは、その現実の事実を認めずに、
陰謀論を喧伝し、
賠償契約を避け、
被害者を苦しめ続けていることを行っているがために、
依然として社会に批判されているのです。
それにもかかわらず、こうした社会の批判を、
「弾圧だ」
と被害妄想的に思い込むために、
善悪の基準が、全く逆転・正反対となってしまうのです。
また、自分たちが、こうした被害妄想に陥っているという
自分たちの罪・ 間違いによって批判されていることを理解できずに、
外部社会その他に対して、過剰な不安
(悪魔・フリーメーソンが自分たちを潰そうとしているといった) に陥り、
精神不安定になる場合があります。
(特に具体的な法律問題その他で摘発されるような場合に、
そういった状態に陥りやすい)
(4) 誇大妄想と被害妄想がセット
また、この被害妄想の裏側には、
「自分たちが弾圧されるのは、教祖麻原がキリストであり、
自分たちが特別な存在だからだ」
という誇大妄想もセットになっています。
実際には、彼らは一つの小教団にすぎず、
自分たち自身の問題で批判されているにすぎません。
しかし、それを、
「自分たちが特別な存在であるから弾圧されている」
と、認識してしまうのは、
誇大妄想と被害妄想の心理状態がセットになって生じている
ことを示しています。
(5) 現実逃避・精神病理
また、この誇大妄想と被害妄想がセットになった心理状態は、
その背景に、信者が気づかないうちに、
「自分たちが信じたもの、巡り会ったものは、正しいと思いたい」
という強い欲求・自己愛・甘えの欲望が潜んでいます。
ですので、この誇大妄想と被害妄想の心理状態は、
自己愛・甘えによって、
自分を客観的に見ることから逃げている状態であり、
まさに現実逃避といえます。
このようにして、アレフでは、
妄想と現実逃避に至るという、 まさに精神病理の人格が形成されてしまう
と言わざるを得ないのです。
(6)幹部たちの精神的な問題
なお、彼らの一部には、
「陰謀だ」と本当に信じている人がいるかもしれませんが、
教団を裏から支配する麻原の家族である松本家の妻子たちや、
教団内最高位である二ノ宮耕一は、
事件は陰謀などではないことを嫌というほど知っています。
また、ほとんどのアレフの出家信者も、
上祐代表がアレフで代表だった際に(2000~2003)、
教団が事件に関与したことについて、事件年表などを配付され、
詳細な説明を受けています。
よって、現在のアレフが陰謀説を説いているのは、
入会を促進するための詐欺的な手段にほかなりません。
そして、それは、彼らが絶対視する麻原とその教団の真理に導くた めに、
「結果のためには手段を選ばない実践」
として行っているのです。
これが、 一連のオウム事件に結びついたヴァジラヤーナ思想でもあるのです 。
そういったことをする背景には、幹部は幹部のレベルで、
「自分たちが信じたものは正しいと思いたい」
という自己愛や甘えに基づく虚栄心、
言い換えると、麻原への依存= 麻原から自立するという本当の努力の回避や、
それとともに、「陰謀論で洗脳することが、 信者獲得のために都合が良い」
という実利も存在します。
このように、彼らの自己愛や甘えに基づいて、
自己正当化の虚栄心と信者獲得の欲得の二つの欲望が
絡んで、そのように行っているといえます。
前回お伝えしたように、
アレフの修行は、気付かないうちに、人を傲慢にしていきますが、
それと同時に、人を妄想・現実逃避・
あります。
そうなってしまう課程を順に記します。
(1) 陰謀論の妄説
アレフは、
「一連のオウム真理教の事件は陰謀である」
という妄説を説きます。
また、その説の説得力を高めるために、
当時に、世の中で流行している他の事件の陰謀説などを、
十分な検証もせずに紹介していきます。
>>アレフの洗脳教化のパターン③ 陰謀論の植え付け
>>アレフ洗脳教化のパターン④ 「オウム事件は何者かの陰謀」と言い、入信させる
(2) 妄想の社会観へ至り、悟りと正反対の無智に至る
その結果、
「オウム事件が陰謀であり、
社会は教団を弾圧している」という妄説を含め、
社会に対する多くの妄想をいだく精神状態になります。
(この世は、国家やユダヤ・フリーメーソンがなどが、
いるといったようなもの。ヒトラーが主張したような内容)。
