アレフの現在進行形の諸問題について、社会全体で関心を――歴史が繰り返されないために

(2012-07-05 22:28:50 の記事)

前回の記事「団体」著作権と、「個人」著作権の違いを利用した、アレフ(オウム)の対抗策としてのヨガ本
の続きです。

◆歴史が繰り返されないために、社会全体の関心を

今回は、アレフが、弁護士を殺害するなどの暴力事件はないと思います。

なぜなら、アレフの教義では、殺人を正当化できるのは、
最終解脱者の麻原だけだからです。

彼らは、麻原の教えを帰依の実践として行っているため、
その意味で、麻原の教えに合致しない行為であるからです。

また、そんなことをしたならば、団体規制法の再発防止処分や、
破防法の適用による教団解散という自滅の道だと
いくらなんでもわかっているだろうと思います。

ですが、被害者支援機構の弁護士の方は、
「アレフにやられるかもしれない」という一抹の不安をいだきながら、
それでも、アレフの問題を解決しようとされているのです。
縁あって、そのことを聞かせていただいたのです。

そして、麻原の家族の中には、麻原が「最終解脱者」と位置づけた
今現在20歳前後の長男・次男がいます。
(ただし、最近接触した人によれば、長男本人は、「最終解脱者」という
意識はないらしい)。

ですので、被害者支援団体や、私たちひかりの輪だけでなく、
当局、報道関係、社会全体が、この問題に関心を持ち、
アレフの問題が、速やかに、無事に解決するように
願っています。

89年の坂本弁護士の殺害は、オウム教団が、
社会の関心の隙を突いた形で起こってしまいました。

あの時は、「サンデー毎日」と教団の対立は、社会に、表に見えていましたが、
「サンデー毎日」に情報提供をしていた故坂本弁護士と
教団の対立関係は、社会には見えていなかったのです。

今回は、この問題に関係する全体を、社会が知ることで、
それに基づいて、アレフを、全体で、監視すればするほど、
不測の事態が起こる可能性は、いっそう低くなる
と思います。

そもそも、麻原の指示無しでは、不測の事態は起こらないとは思いますが、
それだけでなく、アレフが、速やかに観念して、
賠償の履行や、著作物使用の停止などに至り、
問題が無事に、そして、早く解決するようになる
と思います。


◆アレフは、未来の犯罪行為をなくすべき


17年前、上祐史浩は、オウム教団をマスコミ上で擁護する立場に回りました。
今回は、アレフの問題を告発し、解決するという逆の立場、
アレフに敵対する立場となっています。

ですが、これは、単純に、昔は、アレフの一員であって、
今はアレフの敵ということではありません。

本当は、本来は、みなが日本人であるので、
そもそも「アレフ対社会」と いう構図自体は、本質的なものではないと思います。

もちろん、私たちは、アレフを偽った覆面ヨーガ教室で、
一般の方が、詐欺の被害や、
「麻原無しでは地獄に落ちる」と思い込む精神的な被害や、
アレフ入会による家族崩壊といった被害がある現状において、
それを解決するために、
そして、オウム真理教事件の被害者の著作権問題被害の回復と
被害賠償の促進のために、 この問題に言及しています。

しかし、それだけのためではありません。

かつての友人たちが、かつての私たちと同じように、
盲信ゆえに、妄想ゆえに、現実を受け入れられず、
麻原への帰依として、社会と妥協できずに対立を続け、
空しく自滅していくことを、なるべく回避したいという思いがあります。

アレフは、
賠償は最大限にしなければなりません。
足立のビルは退去・放棄しなければなりません。
オウム真理教の著作物も使用停止しなければなりません。

もしヨーガ教室をやりたいのならば、
輪廻転生説による脅しや、オウム事件の陰謀説を破棄し、
麻原・アレフから独立して、
自分たちなりのヨーガ教室をやらなければなりません。

これは、彼らにとっては辛いだろうと思います。

しかし、このまま突っ込めば、
著作権問題は、刑事犯罪を犯すことにもなり、
教団全体が摘発・逮捕されることにもなりかねません。

そして、上記のような脱法行為とも解釈されかねない出版物を出せば、
火に油を注ぎます。
過去の違法行為・犯罪行為はなくても、
未来の犯罪行為をなくすことは可能です

無用な対立、摘発、逮捕、崩壊を避けるべきではありませんか

そして、必死にやれば、麻原から独り立ちできるはずです。

実際、ひかりの輪は、麻原の信仰を払拭し、
麻原の教材を全て破棄し、
陰謀論を反省して、
事件への関与を認めてHP等で公表し、
賠償契約を締結・実行 し、
覆面布教ではなく、
SNSでも所属と実名を公開し、
自分たちなりに気付いた仏教等の智恵の教えを説き、
財務状態は苦しいものの、何とかこれまで生きてこれています。
 
◆アレフが上祐を「魔境」と排除したように、社会はアレフ「魔境」と見ている

さらに、これは運命でもあると感じさせられます。
アレフ教団の中で、2003年頃に、麻原色を薄めようとした上祐に対して、
今現在アレフに残っている人たちは、
上祐を「魔境」と断 じた、麻原の家族の指示に基づいて、
上祐の説法や書籍を使用禁止とし、麻原の教材だけを残しました。

そして、上祐や上祐とともに活動していた宗形などの人たちは
団体での活動が禁止され、事実上、幽閉 されるに至りました。
(その後、上祐は反旗を翻して、独立することになりましたが)。

しかし、社会から見れば、
アレフの人たちのほうが、「魔境」であり、違法行為とされる可能性のがあることをしているのです。
だから、アレフの麻原・オウム真理教の教材が使用禁止になり、
 逮捕・拘留される流れになるのは、
不当な弾圧ではなく、自然・必然な流れなのです。

アレフがアレフの価値観で、私たちにそうしたように、
社会は社会の価値観で、 アレフにそうするでしょう。

私たちは当時のことに怒りは持っていません。
だから、アレフも、必然・自然な結果として、
今の事態を、受け止めるべきだと思います。

この点で も、歴史は繰り返そうとしているということを思わざるをえません。

これを理解して、
無用な破滅・被害が、最小限になるようにできないものでしょうか?

それとも、(暴力行為はしないにしても精神的には)、麻原のように、
最後まで社会と戦って果てるという道を行くのですか?

それが麻原に帰依し、麻原と共に生きることだと、かたくなに、決めているなら、
かつての上祐のように、もはや、実際にその悲惨な結果を体験してみなければ、
もはや、その無知を越えて、先にも進むことはできないのかもしれません。

ですが、そうでもない自分が、少しでもいるのではないですか?
そうであれば、今こそ、この事実、現実を、
冷静に、客観的に、厳しく見て、妄想を脱却して、
大きな変化に適応しなければなりません。

自分たちの教祖と自分たちは、「特別の存在」であり、
「教祖に帰依していれば、全て奇跡的に上手くいくはずだ」
というのは、何度も繰り返されたオウム信者の、
自分勝手な、妄想ではないでしょうか。

その歴史がこれ以上繰り返されないことを願ってやみません。
しかし、アレフの行動を見ていると、
繰り返される可能性にも備えなければならないと考えています。
人は色々な経験をして、少しずつ進歩するものだと思いますが
ともかく、その歴史がこれ以上繰り返されないことを願ってやみません。

アレフの現在進行形の諸問題について、社会全体で関心を――歴史が繰り返されないために

(2012-07-05 22:28:50 の記事)

前回の記事「団体」著作権と、「個人」著作権の違いを利用した、アレフ(オウム)の対抗策としてのヨガ本
の続きです。

◆歴史が繰り返されないために、社会全体の関心を

今回は、アレフが、弁護士を殺害するなどの暴力事件はないと思います。

なぜなら、アレフの教義では、殺人を正当化できるのは、
最終解脱者の麻原だけだからです。

彼らは、麻原の教えを帰依の実践として行っているため、
その意味で、麻原の教えに合致しない行為であるからです。

また、そんなことをしたならば、団体規制法の再発防止処分や、
破防法の適用による教団解散という自滅の道だと
いくらなんでもわかっているだろうと思います。

ですが、被害者支援機構の弁護士の方は、
「アレフにやられるかもしれない」という一抹の不安をいだきながら、
それでも、アレフの問題を解決しようとされているのです。
縁あって、そのことを聞かせていただいたのです。

そして、麻原の家族の中には、麻原が「最終解脱者」と位置づけた
今現在20歳前後の長男・次男がいます。
(ただし、最近接触した人によれば、長男本人は、「最終解脱者」という
意識はないらしい)。

ですので、被害者支援団体や、私たちひかりの輪だけでなく、
当局、報道関係、社会全体が、この問題に関心を持ち、
アレフの問題が、速やかに、無事に解決するように
願っています。

89年の坂本弁護士の殺害は、オウム教団が、
社会の関心の隙を突いた形で起こってしまいました。

あの時は、「サンデー毎日」と教団の対立は、社会に、表に見えていましたが、
「サンデー毎日」に情報提供をしていた故坂本弁護士と
教団の対立関係は、社会には見えていなかったのです。

今回は、この問題に関係する全体を、社会が知ることで、
それに基づいて、アレフを、全体で、監視すればするほど、
不測の事態が起こる可能性は、いっそう低くなる
と思います。

そもそも、麻原の指示無しでは、不測の事態は起こらないとは思いますが、
それだけでなく、アレフが、速やかに観念して、
賠償の履行や、著作物使用の停止などに至り、
問題が無事に、そして、早く解決するようになる
と思います。


◆アレフは、未来の犯罪行為をなくすべき


17年前、上祐史浩は、オウム教団をマスコミ上で擁護する立場に回りました。
今回は、アレフの問題を告発し、解決するという逆の立場、
アレフに敵対する立場となっています。

ですが、これは、単純に、昔は、アレフの一員であって、
今はアレフの敵ということではありません。

本当は、本来は、みなが日本人であるので、
そもそも「アレフ対社会」と いう構図自体は、本質的なものではないと思います。

もちろん、私たちは、アレフを偽った覆面ヨーガ教室で、
一般の方が、詐欺の被害や、
「麻原無しでは地獄に落ちる」と思い込む精神的な被害や、
アレフ入会による家族崩壊といった被害がある現状において、
それを解決するために、
そして、オウム真理教事件の被害者の著作権侵害被害の回復と
被害賠償の促進のために、 この問題に言及しています。

しかし、それだけのためではありません。

かつての友人たちが、かつての私たちと同じように、
盲信ゆえに、妄想ゆえに、現実を受け入れられず、
麻原への帰依として、社会と妥協できずに対立を続け、
空しく自滅していくことを、なるべく回避したいという思いがあります。

アレフは、
賠償は最大限にしなければなりません。
足立のビルは退去・放棄しなければなりません。
オウム真理教の著作物も使用停止しなければなりません。

もしヨーガ教室をやりたいのならば、
輪廻転生説による脅しや、オウム事件の陰謀説を破棄し、
麻原・アレフから独立して、
自分たちなりのヨーガ教室をやらなければなりません。

これは、彼らにとっては辛いだろうと思います。

しかし、このまま突っ込めば、
著作権侵害は、刑事犯罪であり、
教団全体が摘発・逮捕されることにもなりかねません。

そして、上記のような脱法行為とも解釈されかねない出版物を出せば、
火に油を注ぎます。
過去の違法行為・犯罪行為はなくても、
未来の犯罪行為をなくすことは可能です

無用な対立、摘発、逮捕、崩壊を避けるべきではありませんか

そして、必死にやれば、麻原から独り立ちできるはずです。

実際、ひかりの輪は、麻原の信仰を払拭し、
麻原の教材を全て破棄し、
陰謀論を反省して、
事件への関与を認めてHP等で公表し、
賠償契約を締結・実行 し、
覆面布教ではなく、
SNSでも所属と実名を公開し、
自分たちなりに気付いた仏教等の智恵の教えを説き、
財務状態は苦しいものの、何とかこれまで生きてこれています。
 
◆アレフが上祐を「魔境」と排除したように、社会はアレフ「魔境」と見ている

さらに、これは運命でもあると感じさせられます。
アレフ教団の中で、2003年頃に、麻原色を薄めようとした上祐に対して、
今現在アレフに残っている人たちは、
上祐を「魔境」と断 じた、麻原の家族の指示に基づいて、
上祐の説法や書籍を使用禁止とし、麻原の教材だけを残しました。

そして、上祐や上祐とともに活動していた宗形などの人たちは
団体での活動が禁止され、事実上、幽閉 されるに至りました。
(その後、上祐は反旗を翻して、独立することになりましたが)。

しかし、社会から見れば、
アレフの人たちのほうが、「魔境」であり、違法行為をしているのです。
だから、アレフの麻原・オウム真理教の教材が使用禁止になり、
 逮捕・拘留される流れになるのは、
不当な弾圧ではなく、自然・必然な流れなのです。

アレフがアレフの価値観で、私たちにそうしたように、
社会は社会の価値観で、 アレフにそうするでしょう。

私たちは当時のことに怒りは持っていません。
だから、アレフも、必然・自然な結果として、
今の事態を、受け止めるべきだと思います。

この点で も、歴史は繰り返そうとしているということを思わざるをえません。

これを理解して、
無用な破滅・被害が、最小限になるようにできないものでしょうか?

それとも、(暴力行為はしないにしても精神的には)、麻原のように、
最後まで社会と戦って果てるという道を行くのですか?

それが麻原に帰依し、麻原と共に生きることだと、かたくなに、決めているなら、
かつての上祐のように、もはや、実際にその悲惨な結果を体験してみなければ、
もはや、その無知を越えて、先にも進むことはできないのかもしれません。

ですが、そうでもない自分が、少しでもいるのではないですか?
そうであれば、今こそ、この事実、現実を、
冷静に、客観的に、厳しく見て、妄想を脱却して、
大きな変化に適応しなければなりません。

自分たちの教祖と自分たちは、「特別の存在」であり、
「教祖に帰依していれば、全て奇跡的に上手くいくはずだ」
というのは、何度も繰り返されたオウム信者の、
自分勝手な、妄想ではないでしょうか。

その歴史がこれ以上繰り返されないことを願ってやみません。
しかし、アレフの行動を見ていると、
繰り返される可能性にも備えなければならないと考えています。
人は色々な経験をして、少しずつ進歩するものだと思いますが
ともかく、その歴史がこれ以上繰り返されないことを願ってやみません。

「団体」著作権と、「個人」著作権の違いを利用した、アレフ(オウム)の対抗策としてのヨガ本

(2012-07-05  22:08:44 の記事)

■「団体」著作権と、「個人」著作権の違いを利用した、アレフの対抗策としてのヨガ本


 アレフの著作権問題がついに公に報道され始めました。

 一連のオウム事件後、松本死刑囚の説法などが出版された初のケースとしてのテレビ報道です。

 
----------------------------------------------------------------------------------------

「オウム」勧誘の本を販売 松本死刑囚の説法も(12/06/28) 
http://www.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/220628063.html

テレビ朝日のニュース2012.06.28 22:35

 著作権者であるオウム事件の被害者支援団体の弁護士の方のコメントも報道されていました。


オウム被害者支援機構・中村裕二弁護士:

「過去の著作物ときちんと比較して、著作権法違反になるのかどうか、
 そういったことについてはきちんと精査する必要があると思います

----------------------------------------------------------------------------------------

 この問題が、いよいよ徐々に周知されていくようです。

先日、本ブログでも
アレフがヨガ本『チャクラとクンダリニー』を出版の記事を掲載しましたが、
この本のことです。

ただし、今回の報道された問題は、単純な著作権問題ではありません。

オウム真理教の著作物を無断で使用している問題で、
被害者団体に、著作権侵害を指摘され、追い詰められているアレフが、
それをかわすために、オウム真理教の書籍そのものではなく、
麻原の著作や麻原の説法の一部を使って、
(信者)個人の名義で、新しい本を出したということなのです。

この本の狙いは何でしょうか。
「団体」著作権と、「個人」著作権の違いを利用したアレフの対抗策なのです。

といいますのは、
アレフの広報担当者に最近接触した一般の方が本人から聞いたこととして、
著作権問題に対して、アレフが予定している反論は、

「麻原の著作物や説法は、麻原個人の著作権であり、
オウム真理教の著作権ではないから、
それを被害者団体に無断で使っても、著作権侵害にならない」

というものだというのです。

アレフは、被害者団体が有しているのは、「オウム真理教の著作権」であり、
「麻原個人の著作権」ではないとし、
今回の新しい出版物も、麻原の個人名義で出版された過去の書籍
『生死を超える』と、麻原の説法などを中心としして構成されています。

