【麻原の人格分析①はじめに】オウム問題の解決のために必要な、麻原の人格分析

2012-03-29 17:15:13 の記事)

 オウム問題の解決のためには、麻原がどのような人格の持ち主であったのかを分析することは必要なことです。
 
 それは、信者や元信者の中には、麻原の起こした一連の事件の悲惨さ・残忍さをひどく嫌悪しつつも、自分自身は、

 ①「麻原の超人的と思える面」を感じたり、
 ②「自分個人は非常によく面倒を見てもらった」などの経験があり、

 その二つの「矛盾」の中で葛藤し、麻原がいったいどういった人間なのかがわからず、その意味で、「呪縛」から十分には解放されていない人たちが存在すると思います。

 その人たちが、「呪縛」から解き放たれるためには、「矛盾」を解くことが必要です。

 そのために、麻原の人格を分析する必要性がでてきます。

 そこで役立つのが、「人格障害」の概念であると私たちは考えています。

 人格障害の中には、さまざまな大きな問題を有しつつも、同時に、相当な「知的能力」や「カリスマ性」を併せ持つケースがあります。

 言い換えれば、先ほど述べたように、呪縛された信者・元信者は、麻原の示した大きな「問題」と、自分たちが経験した「長所」といった「多面性」のために、麻原を総括できない状態であり、一つの概念の元に、麻原を総括できれば、「呪縛」を脱することができるわけです。

 「人格障害」とは、ある人格的要素が障害となり、本人及び周囲の人々が生きるうえで、著しく生きづらさを感じる場合の概念として類型化されたものです

 その人格的要素というものは、誰でもが持っているものであり、「人格障害」とそうでないものとは程度の違いに過ぎず、その境界は曖昧なものです。

 私たちの真意は、誰かに「人格障害」のレッテルを貼ることではなく、オウム真理教の事件の原因を解明して、オウム問題を解決し、それを二度と繰り返さないようにするために、「麻原とは、いったいどういった人物だったのか」を科学的に分析することが必要不可欠である、ということにあります。

 私たちの研究の中では、麻原の人格・欠点・能力を科学的に理解するには、心理学の人格障害の中で、「誇大自己」「空想虚言」といった概念に照らし合わせてみることが有効ではないか、という結論を得ました。

 よって、このカテゴリーでは、それに基づいた報告をします。


※なお、より詳しい内容が以下に書かれていますのでご覧ください。
・オウム問題の解決のために必要な、麻原の人格分析
http://hikarinowa.net/kyokun/generalization2/psychology2/04-1.html
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