【盲信原因と脱却②】アレフは、麻原に関して「誇大宣伝」している

(2012-03-17  03:04:34 の記事)

アレフ教団が宣伝している麻原の超能力については、

 ① 麻原の多くの予言で、全く的中していないものなどを無視したり、
 ② 実際には空中浮揚ではないものを、「空中浮揚の写真」としたり

しているなど、良いところばかり強調しているので、
全体として、誇大宣伝の面が多々あるといわざるをえません

さらに、麻原を称賛しているチベットやインドの聖者の言葉も、
裏の事実が隠されており、
結果として、聖者の表向きの言葉だけを強調する結果となっており、
全体として、誇大宣伝というべきものです。
 
まず、超能力についてですが、
確かに麻原には、超能力者・霊能者といわれるような人が持つ、一定の力はあったというのが、
元信者の多くが証言するところです。

しかし、多くの人は、超能力者・霊能者とされる人達に関して、
十分なバランスの取れた知識がなく、アレフの信者も同様であり、
そのために、間違って麻原を絶対視・過大評価してしまう落とし穴にはまります。


【1】超能力・霊能力は不完全


第一に、麻原を含め、超能力・霊能力とは、全く不完全なものです。
それは、いつでも当たるといった完全なものでは全くなく、
実際には、いわゆる当たらない場合が非常に多くあります。

例えば、麻原の予言は、客観的に見れば、
ハルマゲドンの予言を含めて、全体として、大半が当たっていません。

しかし、信者は、盲信が始まると、信じたいという気持ちから、
当たらなかったケースがあっても、自ら理由を付けて正当化し、
それを無視してしまうのです。


【2】超能力ではないものを、そうと思ってしまう

第二に、実際には超能力・霊能力ではないものを
超能力・霊能力と思ってしまうケースがあります。
これは、専門用語では、「コールドリーディング」といいますが、
高度な洞察力を、霊能力・超能力だと錯覚する場合です。
(使っている本人が錯覚している場合もあるほどです)

アレフに所属した元信者の目から見ると、
麻原もこれを用いることが少なからずあったと思われます。
そして、信者側も、教団の宣伝する麻原や教団の指導者の超能力を
自分も実際に体験したいという気持ちから、
コールドリーディングを超能力と錯覚した場合もあると思われます
コールドリーディングの詳細は、こちらのページなどを御覧下さい


【3】超能力的・霊的な体質を持つ人は、社会に多く存在し、人格の善悪とは一致しない


第三に、超能力的・霊的な体質を持つ人は、
麻原以外にも、この社会には多く存在し、
それは必ずしも人格の善悪とは一致しません。

元オウム信者が、麻原への盲信から脱却するプロセスとして、
オウム脱会後に、麻原以上に霊能力があると思われる人に出会ったという体験談が、
複数存在しています。

しかし、そういったタイプの人が身近にいなければ、
麻原を特別視・盲信する可能性があるわけです。

さらに、超能力・霊能力は、決して人格とは一致しません。

オウム・麻原の著作では、ヨーガの経典などを用いて、
超能力が解脱のレベルを示すと主張していますが、
私達が、数々の超能力者・霊能者を体験した中では、
超能力・霊能力は、人格とは必ずしも一致しないのです。

非常に煩悩的で悩みも多いのに、能力は高い人もいます。
その意味で、これは、麻原が神の化身であるという証明とはなり得ません。


【4】麻原の予言のほとんどが、外れてきた事例

それでは、次に、麻原の霊能力の不確かさの一例として、
その予言のほとんどが、いかに外れてきたかを示す事例を挙げます。

1993年:日本が再軍備する。
1996年:日本に天皇制が復活する。
      日本沈没。
1997年:ハルマゲドン勃発、日米決戦。
1997年:真理元年となる(年号が変わる)。
1999年:ハルマゲドン勃発。
2000年前後:ハルマゲドン勃発、核戦争。
2003年まで:日本に核が落ちる。
2004年まで:麻原が陽神(不死の身体)を得る。
2006年まで:広島に再び原爆が落ちる。

なお、アレフの中では、依然として、
ハルマゲドン・第三次世界大戦があると信じている人がいるようですが、
それは、教団として自己矛盾です。

というのは、原自身が、最後の著書の中で、

「1997年前後をターニングポイントとして、
2003年までに核が落ちなければ、私の予言は外れたことになる」

と明言しているからです。

すなわち、他ならぬ麻原の言葉によって、
麻原のハルマゲドン予言が外れたことが、
すでに確立しているともいうことができるのですが、
信者は、自分たちの信仰を否定したくないために、
結果を率直に受け入れることができない心理状態にあると思われます。


【5】麻原に関する虚偽宣伝・誇大宣伝


なお、アレフには、

 ①空中浮揚の写真や、
 ②麻原の脳波が特殊であることを示すというデータ(いわゆるPSI)、
 ③麻原がチベットやインドの聖者から受けた称賛など、

麻原の超能力・特別性を宣伝するものが多々ありますが、
これらには裏の事情があり、結論から言えば、虚偽宣伝・誇大宣伝す。
これについては、別に詳しく記しますので、ご覧下さい。

また、元幹部信者が体験した事実として、
麻原の超能力とされるものが、実際には当たらなかった事例などもありますので、
今後ご紹介していきます。

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▶元・オウム・アレフ信者の経験から、150名以上の脱会を支援してきました。
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