しかし、アレフが現在使っている教材の中には、オウム真理教時代に明らかに、
オウム真理教名義(オウム真理教のクレジット)で刊行されたものがありますが、
それも無断で使用しています(例えば、最近記事でご紹介した30万円の
『アレフ教学システム』)。

また、

 ① 麻原の著作物や説法が、本当に麻原個人の著作物であり、
   オウム真理教の著作物ではないのか、
 ② さらには、麻原個人の著作物であれば、麻原の起こした事件の被害者側
    に、無断で使用し続けられるものか、

については、弁護士の方には、よくおわかりになることと思います。

この点は、ここで書くと、ご迷惑をかける可能性があるので
控えさせていただきます。
場合によっては、証拠隠滅など、アレフを利することになるからです。

よって、わたしたちがアレフの人たちに願うことは、
アレフの人たちが、自分自身を客観的に厳しく見つめ、
どういった主張が裁判で通用し、通用しないかを冷静に判断することです。

自分たちの理屈・解釈の中で、いくら、「自分たちが正しい」と考えても
(思い込んでも)、現実には、裁判所が、社会が、それを認めないというのが、
これまでの圧倒的な流れだったはずです。

さらに、被害者支援団体は、弁護士の集団であり、
その理事長は、元日弁連会長(日本弁護士会のトップ)の方なのです。

この、アレフが罪を犯している事態が、正当な現実であり、
アレフが国家に「弾圧されている」わけではないのです。
罪を犯したから、訴えられている、ただそれだけなのです。


■歴史は繰り返される

そして、歴史は繰り返されるということがあります。

◎1989年

1989年、オウム真理教の苛烈な出家制度の問題を「サンデー毎日」が
取り上げました。その情報源は、故坂本堤弁護士でした。
  
そして、11月4日、坂本弁護士殺害事件が起こりました。
その後、オウム真理教は総選挙に出馬して惨敗し、
その後、熊本県波野村に信者が集団移転して、
そこで地域住民との大きなトラブルが発生しました。
  
◎2009年

その後、ちょうど20年たった2009年のことです。

私たちが2007年にアレフを脱会した2年後に、
アレフと被害者支援団体の対立が鮮明になったのです。
  
奇しくも、その被害者支援団体の弁護士の方は、
故坂本堤弁護士の同僚だった方々です。
被害者支援団体が求める賠償契約の更改をアレフが拒絶しました。
  
最初は更改に応じるそぶりを見せていたアレフは、
一転して態度が豹変したと弁護士の方々からお聞きしました。

さらに、アレフは、その弁護士の方が、
地域住民の集会で話された内容の一部を批判して、
「その謝罪が無ければ一切交渉に応じない」と主張・敵視し始めたのです。
  
ところが、そのアレフの批判は、どんな内容だったかというと、
「弁護士の方が、アレフが予定する賠償金額をアレフが報告した額よりも
 多少多めに言った」というだけのことでした。
つまり、ある意味で、アレフに有利な話なのですから、
揚げ足取りとしか思えないことです。
  
しかし、その後ずっと、アレフは、この批判と謝罪の要求の一点張りだそうです。
  
被害者団体が、昨年2011年に、「著作権侵害をやめるように」
通知した際さえ、そうだとお聞きしています。

そして、アレフと被害者支援団体の対立が鮮明になった2009年に、
私たちは、支援団体の弁護士の先生方に呼ばれて、

「なぜ、アレフが強硬な路線に転じたと思う か、
 私たちが推察できることがないか」
を尋ねられました。
  
その会合の日が、何と2009年11月4日で、
故坂本堤弁護士の20年目の命日だったのです。
  
私たちにとって、それは衝撃的な出来事でした。
20年の時を経て、坂本弁護士の同僚の弁護士の先生と、
オウム真理教を継承したアレフが、再び対立しているという構図です。
歴史は繰り返すということを思わずにいられませんでした。
  

2010年
  

そして、その翌年、アレフは、東京の足立区に大型ビルを購入し、
信者が集団移転しました。

地域住民問題が発生しました。
足立区は特別条例をもって対抗しました。

まるで、89年の坂本弁護士との対立の翌年に、
熊本県波野村に集団移転したのと同じように・・・。
「歴史は繰り返す」ということを思わずにいられませんでした。

また、最近最もアレフ問題に関心を持っている週刊誌は、
少なくともその一つは、今回もまた、サンデー毎日のようです。
先日は、「サンデー毎日」の取材をお受けしました。
  
その記事は、被害者の弁護士や江川紹子氏のコメントも載せて、
アレフの問題の大きさを指摘していました。

ここでも、歴史は繰り返すのかもしれません。
なお、このコメントの中には、ひかりの輪とアレフの違いが、
ある程度表現されているものがありました。

カルトやオウム問題に詳しい紀藤正樹弁護士は、『サンデー毎日』(2012年7月1日
号)誌上で、次のように語っています。

----------------------------------------------------------------------------------------

  「ひかりの輪はアレフから追い出された少数派であり、教団というよりサークルに近い。
   サリン事件のようなことをやれば団体として大変なことになると分かっていた幹部連中が
  追い出された。
   …サリン事件を体験していない人たちが幹部となったアレフには、『事件には何かしらの
  意味があった』と思っているような信者が残りました。
   アレフ信者の麻原彰晃に対する信仰の度合いは95年以前と同じで、むしろ個人崇拝、帰
   依度は高まっている。昔との違いは、サリンを作るような施設がない点だけです…
   今もアレフが勢力を拡大している事実を深刻に受け止めないといけません。」


----------------------------------------------------------------------------------------

◆歴史が繰り返されないために、社会全体の関心を


今回は、アレフが、弁護士を殺害するなどの暴力事件はないと思います。
なぜなら、アレフの教義では、殺人を正当化できるのは、
最終解脱者の麻原だけだからです


次の記事に続きます。

「団体」著作権と、「個人」著作権の違いを利用した、アレフ(オウム)の対抗策としてのヨガ本

(2012-07-05  22:08:44 の記事)

■「団体」著作権と、「個人」著作権の違いを利用した、アレフの対抗策としてのヨガ本


 アレフの著作権問題がついに公に報道され始めました。

 一連のオウム事件後、松本死刑囚の説法などが出版された初のケースとしてのテレビ報道です。

 
----------------------------------------------------------------------------------------

「オウム」勧誘の本を販売 松本死刑囚の説法も(12/06/28) 
http://www.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/220628063.html

テレビ朝日のニュース2012.06.28 22:35

 著作権者であるオウム事件の被害者支援団体の弁護士の方のコメントも報道されていました。


オウム被害者支援機構・中村裕二弁護士:

「過去の著作物ときちんと比較して、著作権法違反になるのかどうか、
 そういったことについてはきちんと精査する必要があると思います

----------------------------------------------------------------------------------------

 この問題が、いよいよ徐々に周知されていくようです。

先日、本ブログでも
アレフがヨガ本『チャクラとクンダリニー』を出版の記事を掲載しましたが、
この本のことです。

ただし、今回の報道された問題は、単純な著作権問題ではありません。

オウム真理教の著作物を無断で使用している問題で、
被害者団体に、著作権侵害を指摘され、追い詰められているアレフが、
それをかわすために、オウム真理教の書籍そのものではなく、
麻原の著作や麻原の説法の一部を使って、
(信者)個人の名義で、新しい本を出したということなのです。

この本の狙いは何でしょうか。
「団体」著作権と、「個人」著作権の違いを利用したアレフの対抗策なのです。

といいますのは、
アレフの広報担当者に最近接触した一般の方が本人から聞いたこととして、
著作権問題に対して、アレフが予定している反論は、

「麻原の著作物や説法は、麻原個人の著作権であり、
オウム真理教の著作権ではないから、
それを被害者団体に無断で使っても、著作権侵害にならない」

というものだというのです。

アレフは、被害者団体が有しているのは、「オウム真理教の著作権」であり、
「麻原個人の著作権」ではないとし、
今回の新しい出版物も、麻原の個人名義で出版された過去の書籍
『生死を超える』と、麻原の説法などを中心としして構成されています。

しかし、アレフが現在使っている教材の中には、オウム真理教時代に明らかに、
オウム真理教名義(オウム真理教のクレジット)で刊行されたものがありますが、
それも無断で使用しています(例えば、最近記事でご紹介した30万円の
『アレフ教学システム』)。

また、

 ① 麻原の著作物や説法が、本当に麻原個人の著作物であり、
   オウム真理教の著作物ではないのか、
 ② さらには、麻原個人の著作物であれば、麻原の起こした事件の被害者側
    に、無断で使用し続けられるものか、

については、弁護士の方には、よくおわかりになることと思います。

この点は、ここで書くと、ご迷惑をかける可能性があるので
控えさせていただきます。
場合によっては、証拠隠滅など、アレフを利することになるからです。

よって、わたしたちがアレフの人たちに願うことは、
アレフの人たちが、自分自身を客観的に厳しく見つめ、
どういった主張が裁判で通用し、通用しないかを冷静に判断することです。

自分たちの理屈・解釈の中で、いくら、「自分たちが正しい」と考えても
(思い込んでも)、現実には、裁判所が、社会が、それを認めないというのが、
これまでの圧倒的な流れだったはずです。

さらに、被害者支援団体は、弁護士の集団であり、
その理事長は、元日弁連会長(日本弁護士会のトップ)の方なのです。

この、アレフが罪を犯している事態が、正当な現実であり、
アレフが国家に「弾圧されている」わけではないのです。
罪を犯したから、訴えられている、ただそれだけなのです。


■歴史は繰り返される

そして、歴史は繰り返されるということがあります。

◎1989年

1989年、オウム真理教の苛烈な出家制度の問題を「サンデー毎日」が
取り上げました。その情報源は、故坂本堤弁護士でした。
  
そして、11月4日、坂本弁護士殺害事件が起こりました。
その後、オウム真理教は総選挙に出馬して惨敗し、
その後、熊本県波野村に信者が集団移転して、
そこで地域住民との大きなトラブルが発生しました。
  
◎2009年

その後、ちょうど20年たった2009年のことです。

私たちが2007年にアレフを脱会した2年後に、
アレフと被害者支援団体の対立が鮮明になったのです。
  
奇しくも、その被害者支援団体の弁護士の方は、
故坂本堤弁護士の同僚だった方々です。
被害者支援団体が求める賠償契約の更改をアレフが拒絶しました。
  
最初は更改に応じるそぶりを見せていたアレフは、
一転して態度が豹変したと弁護士の方々からお聞きしました。

さらに、アレフは、その弁護士の方が、
地域住民の集会で話された内容の一部を批判して、
「その謝罪が無ければ一切交渉に応じない」と主張・敵視し始めたのです。
  
ところが、そのアレフの批判は、どんな内容だったかというと、
「弁護士の方が、アレフが予定する賠償金額をアレフが報告した額よりも
 多少多めに言った」というだけのことでした。
つまり、ある意味で、アレフに有利な話なのですから、
揚げ足取りとしか思えないことです。
  
しかし、その後ずっと、アレフは、この批判と謝罪の要求の一点張りだそうです。
  
被害者団体が、昨年2011年に、「著作権侵害をやめるように」
通知した際さえ、そうだとお聞きしています。

そして、アレフと被害者支援団体の対立が鮮明になった2009年に、
私たちは、支援団体の弁護士の先生方に呼ばれて、

「なぜ、アレフが強硬な路線に転じたと思う か、
 私たちが推察できることがないか」
を尋ねられました。
  
その会合の日が、何と2009年11月4日で、
故坂本堤弁護士の20年目の命日だったのです。
  
私たちにとって、それは衝撃的な出来事でした。
20年の時を経て、坂本弁護士の同僚の弁護士の先生と、
オウム真理教を継承したアレフが、再び対立しているという構図です。
歴史は繰り返すということを思わずにいられませんでした。
  

2010年
  

そして、その翌年、アレフは、東京の足立区に大型ビルを購入し、
信者が集団移転しました。

地域住民問題が発生しました。
足立区は特別条例をもって対抗しました。

まるで、89年の坂本弁護士との対立の翌年に、
熊本県波野村に集団移転したのと同じように・・・。
「歴史は繰り返す」ということを思わずにいられませんでした。

また、最近最もアレフ問題に関心を持っている週刊誌は、
少なくともその一つは、今回もまた、サンデー毎日のようです。
先日は、「サンデー毎日」の取材をお受けしました。
  
その記事は、被害者の弁護士や江川紹子氏のコメントも載せて、
アレフの問題の大きさを指摘していました。

ここでも、歴史は繰り返すのかもしれません。
なお、このコメントの中には、ひかりの輪とアレフの違いが、
ある程度表現されているものがありました。

カルトやオウム問題に詳しい紀藤正樹弁護士は、『サンデー毎日』(2012年7月1日
号)誌上で、次のように語っています。

----------------------------------------------------------------------------------------

  「ひかりの輪はアレフから追い出された少数派であり、教団というよりサークルに近い。
   サリン事件のようなことをやれば団体として大変なことになると分かっていた幹部連中が
  追い出された。
   …サリン事件を体験していない人たちが幹部となったアレフには、『事件には何かしらの
  意味があった』と思っているような信者が残りました。
   アレフ信者の麻原彰晃に対する信仰の度合いは95年以前と同じで、むしろ個人崇拝、帰
   依度は高まっている。昔との違いは、サリンを作るような施設がない点だけです…
   今もアレフが勢力を拡大している事実を深刻に受け止めないといけません。」


----------------------------------------------------------------------------------------

◆歴史が繰り返されないために、社会全体の関心を


今回は、アレフが、弁護士を殺害するなどの暴力事件はないと思います。
なぜなら、アレフの教義では、殺人を正当化できるのは、
最終解脱者の麻原だけだからです


次の記事に続きます。

アレフが、ヨガ本『実践・チャクラとクンダリニー』を出版

(2012-06-24  13:30:27の記事)

「冬凰社」という
出版社から、10日ほど前に出版された一冊のヨガ本
真田英行『実践・チャクラとクンダリニー 覚醒・解脱へ導くヨーガの奥儀』
が、
じつはアレフが出したものであると、情報提供をいただきましたので、取り急ぎ、お知らせします。

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実践・チャクラとクンダリニー――覚醒・解脱へ導くヨーガの奥儀実践・チャクラとクンダリニー――覚醒・解脱へ導くヨーガの奥儀
(2012/06/15)
真田 英行

商品詳細を見る


書籍名: 実践・チャクラとクンダリニー 覚醒・解脱へ導くヨーガの奥儀
著者: 真田英行
判型:四六判、ソフトカバー
ページ数:368ページ
発売日:2012年6月15日
ISBN:978-4-9905909-0-1
在庫:在庫あり
定価:1,680円(税込)

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■「冬凰社」はアレフの会社

さっそく、
冬凰社のホームーページを見てみると、以下の記載がありました。
社長の竹井宏明氏は、現アレフ編集部の出家信者ですから、
間違いありません。

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◎冬凰社会社概要

出版社:有限会社 冬凰社
代表者     取締役社長 竹井宏明
http://www.touousha.com/index.html
所在地     〒340-0821 埼玉県八潮市伊勢野501
連絡先     電話:048-999-5632
 FAX :048-999-5711
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現在のところ、
ジュンク堂や紀伊國屋書店など大手書店でも取り扱っておらず、
アマゾンかこの出版社の冬凰社からの直接購入しか方法はないよう
です。
  
アマゾンにはすでに
  
届いてビックリAlph(元オウム真理教)だったのね…。
  
やっと出逢えた、巷で流行りのヨガ本には記されてない、
チャクラとクンダリニーの真実が書かれている」

という、対照的なレビューがついています。


■アマゾンの内容紹介をよく見ると・・・「
Alephに伝わる奥義書」と記載

最後から二段落目に、

また、「ヨーガの奥儀を極めたい」と思っている上級者の方のためには、
さらに上のステップである、サマディ・解脱に至るまでの具体的な実践法を、
体験談とともに詳説しました。Alephに伝わる奥義書の一部もここに公開!

