続報:アレフの幹部除名問題

先日(5/24)にお伝えしましたアレフ幹部2名の除名について、アレフ内部で出された正式文書の情報提供がありましたので、掲載します。(アレフの内部の情報源(現役出家者)から確認)

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      師2名の除名処分について


2014年5月13日、臨時の合同会議が開かれ、以下の処分が決議されました。

1.ヴァジラプシュパ師を除名処分とすること
 ヴァジラプシュパ師は、ヴァジラチッタ・アティアッサージ正悟師の言動に問題がある旨運営委員会に申し出、その後、自らも運営委員として議事進行に責任を有する合同会議において、事実関係の確認を含めて審議が行われていたにもかかわらず、その手続きを無視して、本年3月3日、ヴァジラチッタ・アティアッサージ正悟師への内容証明郵便を弁護士を付けて自宅宛に送付し、運営委員会による調査(本人及び証人への聞取り)とは異なる事実関係を記した謝罪文の交付を要求し、「返事如何によっては訴訟を起こす」との脅迫を行ないました。
 その後合同会議では、両者の仲介をするための調停が試みられましたが、ヴァジラプシュパ師は、それでも内容証明郵便を取り下げることなくヴァジラチッタ・アティアッサージ正悟師に謝罪文の交付を要求し続け、本年5月9日の時点でも、訴訟を起こすことについて「考え中」であることを合同会議側に明言しました。
 合同会議では、ヴァジラプシュパ師の一連の行為を三宝に対する破壊行為であると認め、過去の処分例(成就者に対して訴訟(民事調停)を起こして慰謝料60万円を請求したサマナに対する会員資格停止処分等)を踏まえ、ヴァジラプシュパ師を除名処分とする提議を採択しました。

2.マハーラーキニー師を除名処分とすること
 マハーラーキニー師は、本年4月23日、長期修行を抜け出し、その日の17時頃、横浜道場に戻って以前の自室も占有し、現道場長であるプンニャキリヤ・パヒタ・パンニャッタンガ・アーローハ師補らが直ちに修行に戻るよう要請してもこれを全く無視し、「教団運営に権限があるのは、合同会議のメンバーであるわたしです」と一方的に主張し、ヴァジラチッタ・アティアッサージ正悟師の上長としての地位及びその指示(長期修行及び道場長交代)を無効と見なし、修行の終了と道場長復帰を宣言してそのまま横浜道場内に居座り、バラバラで道場活動することを前提に信徒への面談を強行しようとしました。
 横浜道場側からの緊急連絡を受けて現場を訪れた他の師らの説得により、数時間後、マハーラーキニー師は横浜道場から退去しました。



アレフの幹部2名が除名:二ノ宮最高幹部(正悟師)と対立か

 様々な情報源から、最近、アレフの女性幹部2名が除名処分となったという情報が入ってきました。
除名されたのは、ヴァジラプシュパ師こと東久美子、マハーラーキニー師こと江藤稲子という女性です。
この除名に関する内部通達が出たことは、アレフの内部の情報源(現役出家者)から直接確認されました。

 その理由は厳密には未確認ですが、アッサージ正悟師こと二ノ宮耕一最高幹部と対立した結果と推察されます。ある情報では、通達を出した二ノ宮側の主張として、この女性達が、二ノ宮の言動を問題視し、裁判に訴えるとして、二ノ宮を脅迫したり、集中修行に入るようにという指示を無視し、支部施設に居座ったという話しが伝わってきています。

 また、女性側の主張としては、二ノ宮が、昨年マスコミでも報道された串刺し事件を起こした上に、今年に入っては、女性を殴るという言動があったため、それを批判したところ、二ノ宮が立腹し、除名処分に追い込んだ、という情報があります。

 これらの情報から推察されることは、女性幹部が、(公の)問題にしようとした言動が二ノ宮にあり、それに対して、二ノ宮側は、それを逆に不当な批判(脅迫)と主張し、その意味で、双方ともが、自分達が被害者であり、相手に非があるという立場を主張していることになります。

 仮に、これが事実とすれば、アレフが、その布教活動の中で、一連の事件は自分達の教団が起こしたものではなく、闇の権力等の陰謀であり、自分達は被害者である、と主張しているのと共通した要素が感じられるのではないでしょうか。これまで外部社会を批判してきたのと同じように、今や教団の内部で互いを批判していることになるのです。オウム真理教時代から続けている、問題を他人のせいにする、という堕落した精神の結果を示していることになるでしょう。