こうして、事実・真実と正反対の社会観が形成されてしまうと、
実際は、「現実」を正しく理解できなくなり、
悟りや解脱どころか、
当の本人たちは、
「自分たちは、一般の人よりも、
悟り・解脱・現象を、ありのままに見る智慧が増大した」
と思い込む精神状態になっています。
アレフが陰謀論などで社会の問題を指摘するように、
もちろん、この社会では、すべての人が聖人君子なのではなく、
人々の欲望・煩悩による不正・過ちが起きることもあり、
社会の指導層・支配層にも、
だからといって、
明々白々オウム真理教・麻原の犯罪であるオウム事件について、
「オウム事件は陰謀」だとするアレフの社会観は、
あまりに非現実的・架空のものであると言わざるをえません。
(3) 社会に対する被害妄想へ至り、精神が不安定になる
その妄想の中には、
「自分たちがアレフ信者として、社会に弾圧されているのだ」
という被害妄想を含んでいます。
実際には、当然のことながら、
一連の事件を起こした、アレフのほうが加害者であり、
その事件の被害者が確かに現実に、
アレフは、その現実の事実を認めずに、
陰謀論を喧伝し、
賠償契約を避け、
被害者を苦しめ続けていることを行っているがために、
依然として社会に批判されているのです。
それにもかかわらず、こうした社会の批判を、
「弾圧だ」
と被害妄想的に思い込むために、
善悪の基準が、全く逆転・正反対となってしまうのです。
また、自分たちが、こうした被害妄想に陥っているという
自分たちの罪・
外部社会その他に対して、過剰な不安
(悪魔・フリーメーソンが自分たちを潰そうとしているといった)
精神不安定になる場合があります。
(特に具体的な法律問題その他で摘発されるような場合に、
そういった状態に陥りやすい)
(4) 誇大妄想と被害妄想がセット
また、この被害妄想の裏側には、
「自分たちが弾圧されるのは、教祖麻原がキリストであり、
自分たちが特別な存在だからだ」
という誇大妄想もセットになっています。
実際には、彼らは一つの小教団にすぎず、
自分たち自身の問題で批判されているにすぎません。
しかし、それを、
「自分たちが特別な存在であるから弾圧されている」
と、認識してしまうのは、
誇大妄想と被害妄想の心理状態がセットになって生じている
ことを示しています。
(5) 現実逃避・精神病理
また、この誇大妄想と被害妄想がセットになった心理状態は、
その背景に、信者が気づかないうちに、
「自分たちが信じたもの、巡り会ったものは、正しいと思いたい」
という強い欲求・自己愛・甘えの欲望が潜んでいます。
ですので、この誇大妄想と被害妄想の心理状態は、
自己愛・甘えによって、
自分を客観的に見ることから逃げている状態であり、
まさに現実逃避といえます。
このようにして、アレフでは、
妄想と現実逃避に至るという、
と言わざるを得ないのです。
(6)幹部たちの精神的な問題
なお、彼らの一部には、
「陰謀だ」と本当に信じている人がいるかもしれませんが、
教団を裏から支配する麻原の家族である松本家の妻子たちや、
教団内最高位である二ノ宮耕一は、
事件は陰謀などではないことを嫌というほど知っています。
また、ほとんどのアレフの出家信者も、
上祐代表がアレフで代表だった際に(2000~2003)、
教団が事件に関与したことについて、事件年表などを配付され、
詳細な説明を受けています。
よって、現在のアレフが陰謀説を説いているのは、
入会を促進するための詐欺的な手段にほかなりません。
そして、それは、彼らが絶対視する麻原とその教団の真理に導くた
「結果のためには手段を選ばない実践」
として行っているのです。
これが、
そういったことをする背景には、幹部は幹部のレベルで、
「自分たちが信じたものは正しいと思いたい」
という自己愛や甘えに基づく虚栄心、
言い換えると、麻原への依存=
それとともに、「陰謀論で洗脳することが、
という実利も存在します。
このように、彼らの自己愛や甘えに基づいて、
自己正当化の虚栄心と信者獲得の欲得の二つの欲望が
絡んで、そのように行っているといえます。
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