と、ここに、Aleph=アレフの記載がありました。

■著者・真田英行について

著者紹介には以下の記述があります。
この名前は、ペンネームと思われます。
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ヨーガを探究すること25年。ヨーガ発祥の地インドのみならず、
スリランカ、チベット等の国々を訪れ、
ヨーガの実践やインド哲学の研究、仏教思想の研究を行なっている。
本書は、各種ヨーガの中でも、主にクンダリニー・
ヨーガにポイントを絞った研究の集大成である。      
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■アレフのヨガは、心身の健康を損ねる恐れがあります。

4月に、以下の記事でお知らせしました通り、
>>★リンク準備中【アレフの修行の危険性③アレフのヨーガの修行は、
心身の健康を損ねる恐れがある】 

 (1) 正統ではない使い方をしている
 (2) 慢心をもたらす使い方をしている
 (3) 心身に負担がかかる


という大きな問題をはらんでいます。
ぜひ、【アレフの修行の危険性③アレフのヨーガの修行は、心身の健康を損ねる恐れがある】 
をご一読ください。


■ブログ読者の方にお願い

このヨガ本が、麻原を信奉するアレフが出版しているという事実
を、可能な限り広めていただけるようお願いいたします。

そして、アレフが麻原を盲信し、オウム事件を陰謀として、被害者賠償契約を行わず、
詐欺的勧誘をヨガを使って行っていて
つい最近も、アレフを偽装する覆面ヨガ教室で、「詐欺罪」で逮捕者が出ており、
著作権違反を行い、現在被害者支援機構による調停の最中であり、
現在進行形で犯罪を犯している団体であることを。

この本が詐欺的勧誘のツールにならないよう
気付いた者がそれぞれに、できることを行う必要を感じております。

よろしくお願いいたします。

アレフ: サークルを通じ学生を勧誘 オウム事件知らない世代(毎日新聞6月24日)

(2012-06-26 00:11:33 の記事)

 6月24日、アレフに関して、以下のニュースが出ました。


----------------------------------------------------------------------------------------

「アレフが、サークルを通じ学生を勧誘 
 オウム事件知らない世代」(毎日新聞6月24日)

http://mainichi.jp/select/news/20120624k0000e040101000c2.html
毎日新聞 2012年06月24日 09時35分(最終更新 06月24日 10時51分)                                     

 相談を受けた大学は、代表の学生から事情を聴いた。代表はオウム真理教から改称した主流派のアレフの信徒と判明。サークルで教団の勧誘をしていた実態が明らかになった。大学は「本来の目的を隠したダミー団体は認められない」との理由で、活動をやめるよう通告した。

 公安調査庁は、アレフが現在も松本死刑囚への絶対的帰依を徹底しているとみる。
 現在の信徒は約1300 人。今年に入ってからも約80人を新たに獲得した。大学構内での勧誘と並び、共通の趣味などを情報交換する会員制のインターネットサービス(SNS)上 で、ヨガや癒やしなどに興味がある人に近づく手法が多い。勧誘時にアレフの名前を出すことはないという。・・・・(略)

------------------------------------------------------------------------

 アレフが、関西の私立大学の構内で、アレフを隠したダミーサークル「オールジャンルサークル」として勧誘活動していることが発覚し、大学側がやめるよう通告したとのことです。

 わたしたちは、アレフが、アレフを隠したダミーの覆面ヨガ教室で、全国的に、洗脳的・詐欺的な勧誘活動を行っている問題を訴えてきましたが、最近も、何人かの勧誘された大学生から相談を受けたり、
情報を提供していただいたりしました。

 このサークルは、「関西の私立大学」とのことですが、関西では、これまで、ブログでご紹介しただけでも
(ご本人がアレフを恐がり、載せられない例もあります)以下の情報がありました。


●大阪での、書店での勧誘(=「書店キャッチ」といわれている)の実例

 大阪や名古屋では、以下の実例がありました。

>>1 大阪・梅田の紀伊国屋書店の、精神世界や心理学のコーナーで勧誘を
受けた大学生の例

>>2 同じく、大阪・梅田の紀伊國屋書店で勧誘を受けた20代男性の事例

 この日がなければ、今でも麻原・アレフに相当入れ込んで精神的に出てこれなかった(20代男性大阪 )

>>3 大阪・梅田のジュンク堂で勧誘を受け、アレフに入信、脱会できた20代女性の例

>>4 菊地容疑者とともに「オウム真理教の陸上部=世界記録達成部」だったアレフ信者が、名古屋で覆面勧誘


●何らかのさらなる対応が必要とされています


 アレフでは、アレフを隠した覆面ヨガ教室関連で、刑事事件が起こっています。

>>5月30日、詐欺容疑でアレフ信者が3人逮捕

>> 6月21日、ヨガと偽りアレフ入会金詐取事件、2容疑者を起訴 大津地検(産経新聞)

起訴されました。

 本ブログでは、6月1日に、アレフの詐欺的なヨガ教室(アレフを偽装したヨガ教室)の全面活動停止を求めました。

 そしてこれまでも、知り得た可能な限りの情報を告発していますが、こうした続いている相談からは、その手口をやめる気配が感じられません。

 ひかりの輪では、昨年までに50人、今年に入ってからも15人以上の方の脱会支援をしましたが、
それは、わたしたちのブログの告発情報を見て、「怪しい、もしかして・・・」と気付いてコンタクトしてくれた
方にすぎません。

 本日、記事を出しましたが、なんらかの形で、活動禁止の手段が必要と思います。

 この毎日新聞のニュースには、公安調査庁によると、「アレフの現在の信徒は約1300人、今年に入って約80人を新たに獲得」と書いてありました。

 それなのになぜ、公安調査庁はアレフの膨張を阻止できる「再発防止処分」を、アレフに適用しないのでしょうか?
 適切な対応を望んでおります。

 詳細は以下の記事に掲載しています。

>>公安調査庁が、「アレフの危険な膨張」を、放置している問題



大阪:サークルを通じ学生を勧誘、書店キャッチ、勧誘の実態リスト

(2012-06-26 00:11:33 の記事)

 2012年6月24日、アレフに関して、以下のニュースが出ました。



----------------------------------------------------------

 「アレフが、サークルを通じ学生を勧誘 オウム事件知らない世代」(毎日新聞6月24日)

http://mainichi.jp/select/news/20120624k0000e040101000c2.html
毎日新聞 2012年06月24日 09時35分(最終更新 06月24日 10時51分)                                     

相談を受けた大学は、代表の学生から事情を聴いた。代表はオウム真理教から改称した主流派のアレフの信徒と判明。サークルで教団の勧誘をしていた実態が明らかになった。大学は「本来の目的を隠したダミー団体は認められない」との理由で、活動をやめるよう通告した。公安調査庁は、アレフが現在も松本死刑囚への絶対的帰依を徹底しているとみる。
現在の信徒は約1300 人。今年に入ってからも約80人を新たに獲得した。大学構内での勧誘と並び、共通の趣味などを情報交換する会員制のインターネットサービス(SNS)上 で、ヨガや癒やしなどに興味がある人に近づく手法が多い。勧誘時にアレフの名前を出すことはないという。・・・・(略)

 ------------------------------------------------------------------------
アレフが、関西の私立大学の構内で、アレフを隠したダミーサークル「オールジャンルサークル」として勧誘活動していることが発覚し、大学側がやめるよう通告したとのことです。わたしたちは、アレフが、アレフを隠したダミーの覆面ヨガ教室で、全国的に、洗脳的・詐欺的な勧誘活動を行っている問題を訴えてきましたが、最近も、何人かの勧誘された大学生から相談を受けたり、
情報を提供していただいたりしました。 
このサークルは、「関西の私立大学」とのことですが、関西では、これまで、ブログでご紹介しただけでも
(ご本人がアレフを恐がり、載せられない例もあります)以下の情報がありました。 


●大阪での、書店での勧誘(=「書店キャッチ」といわれている)の実例


 
大阪や名古屋では、以下の実例がありました。

>1 大阪・梅田の紀伊国屋書店の、精神世界や心理学のコーナーで勧誘を受けた大学生の例


>2 同じく、大阪・梅田の紀伊國屋書店で勧誘を受けた20代男性の事例

 
この日がなければ、今でも麻原・アレフに相当入れ込んで精神的に出てこれなかった(20代男性大阪)



>3 大阪・梅田のジュンク堂で勧誘を受け、アレフに入信、脱会できた20代女性の例


>4 菊地とともに「オウム真理教の陸上部=世界記録達成部」だったアレフ信者が、名古屋で覆面勧誘



大阪府での勧誘活動の実態
偽装ヨガ教室 
きっかけ: 梅田の書店の、精神世界や心理学コーナーなどで、声をかけられた複数の情報あり。 
その後、メールの交換、お茶をし、ヨガ教室に勧誘の複数情報があり。

主催地: 大阪市内 今里駅近辺

ヨガの先生や、勧誘員: こ○げ(名字)  30代 女性 在家信者)、か○○た(女性、在家信者)、S(男性、40代男性)など、

勧誘員、先生: 他にも多数いると思われる
指導法: 個人指導、教室指導などいろいろなパターンあり 

・偽装ヨガ教室に勧誘された実例のあるmixiアカウント  碧 http://mixi.jp/show_friend.pl?id=4442837

公共の利益に関して
※現在、アレフであることを隠して、アレフ信者が運営する(覆面)ヨガ教室が犯罪・社会問題にも発展してiいます。詳しくは以下のページをご覧ください。
>>アレフの現在の問題などの報道ページへ
社会問題となっている中で、わたしたちはこれまで、そうした地域で、アレフからの勧誘を受けた方からの相談から詳細な情報
提供もあり、詳細を知り得ています。
覆面ヨガ教室などにより、信者数を急増

 報道によると、アレフは、団体の規模も、出家者は推定200名前後と大規模で、ニュースにもある詐欺的・
洗脳的な教化によって、昨年2011年だけでも200名以上の新規信者を獲得し、2012年の前半で80名以上獲得したとのことで、構成員は1300名を超えて急増させています。

事件被害の賠償契約の不履行
 一方、オウム事件の賠償契約は不履行で、契約の更改は拒絶し、
第三者として寄付をするのみです (その理由は、寄付ならば関与を認めたことにならず、教団防衛になるから)。
・アレフ信者の資金に
 その一方、経済報告をする対象もない中で、
流動資産が4億にも上り、都内に大型のビル物件を取得し、資金力も急増させています。アレフ信者が運営する覆面ヨガ教室の受講料は、実質的にアレフ信者の資金となっています。

被害者支援機構より、調停申し立て中
 また、現在、オウム真理教犯罪被害者支援機構より、賠償の支払いと、
オウム真理教の教材(著作権が支援機構にある)を、無断で販売しないよう求める調停を申し立てられています。
 こうした状況のアレフ信者ら、オウム事件を「オウムの犯行ではなく何者かの陰謀」との虚偽を流布したり、「事件を正当化したりする」などの言動が、著しく社会的な規範に反しており、洗脳的=詐欺的な行為の疑いがあり、大きく被害者支援機構との賠償契約に反していること、そして、本ブログに多数の問い合わせが続いていることを深く憂慮し、公共の利益に鑑みて、やむなくプライバシー権を考慮しても、イニシャルのみ、公表することにいたしました。
●何らかのさらなる対応が必要とされています

 
アレフでは、アレフを隠した覆面ヨガ教室関連で、刑事事件が起こっています。


>>5月30日、詐欺容疑でアレフ信者が3人逮捕

>> 6月21日、ヨガと偽りアレフ入会金詐取事件、2容疑者を起訴 大津地検(産経新聞)

起訴されました。

 本ブログでは、6月1日に、アレフの詐欺的なヨガ教室(アレフを偽装したヨガ教室)の全面活動停止を求めました。

 そしてこれまでも、知り得た可能な限りの情報を告発していますが、こうした続いている相談からは、その手口をやめる気配が感じられません。

 ひかりの輪では、昨年までに50人、今年に入ってからも15人以上の方の脱会支援をしましたが、
それは、わたしたちのブログの告発情報を見て、「怪しい、もしかして・・・」と気付いてコンタクトしてくれた
方にすぎません。

 本日、記事を出しましたが、なんらかの形で、活動禁止の手段が必要と思います。

 この毎日新聞のニュースには、公安調査庁によると、「アレフの現在の信徒は約1300人、今年に入って約80人を新たに獲得」と書いてありました。

 それなのになぜ、公安調査庁はアレフの膨張を阻止できる「再発防止処分」を、アレフに適用しないのでしょうか?
 適切な対応を望んでおります。

 詳細は以下の記事に掲載しています。




>>公安調査庁が、「アレフの危険な膨張」を、放置している問題




アレフの詐欺的なヨガ教室(アレフを偽装したヨガ教室)の、全面活動停止を求めます。

(2012-06-01  14:52:13 の記事)

 これまで、本ブログでは、5年前以上前に脱会したアレフ(旧オウム)が行っている覆面ヨーガ教室による、詐欺的な洗脳教化の問題について、指摘してきました。

 アレフの覆面ヨーガ教室とは、アレフが運営しているのにもかかわらず、アレフであることを隠したヨーガ教室(アレフを偽装したヨーガ教室)で、「アレフ」に入信させることを目的とした「準備段階」のヨガ教室のことです。

 彼らは、それによってまず人間関係を作って、(最初からアレフと明かすと人間関係が作れないため)、
その後、長時間にわたって、「オウム真理教事件は陰謀である」という、段階的な洗脳的教化を行った後に、

「ヨガ教室の、上級の道場、第二段階が、じつはアレフである」

と明かして、アレフに入会させるものです。

 これまで告発してきたその段階的な洗脳的教化の実態は、以下の記事にあります。

>>2 アレフの洗脳的教化のパターン ① アレフと素性を隠して、覆面ヨガ教室に勧誘する


>>3 アレフの洗脳的教化のパターン② 「(覆面)ヨガ教室」で、ヨガのクラスや、ヨガ理論・輪廻転生論の「勉強会」を行う


>>4 アレフの洗脳教化のパターン③ 陰謀論の植え付け


>>5 アレフ洗脳教化のパターン④ 「オウム事件は何者かの陰謀」と言い、入信させる



 そして、わたしたちは、こうした手法で、結果として、アレフに、布施ないし支払いをさせる結果となれば、
他人を騙して利得を得るという「詐欺罪」となる可能性があると指摘してきました。


>>8 アレフの洗脳的教化は、詐欺・恐喝・不法行為に当たる可能性がある(2012年2月19日)


 そして、この問題の被害者の方々の相談窓口・告発窓口も、本ブログの中に設定したところ、窓口あてに、多くのご相談が寄せられ、覆面ヨガ教室からの脱会、アレフへの入会の阻止、脱アレフへの支援がずっと続いています。

>>アレフ入信を未然に防止した実例

>>アレフ脱会の成功事例(再掲載準備中)



 こういったことが全国中で行われているのです。

 以下は、これまでわたしたちが、洗脳的教化の被害者の方々からいただいた情報ですが、それだけでもこれだけあります。

 ・北海道 札幌
 ・東京都 西荻窪近辺
 ・大阪府 今里駅近辺
 ・愛知県 名古屋
 ・石川県 金沢


>>アレフを隠した覆面ヨガ教室・関係者・実地場所リスト(再掲載準備中)


 よって、このブログの場を借りて、改めて、アレフに対し、

「詐欺的なヨーガ教室の全面的な即時停止」


を呼びかけたいと思います。

 これは、アレフのヨーガ教室を通した詐欺的な洗脳教化の被害者の方々のみならず、アレフ信者・団体にとっても、こうした摘発を受ける結果となり、大きな不利益になるものだったということに、今こそ気づくべきだと思います。

 布教は、合法的な手段で行わなければなりません。

 最後に、すでにブログでも指摘しておりますが、オウム真理教の被害者の支援団体が、かねてから主張している著作権侵害の問題、すなわち、被害者団体が所有しているオウム真理教の著作物を、アレフが無断使用している問題も、違法であり、犯罪です。

 これも、裁判所や世間一般には通らない、「自分たちの世界の中だけの屁理屈」で無視していると、(例えば、「著作権は被害者団体のものではなく、麻原個人のものだ」などと主張して)、摘発されることになるのではないでしょうか。

オウム問題の最終決着②――迅速な麻原の死刑執行を

(2012-06-17  18:41:06の記事)

 オウム問題の最終決着のためには、前回の記事「オウム問題の最終決着を①――アレフの著作権侵害と、賠償不履行問題/アレフ信仰脱却支援」以外に、残る問題とは、以前から本ブログで告発し続けていますが、

② 麻原死刑囚を含め、法に基づく適切な裁きの実行


です。

 それについては、本ブログに以下の見解を掲載してきました。

>>麻原死刑執行が遅れている問題に対する、行政の十分な対応を求めます

 今回、上祐史浩が私見として、死刑執行の見解をブログで述べていますので、以下に転載します。

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■麻原の刑の執行

 最終的な決着とも言うべき、麻原を含めた、刑の執行は、逃亡犯の出頭によって、若干延期される流れはやむを得ないと思います。

 とはいえ、法解釈によっては、今でも死刑執行は可能であり、法務省は年内執行の意思もあるという情報もあり
http://www.asagei.com/3616また、オウム事件後の法改正により、裁判手続きが迅速化していることや、早期執行を求める国民世論を考えれば、それほど先のことにはならないと思います。