 さらに、彼らが日頃、機関誌や、支部道場などで、会員信者に対して、聖者であると主張し続けてきた幹部信者が2名も、彼ら自身の決定で、大きな道徳的な罪を犯したとして除名されたのですから、明らかに、教団の教義・宣伝の矛盾が露呈しています。そして、これは、おそらく、今後展開する更なるアレフの変化の序章のように思われます。その時期は遠くないのではないでしょうか。

 最後に、上記の情報の受け取り・解釈については、直接真偽が確認されたものと、未確認なものをより分けて記載しましたので、皆さんの方でも、それに即して、冷静に判断されてください。

 今回、アレフの幹部の個人名等を記載しましたが、二ノ宮はアレフ教団で最高位にあり、他の2名の女性も、
アレフの意志決定機関である合同会議のメンバーであり、会社で言えば社長と役員クラスという立場にあたる
者であるため、プライバシー侵害に当たらないケース、すなわち、公人の公的な利益に関する真実の情報と
考えましたので、よろしくご理解下さい。

アレフ(オウム)脱却に役立つ書籍

オウム経験者が語るオウム、オウム事件の真実です。
アレフ(オウム)の何が問題なのか? 
そして、それを超克するために役立つ内容の書籍です。


書籍一覧

上祐史浩の著作一覧

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■単著・共著
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『危険な宗教の見分け方』
〈田原総一朗・上祐史浩著〉
  (ポプラ社:2013年11月5日刊行)

  

 

『終わらないオウム』〈上祐史浩・鈴木邦男・徐裕行著:田原総一朗解説〉
  (鹿砦社:2013年5月30日刊行)




『オウム事件 17年目の告白』〈上祐史浩著:有田芳生検証〉
  (扶桑社:2012年12月17日刊行)

 

 

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■インタビュー掲載書籍

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● 『錯乱の時代を生き抜く思想、未来を切り拓く言葉--鈴木邦男ゼミin西宮 報告集vol.3』(鹿砦社)
〈鈴木邦男×上祐史浩〉



『未解決事件 オウム真理教秘録』(文藝春秋社)
〈NHKスペシャル取材班編著〉



 

 

 

 

 

 

『思わず聞いてしまいました!!』〈プチ鹿島・居島一平著〉

  (スコラマガジン社)




『atプラス13』(太田出版) 上祐史浩+大田俊寛(宗教学者)
特集 「宗教と未来」
対談 上祐史浩+大田俊寛(宗教学者)
       「オウム真理教を超克する~その魅力と陥穽をめぐって」
大田俊寛 「対談を終えて-ひかりの輪と日本社会のこれから」




スタッフの著作一覧

ひかりの輪スタッフの著作一覧です。

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■単著
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宗形真紀子 著
『二十歳からの20年間--"オウムの青春"の魔境を超えて』(三五館 2010)






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■インタビュー掲載書籍
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『公安を敗北させた男 国松長官狙撃事件』

小野義雄著・産経新聞出版
2011年


宗形真紀子のインタビューが掲載。

 

 



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  aumwoikite.jpg
 
『オウムを生きて』青木由美子編CYZO

2010年

ひかりの輪の会員2名(スタッフ・会員各1名)
のインタビューが掲載

 

 



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 『図説 宗教と事件』学習研究社

2009年

 広末晃敏のインタビューが掲載。


プロフィール

アレフ問題対策室

Author:アレフ問題対策室
▶アレフへの疑問、脱会しても大丈夫か、スムーズな脱会の方法等ご相談ください。ひかりの輪スタッフは脱会して13年、呪縛から解放され幸せです。
▶ご家族がアレフに入信して困っているご家族の方のご相談も、多数いただいております。
▶元・オウム・アレフ信者の経験から、150名以上の脱会を支援してきました。
▶アレフの内情も知り尽くしています。
▶アレフ勧誘の前段階・アレフを隠した偽装ヨガ情報を公開中。おかしいと思ったらこちらを
▶今なお続く、アレフの諸問題の告発と対策を行っています。
▶ひかりの輪STAFFの4人が運営しています。(主な担当者:山口・宗形・広末・細川)

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