【麻原の人格分析③】 「誇大自己症候群」に基づく、麻原の人格分析

 (2012-03-31 12:32:27 の記事) 
前回の記事、【麻原の人格分析②】 「空想虚言症」の特徴と、その特徴に符合する麻原
の続きです。


さて、次に、「誇大自己症候群」に基づく、麻原の人格分析を行いたいと思います。

その前に、この概念は、前回の「空想虚言症」
オーバーラップする部分が多々あることをお断りしておきます。

麻原の人格については、

「反社会性人格障害」
「自己愛性人格障害」
「妄想性人格障害」など、

複数のものが言われましたが、
これらの障害については、麻原に、適合する部分とそうでない部分があり、
妥当だというものがありません。

一方、犯罪を犯した多くの青少年を診ている精神科医で、
『誇大自己症候群』(筑摩書房、2005)の著者である岡田尊司氏は、
犯罪を犯した青少年に共通する心性を、「誇大自己症候群」と呼んで、
それはまた、犯罪を犯していない多くの青少年、
それのみならず、多くの大人にもその特性は見られ、
現代社会を「自己愛型社会」と定義しています。

現代社会を、「自己愛社会」であるとしている精神医学者は複数います。

この「誇大自己症候群」は、

「反社会性人格障害」「自己愛性人格障害」
「妄想性人格障害」「境界性人格障害」
という縦割りのカテゴリー分けでなく、

それらの人格障害の基底に横たわる、「横断的な特性」として論じられています。

繰り返しますが、この「人格障害」とは、精神病ではなく、
程度の差こそあれ、(少なくとも現代人の)誰もが有している要素であり、
「健常者」と「異常者」の間に、完全な境界はないというものです。

そして、私たちの研究では、麻原やその弟子、
ひいては現代社会全体に広がる人格上の問題を分析するにあたり、
「誇大自己症候群」という概念を使用することが有効ではないか、
と思われましたので、取り上げたいと思います。

当然のことながら、次の項目で説明する「誇大自己症候群」の人の性格には、
さまざまな否定的な特質があります。

そのため、これを安易に扱ってしまうと、
すべての人が、程度の差こそあれ、
誇大自己症候群の傾向・要素を持つということを無視し、
誇大自己症候群である悪い人とそうではない善い人といった具合に
人間を二分化・差別化して、とらえることになりかねません。

よって、まず、第一に、

「すべての人が、程度の差こそあれ、
誇大自己症候群の傾向・要素というものを持っている」

ということを確認して、

第二に、誇大自己症候群の良い点として、

「誇大自己のエネルギーは、偉人を生む力ともなる」

という点を説明したいと思います。

心理学上、誇大自己症候群の人は、
常識人がもたないエネルギーや発想を秘めていることもあり、
それをうまく生かせば、大きな力とすることもできるとされます。

※より詳しい内容は、以下に掲載していますので、ぜひご覧ください。
【3】「誇大自己症候群」に基づく、麻原の人格分析
http://hikarinowa.net/kyokun/generalization2/psychology2/04-3.html
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