 その中で重要なことは、新聞メディアの報道などによると、法務省は、(早急な)死刑執行が、(アレフ信者による)不測の事態を招く可能性があることを懸念していることです。

 私の見解では、今のアレフが、外部社会に暴力行為をはたらく可能性は、麻原の指示無しでは難しいし、
教団を裏から支配している麻原家族の性格的な傾向からしても、その可能性は低いと思います。

 ただ、自殺や精神的な健康の被害の可能性を含めれば、法務省の懸念は当然であろうと思います。

 その中で、そういった不測の事態(に巻き込まれる人)を最小限にし、刑の執行を最大現円滑にする手段が、アレフ教団の解体に他なりません

 ここでも、理想は、アレフ自体が、自分で現実を直視し、過去を反省・総括し、違法行為となる麻原教の布教をやめ、最大限の賠償をすることです。

 そうしないから、団体の解体が必要になってくる。

 なお、私個人は、何人の生命も尊ぶべき宗教の道にある者として、「理想」としては、麻原が自ら反省し、信者の呪縛を解き、賠償を呼びかけ、一生を償いに生きることだと考えています。

 また、日弁連や国家議員の一部は死刑制度廃止を唱えている現状も理解しています。

 しかし、現実は、そうなりそうになく、被害者の方の死刑を求める感情は当然の如く強く、国民世論もそうである中で、「現実の中での最善の選択」は、麻原の死刑執行であり、麻原警視の後の死刑廃止の国民的な議論の開始であろうと考えています。

 また、現在のアレフは、自分たちが麻原への帰依を深めるほど、(麻原と神の力で)刑の執行が回避されると考え、去年から、帰依の修行を強化させており、平田容疑者等の出頭・逮捕によって、死刑が遅れる可能性が出てきたことが、
「自分たちの帰依の成果だ」と考えて喜んでいるという情報もあります。

 こうした盲信が増大し、その盲信の元で、事件を陰謀とする洗脳的な強化に、事件を知らない若者を中心とした、新しい人たちを巻き込んでいっているとすれば、やはり彼らの盲信を砕くために、毅然と刑の執行をすべきということにもなろうと思います。

 ここでも、理想は、彼ら自身がそうしたことを自らやめ、早期の執行の必要性を減らしていくことなのですが。盲信は自滅を呼ぶ。

 ただ、以上は、私の私見であり、刑の執行の是非の問題は、最終的には、国民的な議論と司法当局の判断に委ねるべきことですから、これら全体を踏まえて、この問題に関する詳細な見解は、HPに次のように掲示しております。

>>麻原死刑執行が遅れている問題に対する、行政の十分な対応を求めます



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明日9月17日~18、札幌に出張します。アレフ脱却のご相談お受けします。

 明日、9月17日~18日の2日間、ひかりの輪の上祐代表や、細川、水野、吉田などの担当者が、札幌に出張します。

 札幌は、アレフ問題について、活発に勧誘がなされている場所です。

>>「アレフ新規信者、北海道で突出…全国の36%」

 北海道在住で、悩んでいらっしゃる方は、ぜひ、この機会にご連絡ください。

 お待ちしております。

 17日は、12時から、勉強会を行っています。

 この勉強会にご参加いただいてもよいですし、それ以外にも、札幌市内にて、ご都合のよいお時間に、個別のご相談をお受けしています。

 以下までご連絡、お問い合わせをお待ちしています。

 担当:吉田恵子
連絡先:080-6583-5869
sendai@hikarinowa.net

公安調査庁が、「アレフの危険な膨張」を、放置している問題

(2012-06-25  17:23:13の記事)

(※初回掲載時〈6/24掲載〉に加筆して改訂)


●公安調査庁はアレフの膨張を放置している


 昨年来、アレフが信者数を急速に増加させておりついに1000人を超えた
ついに1000人を超えたという報道がよく見られるようになりました。

 アレフは、いまだに麻原彰晃を絶対的に崇拝しています。

 さらに、

オウム事件は、オウムが犯人と見せかける陰謀組織によるものあって、オウムは無実」

などという陰謀論を唱えたり、

実はオウム事件は、麻原尊師の深いお考えによって起こされたものだ

などと述べて正当化したりするなど、危険な傾向を有しています。


 こうした危険な教義を、新たに多くの若者に注入しているアレフを、このまま放置しておくことはできません。

 本来ならば、公安調査庁こそが、真っ先にアレフに対して有効な処分を下して、その危険な膨張を阻止するべきです。

 たとえば、現在アレフに対して科している「観察処分」よりも、さらに重い「再発防止処分」を適用すれば、アレフは一切の勧誘活動が禁じられるのですから、その膨張は容易に阻止できるはずです。

 しかし、公安調査庁は、実際には何もしていません。

 「アレフは危険だ」と宣伝しながら、観察処分に基づいてアレフから報告を受けている教団施設だけを時々立入検査している程度です。

 そのようなことをいくら繰り返しても、アレフの勧誘活動や、洗脳行為、その膨張を阻止することは全くできません。現に、観察処分下において、どんどんアレフの信者数は増え続けてきました。

 つまり、公安調査庁は、アレフの危険な膨張を放置し、文字通り「観察」しているだけにすぎないなのです。


●なぜ再発防止処分が適用できないのか


 こうしている間にも、多くの若者がアレフに取りこまれて、危険な教義を刷り込まれているというのに、公安調査庁は、なぜ「再発防止処分」を適用することなく、単にアレフを放置しているのでしょうか?

 理由はいくつか考えられます。

 第一に、再発防止処分を適用するには、一定の厳しい要件が必要なので、慎重になっているのかもしれません(要件の詳細は後述します)。

 第二に、一般的によく言われることですが、オウム対策を“看板業務”にしている公安調査庁にとって、アレフ問題が全面解決せず、ある程度アレフが膨張して話題になり続ける方が、組織の存立にとって好都合であるということもあるのかもしれません。

 しかし、以上のような理由をクリアして、いざ本当に再発防止処分を適用しようとしても、公安調査庁には、それができない理由がまだあるのです。

 それは、公安調査庁が、「アレフとひかりの輪とは同一の団体である」という誤った考え方を持っているからなのです。そのことを以下に順をおってご説明します。


●ひかりの輪とアレフは別の団体


 実際のところ、ひかりの輪がアレフと全く別の団体であるということは、その発足の経緯や活動内容からも明らかです。
 そもそもアレフ内部において、麻原への絶対視やオウム事件の正当化に疑問を感じた者たちが、事件を反省・総括し、麻原を否定・超克する思想を探究し、アレフから脱却してきて設立したのが、ひかりの輪でした。

 そして、ひかりの輪は、アレフ信者に対して、麻原やオウム事件の誤りを説き、彼らがオウム信仰から脱却することを支援するとともに、アレフの詐欺的勧誘活動を広く公表して、何も知らない若者がアレフに入信することを全力で阻止してきました。
 それが、かつてオウムに関わった者たちとしての償いの実践であり、ひかりの輪は、そうしてアレフの膨張を食い止めてきたのです。

 こうした現状は、最近特にマスコミ関係者や識者に広く理解されるようになってきました。
 たとえば、カルトやオウム問題に詳しい紀藤正樹弁護士は、サンデー毎日』(2012年7月1日号)上で、次のように語っています。

「ひかりの輪はアレフから追い出された少数派であり、
 教団というよりサークルに近い。
 サリン事件のようなことをやれば団体として大変なことになると
 分かっていた幹部連中が追い出された。

 サリン事件を体験していない人たちが幹部となったアレフには
 『事件には何かしらの意味があった』と思っているような信者が残
りました。
 アレフ信者の麻原彰晃に対する信仰の度合いは95年以前と同じで

 むしろ個人崇拝、帰依度は高まっている。
 昔との違いは、サリンを作るような施設がない点だけです」

 「今もアレフが勢力を拡大している事実を深刻に受け止めないとい
けません。」

 また、紀藤弁護士は、高橋克也容疑者逮捕を受けての記者会見を行った上祐代表を批判する一般人のツイッターの書き込みに対して、

「オウムを継承したアレフが取材拒否していることを報じないほうが問題です」

と回答し(6月16日)、明らかにひかりの輪とアレフとが別の団体であるという正確な認識を示しています。

 そして、ジャーナリストの江川紹子氏も、ツイッター上で、上祐代表のオウム時代の行為の責任の重さを厳しく指摘する一方で

「現時点の問題という点では、だんまりを決め込み、
 事件への反省のないまま麻原信仰を続け、
 被害者への賠償も放り出して施設を拡充し、
 詐欺的勧誘を続けているアレフの存在の方が、
 遙かに問題は大きいのではないか。
 荒木広報の悩んでるふり、考えてるふりにごまかされてはならない
。」

と述べており(6月17日)、同氏も、ひかりの輪とアレフが別団体であることを前提とした上で、アレフの現在の問題点を指摘しています。
 
 ところが、公安調査庁は、事実に反して、ひかりの輪とアレフとは同一の団体だと主張しています。

 たとえば、上記と同じ『サンデー毎日』誌上で、公安調査庁は

「両団体を分けて扱うことはしていない」

としており、その根拠として、

「ひかりの輪も我々の検査後に、麻原の肖像を引っ込め(た)」

として、今でもアレフと同じ麻原崇拝をしているはずだという趣旨のことを述べています。

 しかし、ひかりの輪においては団体発足前に麻原の肖像を含むオウム教材を全廃していますから(一部の裁判・総括用資料を除く)、そのようなことは全くありえず、事実を捏造しているとしか言いようがありません。

 公安調査庁は、昨年末の観察処分更新手続においても、ひかりの輪とアレフは同一団体だと主張していましたが、その一方で、アレフ内部で激しい対立があって、ひかりの輪発足に至る流れがあったことも認めており、主張が矛盾しています。

 このように、公安調査庁の「アレフとひかりの輪は同一団体である」という主張は、捏造に基づいていたり、矛盾していたりするものであって、完全に事実に反しているのです。

 現に、オウム事件被害者の団体であるオウム真理教犯罪被害者支援機構」は、2009年7月に、ひかりの輪と個別に、被害者賠償契約を結んでおり、アレフとは結んでいません(アレフが賠償契約の締結を頑なに拒否しているからです)。

 つまり、同機構は、ひかりの輪とアレフとを別の団体と位置付けているのです。

 これが、正確な現状に基づく認識であって、公安調査庁の見解は現状を無視したものにほかなりません。


●公安調査庁の誤った見解が、アレフ膨張を野放しにしている

 冒頭でも述べたように、アレフの膨張は速やかに阻止されるべきです。
 そのために、現在の「観察処分」よりも重い「再発防止処分」がアレフに適用されるべきです。

 団体規制法によれば、

アレフが殺人を勧める教義に基づく指導を行っていたり、
または行おうとしている場合や、
信者を急激に増加させたり、
または増加させようとしている場合は、
アレフに「再発防止処分」
を科することができます(第8条1項6号7号)。

 再発防止処分を受けると、アレフは、勧誘活動を行うことを禁止されたり、お布施を受けることを禁止・制限されたりすることになり(第8条2項4号5号)、その膨張を速やかに抑えることができるのです。

 アレフは、公安調査庁自身が大々的に宣伝しているように、現に殺人を肯定する教義に基づいた指導を行い、オウム事件を知らない若者を多数入信させ、総勢1000名を超える勢いとなっています。

 ですから、公安調査庁は、ただちにアレフに再発防止処分を適用するための手続をとるべきです。

 しかし、それができないのに、いくつかの理由が考えられることは、上記の通りです。
 そして最終的には「アレフとひかりの輪は同一団体である」という公安調査庁の誤った見解が、以下のように、再発防止処分の適用を不可能にしているのです。

 すなわち、もしアレフだけに再発防止処分を適用すれば、「アレフとひかりの輪は同一団体である」という公安調査庁の主張の前提が崩れてしまうことになり、アレフとひかりの輪が別団体だと認めなければならなくなります。

 とはいえ、アレフとひかりの輪の両団体に再発防止処分を適用してしまうと、次のような重大な問題が生じます。

 ひかりの輪は、アレフとは別にオウム被害者支援機構と正式に賠償契約を結び、その契約を実行しています(前記の通り、被害者支援機構は、ひかりの輪とアレフとを別の団体と扱っているのです)。

 一方、ひかりの輪は、開かれた団体として、一般の人も含めた誰もが学べる場として団体を運営しており、アレフと違って構成員・信者が急増したりはしていませんし、もちろん殺人を肯定する教義に基づく指導など全く行っていません
 よって、アレフとひかりの輪が一体であるという独自の誤った見解に基づいて、公安調査庁がひかりの輪に対してもアレフと同時に 再発防止処分をかけるならば、ひかりの輪には処分が全く不必要であるにもかかわらず、賠償契約の履行が損なわれることになります。

 また、アレフ信者を脱会 させる活動や、アレフへの入信を阻止する活動も甚だしく停滞することになります
 さらに、ひかりの輪は、サリン事件被害者の一人である河野義行氏を含めた外部監査委員会を設置し、他の被害者親族の方をも同委員会に招聘し、被害者や地域住民への融和の努力を進めています。

 そのひかりの輪に再発防止処分をかけることは、団体と被害者等の和解の努力を潰すことにもなりかねません。

 こうして、アレフとひかりの輪を同一団体と見て、再発防止処分をかけることは、あまりにも無理があります。
 両団体が一体だと強弁している公安調査庁自身でさえ、正当化できるものではないでしょう。

 つまり、公安調査庁は、事実に反した自らの見解に自縄自縛されてしまい、せっかく団体規制法に規定された再発防止処分をアレフに適用することができない状態になってしまっています。
 公安調査庁は、アレフの危険な膨張を「観察」するのみで、阻止することもなく、放置せざるをえないのです。


●アレフ膨張阻止に向けてのひかりの輪の取り組み

 そこで、ひかりの輪としては、これまでよりいっそうアレフの詐欺的勧誘・洗脳活動の実態と、著作権侵害の実態を告発していきます。
 また、その当事者(勧誘・洗脳の被害者や、著作権侵害を被っている被害者支援機構)が、民事・刑事事件として裁判所や捜査機関に訴え出れば、その解決に全面協力する所存です。

 また、上記の通り、アレフ膨張阻止を不可能にしている公安調査庁の誤った見解(ひかりの輪とアレフは同一団体との見解)を正すために、ひかりの輪とアレフを同一団体だとする観察処分の認定の取り消しを求めるとともに、アレフへの入会勧誘禁止等の効果を発揮する再発防止処分をアレフに科すことを関係機関に求めていきたいと思います。

徐々に理解の輪:アレフの問題と、ひかりの輪との違い

(2012-06-19  13:31:32 の記事)
   
 私たちが訴えてきたアレフのさまざまな問題が、最近になって、徐々に徐々に、社会全体に解されてきたように思います。

 また、それと同時に、ひかりの輪とアレフの違いについても、少しずつ理解が深まってきたように思います。

 まず、オウム問題にかねてから取り組んでこられた弁護士の紀藤氏やジャーナリストの江川氏は、次のようにツィッターで述べられています。

 紀藤氏は、

メディアがひかりの輪の上祐代表にコメントを求めるのはおかしいのではないか」

という一般の方の書き込みに対して、

オウムを継承したアレフが取材拒否していることを報じないほうが問題です」

とコメントされていました。

 江川氏も、その紀藤氏のコメントに同意し、オウム時代の上祐史浩の責任は重大だと強調しつつ、現在の状況に関しては、

「ただ、現時点の問題という点では、だんまりを決め込み、
 事件への反省のないまま麻原信仰を続け、
 被害者への賠償も放り出して施設を拡充し、
 詐欺的勧誘を続けているアレフの存在の方が、
 (
ひかりの輪よりも)遙かに問題は大きいのではないか。
 荒木広報の悩んでるふり、
考えてるふりにごまかされてはならない。」


としています。
 
 さらに、主要メディアもアレフの問題を指摘し始めました。

 6月18日、NHKが、ニュース9で、高橋容疑者の逮捕と関連して、今のアレフが依然として麻原信仰と継続している問題を取り上げ、その中で、事件を陰謀とする詐欺的・洗脳的な手法で、アレフに入会させられた経験のある若者のインタビューを取り上げました。

 彼は、ひかりの輪に相談してきた人でした。

 また、6月19日発売の週刊スパ!も、震災後にカルト教団が布教を活性化させている状況の中で、
覆面ヨーガ教室によって、アレフが大勢の若者を勧誘している問題を取り上げています。

 同時に、カルトと覆面布教に関する上祐代表のインタビューも掲載しています。


 さて、社会の中には、過去のイメージをそのままコピーした公安当局の見解のままに、「アレフとひかりの輪は同じだ、一体だ」といった間違った見方もありますが、今後とも、自己の反省・改革、アレフの問題の解決に、地道に取り組みたいと思います。 

オウム問題の最終決着を①―アレフの著作権問題と、賠償不履行問題/アレフ信仰脱却支援

(2012-06-17  18:00:58 の記事)
  
 オウム最後の逃走犯・高橋克也容疑者逮捕により、現在進行形の、オウム問題の全面解決に向けて、一歩前進しました。

 そして、本日(6月17日)午後、『たかじんのそこまで言って委員会』に、代表の上祐史浩が出演しました。
そのゲストの方のご質問や、高橋容疑者逮捕の上祐代表の記者会見での記者の方の質問をお聞きし、
いまだ残るオウム問題の最終決着の必要性を、さらに実感させていただきました。

 わたしたちは、強い意志をもって、その最終決着をつける必要があると感じています。


■オウムの現在進行形の、残る問題

 逃亡犯の逮捕以外に、残る問題とは、以前から本ブログで告発し続けていますが、

① (私達が5年前に脱会した)現アレフ(旧オウム)の、
   違法で洗脳的な布教活動の解消=アレフの解体、


そして、それを土台として、

② 麻原死刑囚を含め、法に基づく適切な裁きの実行


が必要と考えます。


■アレフは、刑事犯罪を「現在進行形で」犯している


 現在、被害者の支援団体「オウム真理教被害者支援機構」とアレフは、東京地裁で、

① アレフの賠償の不履行と、契約更新の拒絶と、
② 
著作権侵害の問題に関して調停手続き

にあります。

 「著作権問題」とは、賠償のために今現在は被害者側にあるオウムの教材・著作物を、アレフが無断で使用している問題です(これは刑事犯罪です)。

 この問題は、本ブログでたびたび告発してきました。

 現状のアレフは、麻原信仰を深め、表向きはオウム事件を謝罪しながら、賠償契約は履行・更新せず(賠償としてではなく教団防衛のために多少の寄付をしている)、布教活動では、「事件は陰謀だ」として、新しい信者を洗脳して教化しています。

 よって、調停は、話し合いで解決する見込みは非常に少なく、違法行為は違法行為として、被害者団体と警察当局が、民事・刑事の手続きを通して、摘発・解決する以外にない運命だと思います。
(その前にアレフが自主的に、麻原教の布教を停止することが理想ですが)

 そして、ひかりの輪は、この問題を、今年初めからブログやメディアで告発してきましたが、今年の後半にかけて、この問題は本格化すると考えています。

 よって、これまで通り、情報を提供し続けていくとともに、著作権問題で、被害者の団体が、正式に民人訴訟や刑事告訴をしたならば、民事裁判での立証や、警察当局の刑事捜査には、
必要であれば、全面的に協力したいと思います。

(繰り返しますが、理想は、アレフが、その前に自主的に停止することです)

 こうして、麻原の教え・教材を使った布教は、著作権問題であり、この世に残るべきものではないと考えます。


■アレフ信者の脱却を支援します

 布教ではなく、今のアレフ信者が、個々人で麻原を信仰することについては、その脱却には、長期的な対処が必要だと思いますが、いわゆる「麻原教の布教団体」は、もはや、この世に残るべきでも、残るのが可能なものでもありません

 今や、その滅びの時が来ていると考えます。

 なお、布教の停止に加え、個々人の信仰からの脱却についても、いっそう努力していきたいと思っています。

 しかし、これは法律で解決する問題ではないので、そのために、本ブログをいっそう充実させていきたいと思います。


■これまでの結果

 わたしたちはこれまで、ブログなどを通してご連絡のあった方について、50名以上、そして、今年に入っても10名以上の方のアレフ脱却のお手伝いをしてきました

 しかし、まだまだ大勢の方の脱却が必要です。
 もし、皆さんの中に、お悩みの方がいらっしゃいましたら、ご連絡ください。

 ご連絡先は以下です。

クローバー「アレフ問題対策室」ご連絡先はこちらクローバー

 右矢印アレフの洗脳的教化により、苦しんでいらっしゃる方
 右矢印そういった方をどうにか救いたいとお悩みの方
 右矢印アレフの偽装ヨガ教室などの、情報を教えてくださる方

 ※以下までご連絡を、心よりお待ちしております。
   メール手紙nagoya@hikarinowa.netアレフ問題対策室)
   メール手紙tokyo@hikarinowa.net(細川)
 
  電話090-6852-4929 (アレフ問題対策室) 携帯080-3424-7054(細川)
 スタッフ紹介(山口・宗形・広末・細川)はこちらです。

 ごあいさつ」はこちらです。


『オウムの教訓サイト――オウム時代の反省と総括の概要』について

(2012-02-13 20:24:30 の記事)

オウムの教訓――オウム時代の反省・総括の概要』サイト
http://hikarinowa.net/kyokun/introduction/summary/

 この「オウムの教訓サイト」は、わたしたちが、オウム真理教や麻原の事実について、内部にいた者として知り得た事実や、麻原やオウムに対する盲信から、やっとのことで抜け出してきた経緯についてまとめたものです。

  アレフに偽装ヨガ教室などで入信してしまった方々が、わたしたちに相談される一つのきっかけに、「オウム事件は陰謀と、アレフで教えられたが、やはり、本 当にそうなのかわからない」「アレフの言っていることと、報道とのギャップがあり、本当のことを知りたい」「それは受け入れられなかった」などのことがあ ります。

 アレフでは、以下の記事に書きましたように、「マスコミは嘘を言っている」と教えているため、それを信じてしまった方は、世間の情報だけでは、抜け出すことができないケースがあります。

>>4 アレフの洗脳教化のパターン③ 陰謀論の植え付け

>>5 アレフ洗脳教化のパターン④ 「オウム事件は何者かの陰謀」と言い、入信させる




 そのため、「元オウムの人なら本当のことを知っているのでは」と、上祐などに相談をしてくるケースがあるのです。

 以下は、オウムの教訓サイトの目次ページです。
 「元オウム信者から、本当のことを聞きたい」と思っていらっしゃる方がいらっしゃいましたら、ぜひとも、以下をお読みいただきたいと思います。
 
 
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オウムの教訓――オウム時代の反省・総括の概要』サイト
http://hikarinowa.net/kyokun/introduction/summary/

(2010年02月24日)

 このサイトに掲載した、オウム時代の反省・総括の概要について説明します。

 総括をまとめていく作業は、まだまだ途上にありますが、 2007年~2008年の時点で、いったんまとめたものを掲載しています。まだ不十分なもののため、今後も引き続き、あらゆる角度から検討を加えて総括を 深め続け、社会に還元できるものを作り上げていけたらと心より願っています


1.総括作業の概要

 ひかりの輪では、団体発足時(2007年5月)に定めた、基本理念や会則(※1)に基づき、オウム事件やオウム・アレフ全般について、その誤っていた点を振り返り、反省し、二度と同じ過ちを繰り返さないための総括作業を、団体の中心的活動として行ってきました。

  これら総括作業は、主に、

① 上祐史浩代表個人としての総括
② 団体としての総括(本編・時系列)
③ 団体としての総括(テーマ別)
④ 指導員・会員個人としての総括

 という4つのパートで実施し、その概要を、文書の形にまとめました。それぞれが長文となっていますが、ご一読いただければ幸いです。

(※1)
「会則」第3条(目的)においては、
「過 去のオウム真理教事件の反省に立ち、その教訓を生かしつつ、宗教・思想・哲学・科学及び芸術等を幅広く研究・実践及び公開することによって、人々の心身の 浄化、癒し、人間と自然との調和に尽くし、もって宗教による悲劇が発生しない精神的に豊かな社会づくりに奉仕することを目的とする。」としています。
 また、第4条(活動)の①においては、
「本団体の基本理念に基づくオウム真理教事件の調査・研究及び総括」
を活動内容とすべく定めています。


2.上祐史浩代表個人としての総括

  オウム真理教時代に教団最高幹部であった上祐代表は、その立場から知り得たオウム・アレフにおける数々の違法行為や過ちを明らかにして反省・懺悔することによっ て、当団体の構成員のみならず、今もアレフに残って麻原彰晃こと松本智津夫死刑囚(以下、麻原と表記)への崇拝を続ける信者らを善導するためにも、自ら率 先して総括を行い、文書で発表してきました。

 上祐代表による総括は、次の3つの文書にまとめられています。

① 『オウム真理教の違法行為・ヴァジラヤーナ活動について(1984~1995)』

 上祐代表は、1995年までにオウム真理教で経験した、いわゆる"ヴァジラヤーナ活動"と称する違法行為の事実と、なぜそのような違法行為に自分自身や周辺が加担していったかについての分析と総括をこの文書にまとめています。

② 『教団復帰からアレフ脱会までの経緯について(1999~2007)』

 上祐代表が1999年末に出所して教団に復帰してから、2000年以降アレフで行ってきた活動、アレフ内での分裂騒動、アレフから独立して「ひかりの輪」結成に至るまでの経緯を振り返り、その間のことを総括したこの文書を作成、公表しています。

③ 『上祐史浩からアレフ信者へのメッセージ2007』

 今も麻原に依存するがためにアレフ教団に残っている信者らに対して、麻原への個人崇拝の誤りを説き、同様の総括を促すために、この文書を作成して、公表しています。


 上祐代表は、これらの文書の中で、

・かつて宗教的無智によって麻原を絶対視し、グルイズムの世界に入り込んでいったこと
・麻原の説く「教団は唯一の善、社会は悪」という極端な善悪二元論、選民思想的な教義を受け入れ、社会に対して傲慢で独善的な考えを増長させてしまったこと
・その流れの中で麻原や事件に疑問を抱きつつも、あえて絶対的な帰依を選択して教団武装化に加担し、社会に対して嘘をついたこと

 を明らかにし、反省しています。

  そして、とりわけ2000年以降、麻原の実態に考察を加える一方、自然や他宗教と交わる中で、グルイズム(グル絶対主義)や二元論的な考えの過ちに気づ き、宇宙の全ての存在に神仏を見いだしていく一元論的な宗教・思想を作り出していく必要を感じるようになった旨の総括を展開しています。



3.団体としての総括(本編)

①『オウム真理教時代(1983~1999年)の活動経緯の総括』

  数十回にわたって行ってきた「総括会合」の結果、2008年7月には、ひかりの輪として、オウム真理教時代の総括と、総括に基づいて今後進んでいく方向性 について文書にまとめることができました。それがこの『オウム真理教時代(1983~1999年)の総括』の文書です。

 同文書では、まず、1983年から1999年までのオウム真理教の歴史を順に振り返り、その時々の重要な出来事や麻原の説法、信者の動向や心情等を整理し、総括しています。


②『アレフ時代(2000~2007年)の総括』

 「総括会合」の中で、オウム真理教時代に続くアレフ時代(2000~2007年)について行った総括を、この文書にまとめています。



4.団体としての総括(テーマ別)

 このコーナーでは、いくつかのテーマに沿って、これまでまとめてきたオウム真理教や麻原についての総括を掲載しています。


①麻原の教義・言動の変遷

 オウム真理教の時系列的な事実経過を踏まえて、麻原の変遷についてまとめた文書です。
 麻原は、自己中心的で誇大妄想的な性格であったところ、時を経るにつれて被害妄想的になり、社会と教団に著しい害悪を及ぼし、教団を破滅に導いていったと総括しています。


②事件の要因の総括と、今後の方針と償い

 事件の原因は何だったのかについての分析・総括を行う中、まとめた文書です。
 弟子である信者らが、麻原と教団を誤って神格化し、個人崇拝した原因について探り、信者や信者を取り巻く状況にあった問題についてまとめています。
 そして、麻原独自の、犯罪を正当化する密教的な教義の解釈の過ちについても総括しています。

 それらの総括・反省に基づき、今後、元オウム信者で構成されるひかりの輪が、二度と同じ過ちを繰り返さないために、どのような点に注意して歩んでいくべきかについて、今後の方針、教え、実践について記しています。

そ して、今後果たしていくべき社会への償いについて、オウム事件の被害者の方への賠償は当然のことながら、それに加えて、テロによって社会に被害を与えた以 上、「テロのない社会」という理想に向けて、微力ながら、できるだけの貢献をしたいと考え、現在予定もしくは一部実行している活動内容を記しています。


③心理学の「影の投影の理論」に基づくオウム真理教と日本社会

 ここでは、深層心理学者であるユングの「影と投影の理論」(※1)をもとに、オウム真理教および麻原、そしてオウム事件を考察しています。
(※1)「影の投影理論」とは、河合隼雄氏(故人、京都大学名誉教授、前文化庁長官)らによって、日本でも普及されたものです。一見別々に見える、この世界の諸現象が、本質的には、相互に密接に関係していると見るものです。


④心理学的な視点に基づく、麻原・弟子・現代社会の人格分析

 心理学に照らし、オウム事件のような異常な事件を起こし、あるいはその教団を支えてきた信者の心理を、心理学の理論をもって分析し、総括した文書です。

 まだ進行中ではありますが、集団心理学、社会心理学、「自由からの逃走」としての教団、集合無意識が作った教団等の観点から総括を進め、現段階のものを一応の文書にまとめ、公開しています。

 この総括を行う中で、麻原について、「空想虚言症」「誇大自己症候群」という人格障害者であったと総括し、それに追随した信者らにも同様の傾向があったと総括しました。


5.指導員・会員の総括

 ここでは、元オウム信者である「ひかりの輪」指導員それぞれの個人の総括と、専従スタッフや会員による陳述書を掲載しています。

    一人ひとりが、あのような悲惨な事件を起こしたオウム真理教という教団に、なぜかつて属し、それを支え続けてしまったのか。そして、そこからどのような葛藤を経て、オウム・アレフの信仰から脱却し、脱会し「ひかりの輪」に参加するに至ったのかなど、思い思いに自分の言葉で綴っています。

 事実として、ここでご紹介する一人ひとりは、全員がサリン事件などのテロ事件には関与しておりません。しかし、一人ひとりがオウム真理教を構成し、支えてきたという視点から、各個人のオウム時代を振り返っています。

どうやって、麻原への盲信を越えてきたか

(2012-02-13 19:53:11 の記事)

 このブログでは、アレフの洗脳的教化による被害を受けていらっしゃる方が、無事脱却できた実体験を掲載しています。
 
 わたしたちスタッフは、自分たち自身こそが、二十歳くらいの若かったころから、その長年の間違った信仰に深くはまり込み、長い時間をかけて脱却を果たした経験を活かし、これまで、数十名の方の脱却支援をしてまいりました。

 しかし、
そのはまり込み方が深かったために、地下鉄サリン事件から12年もたった 5年前の2007年に、やっとオウム真理教・アレフから、脱会することができたという状況でした。

 その深みから必死の思いで抜け出してこれた者がたくさんいるということは、もっと浅い方は、もっと早くに抜け出すことができるはずです。

 この「どうやって、麻原への盲信を越えてきたか」のコーナーでは、わたしたちがオウムや麻原のどこに疑問を感じ、その後、どのようにして、麻原への盲信を乗り越え、オウムをやめることができ、新たな道を歩んで行けたのかの軌跡をご紹介したいと思います。

 やめて、どうなってしまうのか、本当にやめることができるのか、不安のあるアレフ洗脳被害者の方々の参考にしていただければと心より願います。

 なお、現在、アレフの幹部から、オウムや麻原のことについての情報を得て、それを信じてしまった方にお伝えしたいことがあります。

 ひかりの輪の中には、オウムの幹部だった者が数名おります。

 中でも、上祐代表は、オウム真理教時代に、元教祖・麻原の有数の高弟だった者であることから、オウム事件や修行の裏表を、アレフの幹部よりも、知り尽くしています。


 そうして、知り尽くしていたからこそ、葛藤が生じ、ついには脱却を果たすことができたのです。
上祐代表のオウム時代の総括文書はこちら) 

 現実・真実をまずは知ることがとても大切なことだと思っており、お伝えしたいと思っています。ぜひとも勇気を持ってお問い合わせをいただけるよう、心よりお待ちしています。

 また、「アレフから脱会したいのに、アレフの幹部らの威圧によって、それがしにくい」と感じられている方も、どうぞご連絡ください。スムーズに脱会することができる方法をお教えすることができます
 これまでにも、脱会したいのに幹部の威圧によって、脱会できずにいた方々のお手伝いをしてきましたが、みなさん無事脱会できています。

 なお、ひかりの輪に入会しなければならないなどということは、全くありませんので、どうぞ安心してご連絡いただけたらと思います。

 

麻原死刑執行が遅れている問題に対する、行政の十分な対応を求めます

(2012-03-10  13:06:43の記事)

わたしたちは、現在のアレフに関する、極めてゆゆしき事態に鑑み、
麻原の死刑執行が遅れている問題に対する、行政の十分なご対応を以下に求めます。


1 麻原の死刑執行の延滞が、アレフ信者の盲信を深めている

 麻原の死刑の執行を遅らせることは、アレフ信者の麻原への盲信を深める結果となっています。

 アレフの洗脳教化の被害者によれば、

 「アレフは現在、麻原への帰依を深め、麻原に延命を懇願すれば
  麻原が延命する(死刑が遅れる、廃止される)と考えて、
  麻原への帰依・懇願を深めている」と語っています。>>詳しくはこちら


 そして、「平田容疑者の出頭で麻原の死刑が遅れた」と報道されていることも、
 彼らは、

 「自分たちの、麻原への帰依・懇願のおかげだ

 と考え、喜んでいるとされています。

 これは、行政の対応が、アレフ信者の盲信を深める方向に作用しているという、
 極めてゆゆしき事態です。


2 現行法での早期死刑執行か、アレフ問題の摘発への法改正などの施策が必要

 よって、このアレフ信者の盲信をくい止めるためには、
 
 ① 現行法に則り、麻原の死刑を早期に実行するか、

 ② 仮に、死刑制度の廃止するならば、その代わりに、
    アレフの洗脳教化の被害者をこれ以上増やさず、その盲信の拡大を
    くい止める十分な施策をとるべき

 だと考えます。

 具体的には、公安調査庁や警察組織が、
 アレフの洗脳教化の問題を「違法行為」として、法的に摘発すること
が考えられると思います。

 私たちは、この方向に向けて運動していきます。


3 平田容疑者の出頭は、麻原死刑執行の障害にはならない

 なお、平田容疑者の出頭・裁判は、
 平田容疑者と麻原の間には犯行上の直接の接点はないために、
 法を精査されている法務省であれば、麻原の死刑の執行の障害にならない
 とお考えであると思います。


>>参考資料
  麻原彰晃「6月死刑執行」の戦慄現場!(1)麻原死刑執行への「執念」
  (アサヒ芸+ Posted on
2012年1月31日)

4 麻原と、麻原の家族を含む信者の接見を、全面的に禁止する法改正が必要

 また、麻原の死刑執行が遅れる場合は、上記の摘発に加え、
 麻原と麻原の家族などを含めた、信者の接見を全面的に禁止するように、
 現行法を運用するか、
 現行法で不可能ならば、法改正を行って、そうするべきだと思います。

 死刑執行が遅れる中で、公安調査庁は、

 拘置所の麻原が、再び(麻原の家族などを通して)信者に
  犯罪を指示する可能性がある


 として、観察処分をかけています

 しかし、公安調査庁を所轄する法務省が、
 自ら、そういった可能性を取り除く努力をしないままに、
 単に社会の不安を煽るままであることは、許されないことだと思います。

アレフが行っている、麻原の延命祈願の実態

(2012-02-12  20:35:20の記事)

 アレフでは現在、麻原の死刑を回避するために、延命祈願の修行をさかんに行っています。

 最近までアレフ信者で、1月に脱会した20代男性から、以下の現状を教えていただきました。

 (この方は、平田容疑者の出頭や事件に対するアレフの姿勢に疑問を持たれ、2012年の1月にひかりの輪にご相談があり、脱会を支援させていただいた方です)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 オウム裁判が終結し、麻原の死刑執行の可能性が高まってきた昨年(2011年)11月以降、アレフ内部では、

 「グル(麻原)が死刑にならないよう、グルを観想しなさい」

 「グルへの帰依を強めなさい」

 「
私たち弟子の悪い行いをグルが受けてしまって死刑にならないよう、私たちの生活や行いを正しなさい。功徳を積みなさい」

 「グルを必要としている人たちの気持ちを強めなければならない」


等の指導や話がなされています。

 そして、11月末の定例イベントにおいて、麻原への帰依を深めるために、麻原への礼拝を行う立位礼拝の時間が設けられました。
 普段の夜の修行においても、立位礼拝が導入され、道場に通うアレフの在家信徒も、麻原死刑回避のための延命祈願の修行を一緒に行う仕組みとなっています。

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 また、一部報道(http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20111206-00000017-pseven-sociでも、

 「『埼玉県八潮市にあるアレフの教団施設では、12月上旬に出家信徒が集まるサマナ祭が開かれ、
  同時に麻原の“延命祈願”が執り行なわれる予定だ。
  同様の集会は、それ以降も各施設で続けられると見ている』 
  延命
祈願――つまりは死刑執行を遅らせる、または行なわせない、という狙いにほかならない。」

と報じられています。

オウム被害者機構によるアレフへの賠償支払い調停申立てについて

(2012--03-19 改訂06-17 16:26:41の記事  0915改訂)


現在、オウム真理教犯罪被害者支援機構はアレフに対して、著作権侵害と、被害者賠償支払いに関する、調停申し立ての手続きの最中にあります。

アレフは過去のオウム真理教事件を社会の「陰謀」ととらえて、反省することなく、現在進行形で、違法行為を犯している団体なのです。

本ブログでは、開設当初より、その解決の一助となるべく告発を行っております。

さて、本ブログ内で、これまで、この件についてのカテゴリーが、「3 アレフの賠償契約拒否問題」
の中にあり、「アレフの著作権侵害問題」が、わかりにくくなっていたため、新たに、本カテゴリーを作り、こちらに記事を転載することにしました。

現在進行形のオウム問題として、非常に重要な問題なので、ぜひご一読ください。


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(2012年3月15日の記事)

◆オウム被害者機構」による、アレフの著作権侵害に関する調停申し立て



  本日(2012年3月15日)、オウム真理教犯罪被害者支援機構は、アレフ(Aleph)に対して、

同機構への被害者賠償金の支払いを求めるとともに、
・同機構が著作権を有する、麻原の説法集などの教材一切を無断複製・
頒布しないよう求めて、

東京簡裁へ調停の申立てをした旨を発表しました。

◎読売新聞 『オウム被害者機構が調停申し立て…アレフに請求』
◎産経新聞 『アレフに1億6千万円賠償求める オウム被害者支援機構』
◎時事通信 『アレフに賠償支払い求める=被害者支援機構が調停申し立て-東京簡裁』
◎NHK 『オウム事件賠償 調停申し立て』

 かねてから当団体でもこの『Aleph(アレフ)問題の告発と対策』ブログでお知らせしてきたとおり、
アレフはいまだに同機構への被害者賠償を拒否していますが、その背景には、オウム事件は陰謀によって教団が陥れられたもので、教団は無実」というアレフ独特の考え方があります。


 アレフがそのような荒唐無稽な主張をするのは、麻原を絶対視するアレフにとって、麻原からの指示なく勝手に賠償金を支払うことは決して許されないという“宗教的理由”があるからであり、その正当化のために上記のような陰謀論を唱えているのです。

 そして、このような麻原への絶対視を信者に植え付けるために日常的に使われているのが、麻原説法集等の教材です。

 ひかりの輪は、同機構が指摘するようにアレフが著作権侵害をしていることに加えて、信者への洗脳教化を防ぐという観点からも、これら麻原説法集等の複製、頒布、販売さらにはいっさいの使用を行わないことを求めます。

 そして、アレフがオウム事件と真摯に向き合い、同機構への被害者賠償金の支払いを行うことを、
あらためて求めます



●追記〈2012年3月19日〉

◆オウム真理教被害者支援機構の、調停申し立ての詳細

 なお、ここで同支援機構によって複製、頒布、販売の禁止を求められている麻原やオウムの教材とは、説法、詞章、歌詞、音曲、写真、絵画、録音・録画されたものなど、一切の著作物ですから(滝本太郎弁護士のブログ参照)、一般のアレフ信者の皆さんに対しても、このことをよく理解して、著作権侵害行為がないようにすることを求めたいと思います。

 詳細について、昨日、3月18日に、弁護士の滝本太郎先生が、ご自身のブログ(『日常生活を愛する人は?』-某弁護士日記)に、詳細を掲載されました。

>>オウム真理教の著作権、ほか-調停申立の件

そこには、ニュースではわからなかった、さらなる詳細が掲載されています。

 アレフ、およびアレフ信者の方々は、この現実から、今、アレフは「著作権侵害」という犯罪を、現在進行形で犯している団体であるということに、気付かなければなりません。
そうすることを強く願い、求めます。

「アレフ信者、松本死刑囚の妻子に指導仰ぐ文書」の記事(読売2012年1月24日)

(2012-02-03  23:49:39 の記事)

先日、1月24日の読売新聞朝刊に、
アレフ信者、松本死刑囚の妻子に指導仰ぐ文書
との記事が掲載されていました。

 警視庁が昨年夏、「Aleph」(アレフ)の関係先から押収したパソコンに、麻原の妻子に、教団運営について指導を仰ぐ文章が見付かったとのことでしたが、
わたしたちは、麻原の家族による、教団裏支配の実態を、直接体験した者として知っていますので、このテーマで書いていきたいと思います。


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アレフ信者、松本死刑囚の妻子に指導仰ぐ文書
読売新聞 1月24日朝刊

 警視庁が昨年夏、オウム真理教主流派の団体「Aleph」(アレフ)の関係先から押収した
パソコンに、麻原彰晃こと松本智津夫死刑囚(56)の妻(53)や三女(28)に宛て、教団運営について指導を仰ぐ内容の文書が複数残されていたことが、捜査関係者への取材で分かった。

 教団側が公安調査庁に提出した信者名簿に家族の名前は記載されていないが、警視庁は、家族が松本死刑囚の影響力を背景に、依然として教団運営に深く関与しているとみている。

 捜査関係者によると、警視庁は昨年7月、アレフ信者が公安調査庁の立ち入り検査を妨害したとされる事件で、関係先として、東京都練馬区にある団体の施設を捜索した。その際、押収したアレフの出家信者のパソコンなどから、松本死刑囚の妻や三女宛ての文書が複数見つかった

 文書は、この出家信者らが作成したとみられる。例えば、2009年には刑事事件で服役後に出所した信者の受け入れについて、翌10年には死刑が確定した元教団幹部と信者の養子縁組などについて、それぞれ三女と妻に承諾を求める内容が書かれていた中には「(家族の教団への介入が明らかになると)教団つぶしの展開になるかも知れないので、絶対に避けなければならない」との記載もあった。

 警視庁は、一連の文書は妻や三女にメールなどで送られていたとみており、教団は現在も松本死刑囚の影響下にあり、家族とも親密な関係を保っている」としている。教団は近年、松本死刑囚を「尊師」と呼び、誕生日に生誕祭を開催するなど、「原点回帰」を強めているとされる。

 松本死刑囚の妻はかつて、松本死刑囚に次ぐ「正大師」の地位にあり、「郵政省大臣」として教団の出版物の編集やビデオ製作を担当していたが、信者リンチ殺害事件で殺人罪に問われ、2001年7月に懲役6年の実刑判決が確定。出所後は「アレフにかかわるつもりはない」とのコメントを発表し、その際、松本死刑囚との離婚の意思も表明したが、捜査関係者によると、離婚は確認できていないという。

 三女も以前は「アーチャリー」というホーリーネームで「正大師」の地位にあった。妻や三女は現在、埼玉県内で暮らしている。
www.yomiuri.co.jp/national/news/20120123-OYT1T01309.htm

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◆麻原の家族のアレフ教団を裏配の事実・上祐史浩の証言


 以下は、麻原の家族が、アレフ教団を裏から支配している事実についての上祐史浩の証言を、上祐史浩個人の総括文(オウムの教訓サイト)より掲載します。


■松本家の反対で、教団改革が停止される
(2003年後半)

私は、こうした教団改革を進めようとしましたが、麻原に対する信仰などを背景として、
それに反対する人たちがいました。
その結果として、最終的には、いわゆる代表派(上祐派)と非代表派(反上祐派)に分裂することになります。

とはいえ、当時の教団の状態は、かなり複雑であり、個人のプライバシーに関わる問題もありますので、
全てを網羅的に説明することは難しいと思いますが、
一 言でいえば、麻原への信仰と、それに基づいた麻原の家族によって
私の進めようとした教団の改革は、2003年の4月頃からブレーキが掛かり始めました。

教団改革を止めようとする麻原の家族の中心は、麻原の妻や次女や三女ですが、
この辺の動きは、現在も、アーレフの代表である野田成人代表が、月刊現代の 2008年01月01日号で、
麻原の家族が、私の知らないところで彼に連絡をし、私を教団運営から外すために協力を求められたという、
裏側の事情
などにつ いて、詳しく語っていますが、彼の報告は、
それが、私が直接関わっている部分に限っては、おおよそ事実のとおりです。

その結果、野田氏が報告しているとおり、松本家と、松本家の要求を受けた、
正悟師と呼ばれる他の教団の最高幹部の意見の結果として、2003年の6月頃から、
私は、教団運営を離れて、いわゆる籠もった形の修行に入らざるを得ない状況となりました。

7月には、松本家の要求のために、私は、私の進めようとした改革が、間違っていた
という主旨の発言を、幹部信者を集めた会合で話さざるを得ない状況となりました。
そして、10月の末からは、私は、一切の教団運営から退き、信者の前から姿を消す形になりました。

これは、私の本意では全くありませんでしたが、松本家が、教団活動の中で表立った行動ができないために、
代表である私が、彼らに替わって、そうせざるを得 なかっ
たという事情によるものです。
すなわち、改革が停止となっても、それからしばらくは、多くの人たちに対して、松本家の関与は、隠されていました

今から振り返るならば、この時点で、私が、強い意思を持って、自分の考えを貫いて、
教団運営から身を引かずに、自分に賛同する人たちと共に、自分の道を歩めばよかったと思います。

しかし、その当時の私は、前とは徐々に質が変わり始めていたとはいえ、依然として、
麻原の信仰と麻原に対する依存を続けており、麻原を絶対とし、その家族を高い地位に置く、
その教団での考え方から脱却できておらず、
実際の松本家の言動には、納得がいかなかったものの、自分の意志を貫くことは出来ませんでし た。

特に、私が妥協しなければ、教団の中に闘争が起こり、分裂に至るという問題がありました。
これは、実際に、松本家の人たちが、はっきりと私に警告していたことですから、
当時の私としては、大きな圧力になりました。

しかし、こうしていったんは、松本家や反上祐派に従っても、
その後、時間が経てば経つほど、彼らの信仰・思想や教団運営のあり方に対する疑問は、増大していって、
結局は、2004年末には、上祐派を形成して、2007年に、教団を脱会し、新団体を設立するに至ります。

その意味で、この2003年から、脱会に至る2007年までの間が、
私にとって、麻原とその家族に対する精神的な依存を完全に払拭するために必要な期間だったと思います。

■反代表派の中の大きな変化が始まる(2006年始め~夏まで)
 
さて、3月には、もう一つ別の大きな変化がありました。
それは、村岡達子氏や村松孝子氏といった反代表派の幹部が、
反代表派を離脱して中間派に転じるという事態でした。

これによって、反代表派は、中堅の幹部(師)においては、多数であるものの、
最高幹部(正悟師)については、二宮氏1人だけとなりました。

逆に言えば、野田成人氏、杉浦実氏、杉浦茂氏、村岡達子氏の4人は、
その後は、教団の中で、中間派と位置づけられることになっていきます。
そして、転向した 村岡氏らは、反代表派から裏切り者扱いを受けることになり、
反上祐派が支配している主だった教団活動からは、実質上、排除される結果になります。

さて、村岡氏等が離脱した背景には、その後、表面化していく、麻原の家族の中での意見の対立がありました。

それは、麻原の四女(識華氏)と、三女(麗華氏)や母親の知子氏の間の対立であり、
当時17歳の識華氏は、社会への融和を重視する考えを持っており、
反上祐派の考えを持つ三女や母親の行動に反発して、松本家を出て、
村岡氏らと個人的に接触したところ、村岡氏らも、それに共鳴して、反上祐派を離脱したというこ とです。

すなわち、教団の中で反上祐派が分裂を始めたわけですが、
その背景として、松本家の中でも分裂が始まったということです。
そして、私は、この反上祐派と中間派、そして、麻原の家族の中の分裂は、
私が脱会した後のアーレフにおいて、今後も大きな影響を与えるのではないかと考えています。


■教団と松本家の関係について

なお、この頃、私は、会議において、教団による松本家に対する多額の援助
(松本知子氏の描いた宗教画に対する使用料の支払い)については、
現在の状況を考えると、社会の理解を得られず、問題になるだろうと考えました。

そこで、反代表派に対して、繰り返してその取りやめ、ないしは、
経済的な理由によって取りやめることが出来ない場合には、
松本家からのその事情の説明を受けるように求めましたが、
麻原とその家族に対する帰依を背景として、反代表派の理解は得られませんでした。

しかし、7月には、警視庁が、松本家および周辺関係者を強制捜査する事態が発生し、
それに伴う報道において、反代表派の教団から松本家に多額のお金が流れていることが
公に報道
されて、批判される事態となりました。

その中で、松本家への絵画使用料の支払いの問題も批判されたので、今後は、私だけではなく、
中間派の野田氏や村岡氏が、反代表派の執行部に再考を求めましたが、
それも受け入れられることはなく、依然として、彼らは、松本家への支払いを続けている状態にあります


 そうしている内に、8月になると、松本家から家出をしていた四女の識華氏が、
麻原から正式に自立するために、江川紹子氏を後見人とするための裁判を提起 し、その中で、

「家族は教団と関係ないと嘘をついて、教団を支配しており、信者に貢がせて贅沢な生活をしている」等と述べ、
事態は悪化して続けています。

しかしながら、反代表派は、識華氏についても私と同様に、信者に対して、魔境等と位置づけて説明しており、
このような状況が変わるには、今しばらく時間がかかるのではないかと思います。

アレフが賠償契約締結を拒否する理由

(2012-03-03  18:21:39 の記事)

 前の記事でもお知らせしましたように、アレフは、いまだにオウム真理教犯罪被害者支援機構との、被害者賠償契約の締結を拒否しています。

 今回は、なぜ、アレフが賠償契約を拒否するのか、その原因と、考え得る対策について、元オウム・アレフ信者である視点から、述べたいと思います。

 1,アレフが賠償契約締結を拒否する理由
 2,賠償拒否は契約違反で信義にもとる
 3,アレフに賠償契約をさせるひかりの輪の努力
 4,今後の対策案


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1,アレフが賠償契約締結を拒否する理由

(1)宗教的理由


アレフが賠償契約締結を拒否する理由は、主に二つあると考えられますが、
その一つ目は、「宗教的理由」です。
 
アレフの宗教教義において最も重要なことは、
「グル(麻原)
の意思」に絶対的に従うことです

その前提からすれば、麻原自身が事件関与を法廷で公式に認めておらず、
被害者賠償を指示していない以上、
それを勝手に行うことは、「グルの意思」に反することになります

そのため、アレフは、これまで紹介してきたように、

「オウム事件は陰謀によって教団が陥れられたもので、教団は無実」

という洗脳教化を行ったり、被害者賠償契約の締結を拒否したりしてきたのです。

被害者賠償契約を締結するということは、オウムが事件を起こしたことを公に認めて、
その責任を負い、謝罪の意思をもって行うということですから、
麻原への帰依に反すること」になってしまいます

一方、アレフは、一般人からの寄付を受け付ける「サリン事件共助基金」には寄付を続けていますが、
これは善意の一般人にまじって「寄付してあげる」というスタンスで済むため、
必ずしも事件関与や責任を認めることにはならず、
「グルの意思」
に反するとまでは言えないと考えられるからです。

 
(2)経済的理由

賠償拒否の二つ目の理由として考えられるのが「経済的理由」です。

賠償契約を締結すれば、賠償金の全額を支払う義務が生じ、
年ごとに一定額の支払いを法的に義務づけられることになります。

これまでサリン事件共助基金に支払ってきたように、
「払いたい時に払いたいだけの額を払う」ということでは済まなくなります

また、オウム真理教犯罪被害者支援機構に、教団の経済報告をしなければならなくなります
(そうなれば、たとえば賠償努力をおろそかにして蓄財し、
 巨額の不動産物件の購入をするようなことはできなくなります)

「オウム事件は陰謀」という洗脳教化で多くの信者を騙して収入を得ているにもかかわらず、
事件関与を認めることを意味する賠償契約を結べば
収入が減る恐れもあります。
こうした「経済的理由」が賠償拒否の原因となっていると考えられるのです。

 
(3)その他のアレフ幹部の発言

ひかりの輪が賠償契約を結んだ2009年の4~6月頃には、
アレフの幹部が足立区内の施設において、出家信者を前に、
以下の理由から、被害者賠償はする必要がない旨の発言をしたとの情報があります。

 「2000年のアレフと破産管財人との間の賠償契約は、そもそも上祐が結んだものだから」
 「一般の信者は事件に関与していないから」
 「賠償金はすでに国が立て替えたから」


また、一部のアレフ出家者は、

「たとえアレフが賠償契約を締結しなくても、
 サリン事件共助基金に一定の寄付さえしていれば、
 オウム真理教犯罪被害者支援機構は強硬手段は取らない」

と考えているという情報もあります。


(4)松本家の関与

こうした賠償拒否への流れをアレフ内部で作ったのは、
麻原の家族=松本家である可能性が高いと思われます。

オウム真理教犯罪被害者支援機構によれば、
アレフ幹部は、ある段階までは賠償契約の交渉に応じていたものの
途中から態度を豹変させ、以後まったく交渉のテーブルにつかなくなってしまったということです。

これは、アレフの実情を知る私たちからすれば、
アレフの幹部だけで決められることではないので、
背後に明らかに松本家の意向が働いたと見るのが自然です。

松本家がアレフを実質的に支配していることは、先日の報道からも明らかです。
 


2,賠償拒否は契約違反で信義にもとる

(1)賠償拒否は契約違反

アレフはオウム真理教犯罪被害者支援機構との賠償契約締結を拒否していますが、
これは実は法的にも問題があることなのです。

この記事の一番下にも記したとおり、アレフは、2000年に
オウム真理教破産管財人(故・阿部三郎弁護士)との間で締結した
被害者賠償契約を完全に履行していません。

その債権を破産管財人から引き継いだオウム真理教犯罪被害者支援機構に対して、
アレフは残っている債務を支払う法的義務があるのですが、
いろいろな口実を付けて、それを拒否しているのが現状です。

つまり、契約違反をしている状況なのです。


(2)賠償拒否は信義にもとる

そもそも2000年に故・阿部弁護士は、
「アレフと賠償契約を結べば、その活動を容認することになる」という批判を受けながらも、
あえて、被害者の方々のために、契約を締結されました。
しかし、それはあくまで、アレフがきちんと賠償をするということが条件だったのです。

その当時のアレフは、団体規制法の施行等によって、いつ潰されてもおかしくない状況でした。
そんなところを、賠償をするからという一点において、その存続を何とか認められたようなものでした。

しかし、その賠償もせず、しかも「オウム事件は陰謀によるもの。オウムは無実」
などという、現実と反する洗脳的教化を、
多くの信者や一般の若者に対してさえ始めているのですから、
これはまさに信義にもとる行為といわざるをえません。

こうした、法的に問題があるばかりか、人としての信義にもとる行動をとる背景には、
上記のような、松本家の意向を背景にした
「宗教的理由」「経済的理由」
があると思われるのです。

3,アレフに賠償契約をさせるひかりの輪の努力


以上のようなアレフの問題行動に対して、
オウム真理教犯罪被害者支援機構は、大変困惑してこられました。

そこで、ひかりの輪では、2009年以降、アレフに賠償契約の締結に応じさせるために、
同機構からの要請にこたえて、参考となる情報を同機構に提供し続けてきました。

具体的には、アレフが被害者賠償契約に応じない理由や、
誰がそのような意思決定をしているのか等について、お知らせしてきました。

その情報提供努力は現在も継続していますが、
適宜、このブログ等で社会に対しても広く訴えていきたいと考えています


4,今後の対策案

今後、アレフに賠償契約締結に応じさせるためには、
もはや、より強硬な手段をとらざるをえないと思います。

たとえば、オウム真理教犯罪被害者支援機構によるアレフ資産の差押えや、
アレフに対する新たな破産手続等を行うこと
などが一案として考えられます。

ひかりの輪としては、同機構へのご協力を通じて、
アレフが真摯に被害者の方々に対して向き合い、
被害者賠償に応じるよう働きかけていきたいと思います。

アレフが、被害者賠償契約の締結を拒否している事態について

(2012-02-11  22:23:30の記事)

 アレフが、被害者賠償契約の締結を拒否している現状について、改めて、本ブログで現状・実態をお伝えいたします。

1,アレフが、被害者賠償契約の締結を拒否


 ひかりの輪は、2009年7月に、オウム真理教犯罪被害者支援機構との間で、被害者賠償契約を締結していますが、アレフは、賠償契約の締結を拒否しています(※末尾資料①参照)。
 ひかりの輪は、この状況を憂慮し、アレフに対して契約の早期締結を訴えてきましたが、アレフ問題対策室においても、改めて、この場を借りて要求したいと思います。


2,ひかりの輪の被害者支援機構へのご協力

 被害者支援機構は、アレフが賠償契約締結を拒否していることに困惑しています。
 そこで、ひかりの輪は、アレフが賠償契約締結を拒否している真意や、誰がその意思決定をしていると思われるか等について、同機構から情報提供を求められましたので、それにご協力し、さらに、継続的なご協力をしてきました。


3,アレフ が賠償契約を拒否した経緯

 アレフの荒木広報部長は、2010年3月の記者会見で、「賠償契約に応じないのは、被害者支援機構への債権譲渡に関する質問に対する回答がアレフに返ってきていないからである」旨、発表しています。

 しかし、これは事実に反しています。同機構の中村裕二弁護士によれば、「同弁護士が行ったアレフ批判発言をアレフに対して徹底的に謝罪しない限りは、賠償契約に応じない」と、アレフは述べ続けてきたのです。
 それは、ひかりの輪のほうでも、2009年来、同機構の方々からお聞きしてきました。
 ひかりの輪としては、中村弁護士のアレフ批判発言は不適切とは思いませんし、また、当然のことながら、徹底した謝罪を求めたりするのは、加害者側のとるべき姿勢ではないと考えています。


4,アレフが賠償契約締結しない場合の、重大な問題点

 アレフ は賠償契約を結ばずに、一定の金銭を「サリン事件等共助基金」に振り込んではいます。
 しかし、同機構によれば、同機構との間の新たな賠償契約締結がない限りは、事件被害者以外の一般債権者の債権放棄が法的に成立しないために、事件被害者への賠償が損われるとのことで、こうした事実をアレフに伝えても、誠意ある対応が見られないとのことです。

 また、1996年にオウム真理教に対して下された破産宣告の際に、破産債権者としての届出を行っていなかった事件被害者(未届被害者)への賠償も行われないことになります。
 ひかりの輪としては、 アレフが事件被害者への賠償を損なわないことを求めています。


5,アレフが法的な賠償責任を無視し始めた疑い

 アレフは、賠償金の支払いについて「道義的な責任に基づく支払い」と主張していますが、アレフには、単に道義的な責任だけでなく、オウム真理教破産管財人との間で2000年に締結し2005年に改めた賠償契約に基づく法的な賠償責任があり(※末尾資料②参照)、その債務はいまだに履行されていません。
 そこで、ひかりの輪としては、アレフが、あらためて法的な賠償責任を認め、債務の履行のために、新たな賠償契約を締結することを求めています。


※資料①
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
●アレフ資金4億円越す 被害者への賠償額は減少
2012年1月19日 朝日新聞

 地下鉄・サリン事件などを起こしたオウム真理教から派生した宗教団体「アレフ」が持つ預金などの「流動資産」が4億円を超えた。公安調査庁によると、2000年に団体規制法に基づく観察処分が始まってから最高の額一方で、事件の被害者への賠償額は減少している。
(略)
 事件により、オウム真理教は被害者に賠償する責任を負った。教団の破産手続きでは、被害者・遺族が求めた賠償などの債権総額は約38億円だったが、約21億円が未払いのまま09年3月に手続きが終了。
 その後、未払い分の債権を引き継ぎ、被害者への賠償を進める「オウム真理教犯罪被害者支援機構」に対しては、アレフは払っていない。一方、一般からの寄付などを受け取って、被害者支援団体に払うことで間接的に被害者を支援する基金に対しては、アレフは08年末から昨年10月までに計約6200万円を払っている。
 アレフの荒木浩・広報部長は「債権譲渡の有効性など疑問を投げかげたが、機構から返事が来ない。協議がまとまれば支払う」と説明する。それに対し、被害者救済の活動に取り組み、機構の理事も務めている伊東良徳弁護士は支払いを中断させるための言いがかり。資産を増やしているなんて言語道断だ」と憤る。


●オウム破産手続き終了1年、賠償継続進まず

(読売新聞 2010年3月18日6時35分配信記事)

 被害者救済の役割を果たしてきたオウム真理教の破産手続きが終了して約1年。被害者・遺族への賠償を続けさせようという弁護士らと、教団側の交渉が思うように進んでいない。

 教団側は、松本智津夫死刑囚(55)への姿勢を巡り分裂しており、特に松本死刑囚を「開祖」と位置づける主流派(反上祐派)の消極的な姿勢が目立っている。
(略)

 オウム真理教が破産宣告を受けたのは1996年。債務総額は約51億円で、うち被害者分は約38億円に上り、破産管財人が教団資産を売却して被害者への配当にあててきた。
 昨年3月には手続きが終了したため、管財人は、賠償が済んでいない被害者などの債権約21億円分を、弁護士らで作る任意団体「オウム真理教犯罪被害者支援機構」(理事長・宇都宮健児弁護士)に譲渡した。同機構を通じ、被害者への賠償を続けさせるためだ。

 教団の上祐史浩元代表(47)が設立した団体「ひかりの輪」(信者数約200人)は昨年7月、同機構と合意書を取り交わし、賠償金の支払い義務があることを確認。その後、同機構に100万円を振り込んだ。これに対し、主流派の団体「Aleph(アレフ)」(同約1300人)は今月16日、1999年に設立された被害者支援団体「サリン事件等共助基金」に約360万円を支払ったが、同機構への支払いはまだで、今後の賠償方法を巡る交渉も停滞している。荒木浩・広報部長(41)は同日、都内で開いた記者会見で、被害者側の債権の同機構への譲渡や、オウム真理教被害者救済法に基づく国からの損害賠償請求については、「法的効力があるか確認中」と留保する考えを示した。

 こうした主流派の姿勢について、同機構副理事長の中村裕二弁護士は「組織の再興を狙っているのではないか。世間の関心が薄れる中、被害者の救済が済んだような雰囲気になるのは問題だと思う」と指摘している。


<地下鉄サリン事件>アレフ 賠償にあいまいな態度続ける
毎日新聞 3月 17日19時19分配信記事

 20日で発生から15年を迎える地下鉄サリン事件などオウム真理教による一連の事件を巡り、教団の主流派で構成する宗教団体「アレフ」が被害者への賠償について、あいまいな姿勢を続けている。被害者側への支払いはしているものの、「道義的責任に基づく誠意ある対応」を強調し、不法行為の「賠償金」との表現は避けている。被害者側は「法的責任を認めず、賠償義務を免れようとするもの」と批判している。
(略)
 アレフは破産手続き終結後、元破産管財人が運営する「サリン事件等共助基金」に16日までに約3000万円を入金したという。しかし、機構には「債権譲渡が行われたかどうか確認できていない」として証明文書の開示を求めており、残る賠償金の支払い意思は示していない。

 機構副理事長の中村裕二弁護士は「債権譲渡の通知は届いているはずで、何を確認する必要があるのか分からない。言いがかりに過ぎない」と話す。

  これと別にアレフは被害者支援をしているNPO法人「リカバリー・サポート・センター」に02~09年、計1300万円を寄付している。一方、上祐史浩元 代表の分派「ひかりの輪」は09年7月、機構と残りの賠償金を可能な限り支払うことで合意し、235万円を払った。【伊藤一郎】

――――――――――――――――――――――――――――――――――――


※資料②
――――――――――――――――――――――――――――――――――――


         合 意 書

              破産者 オウム真理教破産管財人
                   弁 護 士 阿 部 三 郎

              宗 教 団 体 ・ ア レ フ
                   代表役員 村 岡 達 子

 標記当事者間で今般次のとおり合意し本書面を作成した。

第一 宗教団体・アレフ(以下「アレフ」という)は、旧オウム真理教(以下「旧教団」という)の数々の犯罪行為に基づく被害者及び遺族に対し心から謝罪し、破産者オウム真理教破産財団に対して次の事項を確認の上、破産債権の残債務全額を引き受ける。
 1 破産管財人との間の債務引受合意であること
 2 引受の主体はアレフであり、個人は含まれないこと
 3 アレフの債務引受は旧団体の破産手続上確定した債務であり、加害者個人の債務は含まれないこと
 4 第二項以下の支払約定と一体となった債務引受であること

第二 アレフは、前項の残債務のうち金九億六〇〇〇万円を平成一七年六月末日までの期間内に次のとおり破産管財人宛に分割して支払う。
 1 平成一三年六月末日までに二億円を第一回分割金として支払う。但し、既に譲渡ずみの信者名義の不動産と債権、送付ずみの現金四三六〇万円、車輌、その他の動産のそれぞれの処分価格を含むものとする。
  2 前項1による支払金を控除した残額七億六〇〇〇万円については、年間一億円を最低額とする分割払いとする。但し、本契約後、概ね一年毎に、双方はアレ フの弁済の実情を踏まえながら協議を行い、本文の支払方法について見直しを要すべき事態が生じている場合には、上方、下方修正を問わず、これを見直すもの とする。

第三 破産管財人は、裁判所との協議により、前項の支払金を含め財団として最終配当を行って破産手続を結了する。

第 四 破産管財人はアレフに対し、第三項の破産手続結了後、サリン事件等共助基金(運営委員長阿部三郎)宛、「オウム真理教に係る破産手続における国の債権 に関する特例に関する法律(平成一〇年法律四五号)」で定められた損害賠償請求債権者である被害者及び遺族の届出債権の残高に達するまで支払うことを申し 入れた。
 これに対し、アレフは、右申入れどおりの支払いをなすことを認めるが、支払いの時期、方法については、経済情勢や支払能力につき不透明 なところがある故、本合意成立後四年目の時期に協議をして弁済方法の確定をすることを申し入れ、管財人はこれを諒として、右申入れどおりの時期に改めて協 議をすることとした。

 右のとおり合意し、本書二通を作成し、後日のため当事者各一通を所持することとした。

    平成一二年七月六日

              破産者 オウム真理教破産管財人
                   弁 護 士 阿 部 三 郎

              宗 教 団 体 ・ ア レ フ
                   代表役員 村 岡 達 子

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

(注) 上記「合意書」第二に基づけば、アレフは平成17(2005)年6月末日までに9億6000万円を支払っていなければなりませんが、実際には約5億 6000万円しか支払えませんでした。そこで、アレフは、2005年9月に契約を改定し、支払期限を2008年9月まで約3年間延長しましたが、それでも 支払えませんでした。ですからAlephは、破産者オウム真理教から債権譲渡を受けたオウム真理教犯罪被害者支援機構に対して、「道義的責任」ではなく、「法的責任」を負っているのです

「オウム被害者機構」による、アレフの著作権侵害に関する調停申し立て(2012年3月15日)

(2012--03-19 改訂06-17 16:26:41の記事  0915改訂)


現在、オウム真理教犯罪被害者支援機構はアレフに対して、著作権侵害と、被害者賠償支払いに関する、調停申し立ての手続きの最中にあります。

アレフは過去のオウム真理教事件を社会の「陰謀」ととらえて、反省することなく、現在進行形で、違法行為を犯している団体なのです。

本ブログでは、開設当初より、その解決の一助となるべく告発を行っております。

さて、本ブログ内で、これまで、この件についてのカテゴリーが、「3 アレフの賠償契約拒否問題」
の中にあり、「アレフの著作権侵害問題」が、わかりにくくなっていたため、新たに、本カテゴリーを作り、こちらに記事を転載することにしました。

現在進行形のオウム問題として、非常に重要な問題なので、ぜひご一読ください。


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(2012年3月15日の記事)

◆オウム被害者機構」による、アレフの著作権侵害に関する調停申し立て



  本日(2012年3月15日)、オウム真理教犯罪被害者支援機構は、アレフ(Aleph)に対して、

同機構への被害者賠償金の支払いを求めるとともに、
・同機構が著作権を有する、麻原の説法集などの教材一切を無断複製・
頒布しないよう求めて、

東京簡裁へ調停の申立てをした旨を発表しました。

◎読売新聞 『オウム被害者機構が調停申し立て…アレフに請求』
◎産経新聞 『アレフに1億6千万円賠償求める オウム被害者支援機構』
◎時事通信 『アレフに賠償支払い求める=被害者支援機構が調停申し立て-東京簡裁』
◎NHK 『オウム事件賠償 調停申し立て』

 かねてから当団体でもこの『Aleph(アレフ)問題の告発と対策』ブログでお知らせしてきたとおり、
アレフはいまだに同機構への被害者賠償を拒否していますが、その背景には、オウム事件は陰謀によって教団が陥れられたもので、教団は無実」というアレフ独特の考え方があります。


 アレフがそのような荒唐無稽な主張をするのは、麻原を絶対視するアレフにとって、麻原からの指示なく勝手に賠償金を支払うことは決して許されないという“宗教的理由”があるからであり、その正当化のために上記のような陰謀論を唱えているのです。

 そして、このような麻原への絶対視を信者に植え付けるために日常的に使われているのが、麻原説法集等の教材です。

 ひかりの輪は、同機構が指摘するようにアレフが著作権侵害をしていることに加えて、信者への洗脳教化を防ぐという観点からも、これら麻原説法集等の複製、頒布、販売さらにはいっさいの使用を行わないことを求めます。

 そして、アレフがオウム事件と真摯に向き合い、同機構への被害者賠償金の支払いを行うことを、
あらためて求めます



●追記〈2012年3月19日〉

◆オウム真理教被害者支援機構の、調停申し立ての詳細

 なお、ここで同支援機構によって複製、頒布、販売の禁止を求められている麻原やオウムの教材とは、説法、詞章、歌詞、音曲、写真、絵画、録音・録画されたものなど、一切の著作物ですから(滝本太郎弁護士のブログ参照)、一般のアレフ信者の皆さんに対しても、このことをよく理解して、著作権侵害行為がないようにすることを求めたいと思います。

 詳細について、昨日、3月18日に、弁護士の滝本太郎先生が、ご自身のブログ(『日常生活を愛する人は?』-某弁護士日記)に、詳細を掲載されました。

>>オウム真理教の著作権、ほか-調停申立の件

そこには、ニュースではわからなかった、さらなる詳細が掲載されています。

 アレフ、およびアレフ信者の方々は、この現実から、今、アレフは「著作権侵害」という犯罪を、現在進行形で犯している団体であるということに、気付かなければなりません。
そうすることを強く願い、求めます。

「オウム被害者機構」による、アレフの著作権侵害に関する調停申し立て(2012年3月15日)

(2012--03-19 改訂06-17 16:26:41の記事  0915改訂)

 現在、オウム真理教犯罪被害者支援機構はアレフに対して、著作権侵害と、被害者賠償支払いに関する、調停申し立ての手続きの最中にあります。

 アレフは過去のオウム真理教事件を社会の「陰謀」ととらえて、反省することなく、現在進行形で、違法行為を犯している団体なのです。

 本ブログでは、開設当初より、その解決の一助となるべく告発を行っております。

 さて、本ブログ内で、これまで、この件についてのカテゴリーが、「3 アレフの賠償契約拒否問題」の中にあり、「アレフの著作権問題」が、わかりにくくなっていたため、新たに、本カテゴリーを作り、こちらに記事を転載することにしました。

 現在進行形のオウム問題として、非常に重要な問題なので、ぜひご一読ください。

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(2012年3月15日の記事)

◆オウム被害者機構」による、アレフの著作権侵害に関する調停申し立て



  本日(2012年3月15日)、オウム真理教犯罪被害者支援機構は、アレフ(Aleph)に対して、

同機構への被害者賠償金の支払いを求めるとともに、
・同機構が著作権を有する、麻原の説法集などの教材一切を無断複製・
頒布しないよう求めて、

東京簡裁へ調停の申立てをした旨を発表しました。

◎読売新聞 『オウム被害者機構が調停申し立て…アレフに請求』
◎産経新聞 『アレフに1億6千万円賠償求める オウム被害者支援機構』
◎時事通信 『アレフに賠償支払い求める=被害者支援機構が調停申し立て-東京簡裁』
◎NHK 『オウム事件賠償 調停申し立て』

 かねてから当団体でもこの『Aleph(アレフ)問題の告発と対策』ブログでお知らせしてきたとおり、
アレフはいまだに同機構への被害者賠償を拒否していますが、その背景には、オウム事件は陰謀によって教団が陥れられたもので、教団は無実」というアレフ独特の考え方があります。


 アレフがそのような荒唐無稽な主張をするのは、麻原を絶対視するアレフにとって、麻原からの指示なく勝手に賠償金を支払うことは決して許されないという“宗教的理由”があるからであり、その正当化のために上記のような陰謀論を唱えているのです。

 そして、このような麻原への絶対視を信者に植え付けるために日常的に使われているのが、麻原説法集等の教材です。

 ひかりの輪は、同機構が指摘するようにアレフによる著作権問題があることに加えて、信者への洗脳教化を防ぐという観点からも、これら麻原説法集等の複製、頒布、販売さらにはいっさいの使用を行わないことを求めます。

 そして、アレフがオウム事件と真摯に向き合い、同機構への被害者賠償金の支払いを行うことを、
あらためて求めます



●追記〈2012年3月19日〉

◆オウム真理教被害者支援機構の、調停申し立ての詳細

 なお、ここで同支援機構によって複製、頒布、販売の禁止を求められている麻原やオウムの教材とは、説法、詞章、歌詞、音曲、写真、絵画、録音・録画されたものなど、一切の著作物ですから(滝本太郎弁護士のブログ参照)、一般のアレフ信者の皆さんに対しても、このことをよく理解して、著作権問題がないようにすることを求めたいと思います。

 詳細について、昨日、3月18日に、弁護士の滝本太郎先生が、ご自身のブログ(『日常生活を愛する人は?』-某弁護士日記)に、詳細を掲載されました。

>>オウム真理教の著作権、ほか-調停申立の件

そこには、ニュースではわからなかった、さらなる詳細が掲載されています。

 アレフ、およびアレフ信者の方々は、この現実から、今、アレフは「著作権問題」を、現在進行形で抱えている団体であるということに、気付かなければなりません。
そうすることを強く願い、求めます。

▶【東京】アレフを隠した覆面ヨガ教室・関係者・実地場所リスト

(2012-02-05初版の記事 改訂2012-02-09、05-28、09-15)

 
これまでご相談のあった、数十名の被害者の方から教えていただいた、アレフを隠した覆面ヨガ教室の情報をまとめました。
アレフであることを隠して、アレフ信者が運営する(覆面)ヨガ教室に関連して、2012年5月6月には「詐欺罪」での逮捕・起訴者が出ました。
しかし、それ以降も、アレフはそうした活動を自粛する気配はなく、わたしたちのところに、被害者からのご相談が相次いでいる状況です。
把握できた情報のみをのせていますので、場所や人や、やり方などは、もっとあるかもしれませんが、
「もしかして・・・・」と思われた方は、すぐにご相談下さい。

そうと知らずにアレフの洗脳被害に遭う可能性のある方について、一人でも多く、未然に、アレフへの入信、妄想的なオウム事件に関する陰謀論や、麻原は絶対だとの崇拝をしないように、防ぐことができればと思います。

 
わかり次第、随時、最新情報を追加・更新していきますので、その実態についてご存じの方は、ぜひ情報提供のご協力をお願いいたします。(koho@hikarinowa.net まで)




▶公共の利益に関して

 ※現在、アレフであることを隠して、アレフ信者が運営する(覆面)ヨガ教室が犯罪・社会問題にも発展してiいます。詳しくは以下のページをご覧ください。


>>アレフの現在の問題などの報道ページへ

社会問題となっている中で、わたしたちはこれまで、そうした地域で、アレフからの勧誘を受けた方からの相談から詳細な情報
提供もあり、詳細を知り得ています。


覆面ヨガ教室などにより、信者数を急増

 
報道によると、アレフは、団体の規模も、出家者は推定200名前後と大規模で、ニュースにもある詐欺的・
洗脳的な教化によって、昨年2011年だけでも200名以上の新規信者を獲得し、2012年の前半で80名以上獲得したとのことで、構成員は1300名を超えて急増させています。


事件被害の賠償契約の不履行

 
一方、オウム事件の賠償契約は不履行で、契約の更改は拒絶し、
第三者として寄付をするのみです (その理由は、寄付ならば関与を認めたことにならず、教団防衛になるから)。

 ・アレフ信者の資金に
 
その一方、経済報告をする対象もない中で、
流動資産が4億にも上り、都内に大型のビル物件を取得し、資金力も急増させています。アレフ信者が運営する覆面ヨガ教室の受講料は、実質的にアレフ信者の資金となっています。


 ・被害者支援機構より、調停申し立て中
 
また、現在、オウム真理教犯罪被害者支援機構より、賠償の支払いと、
オウム真理教の教材(著作権が支援機構にある)を、無断で販売しないよう求める調停を申し立てられています。

 こうした状況のアレフ信者ら、
オウム事件を「オウムの犯行ではなく何者かの陰謀」との虚偽を流布したり、「事件を正当化したりする」などの言動が、著しく社会的な規範に反しており、洗脳的=詐欺的な行為の疑いがあり、大きく被害者支援機構との賠償契約に反していること、そして、本ブログに多数の問い合わせが続いていることを深く憂慮し、公共の利益に鑑みて、やむなくプライバシー権を考慮しても、イニシャルのみ、公表することにいたしました。

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東京都内での勧誘活動


覆面ヨガ教室 その1

 HP クンダリニー・ヨガの会 http://yoga-yoga.rakurakuhp.net/


29日の昼時点で、このHPの内容が消され、「幸福の言葉」という、麻原の説法の抜粋情報に入れ替わっているため(麻原の『マハーヤーナ・スートラ』などの抜粋)、このHPは、アレフ信者であると公表したものであると考えます。

未然に、偽装ヨガ教室での入信者を防ぐため、HP上のデータから一部の該当部分を記しておきます。

 主催地: 東京都内・名古屋で活動
 教室名: クンダリニーヨガの会
 教室開催予定・場所:


2012
26日(日) 阿佐ヶ谷区民センター 13時~16時 参加費2000
2012220日(日) 阿佐ヶ谷区民センター 13時~16時 参加費 2000

 ヨガの先生: (教団名:ララナー・ネッカンマ・ムッタ)

◎少人数ヨガクラス :参加費2500円

個別指導: 2時間のレッスンで、3000円となります。


覆面ヨガ教室 その2

 主催地: 杉並区西荻窪近辺 在家信者の家
 ヨガの先生 : H (27~8歳くらいの女性 在家信者

 実際に偽装ヨガ教室に勧誘された実例のあるmixiアカウント:シャンティ
http://mixi.jp/show_friend.pl?id=15343691&route_trace=010000400000 

 

◆書店の精神世界コーナーでの勧誘

 中野の書店の、精神世界コーナーで、K(30代男性)、U(男性)から、声をかけられ、偽装ヨガ教室に勧誘された実例あり。

石川県での勧誘活動


覆面ヨガ教室

主催地: 金沢市内
ヨガの先生: 女性1人 (出家信者)
勧誘員: 女性2人 (在家信者)
mixiで勧誘。

  公共の利益に関して


※北海道の偽装ヨガ教室問題が、上記読売新聞で報道されるほどの社会問題となっている中で、これまで、北海道の偽装ヨガ教室の勧誘を受けた方からの相談から詳細な情報提供もあり、詳細を知り得ています。
  そして、アレフ信者の中から、覆面ヨガ教室関連で、詐欺罪で逮捕・起訴者が出る中で、アレフ信者らの、オウム事件をオウムの犯行ではなく何者かの陰謀との虚偽を流布したり、事件を正当化したりするなどの言動が、著しく社会的な規範に反しており、洗脳=詐欺的な行為の疑いがあり、大きく被害者支援機構との賠償契約に反していることを深く憂慮し、公共の利益に鑑みて、やむなくプライバシー権を考慮しても、本件の実名をイニシャルのみ公表することにいたしました。


3 アレフの洗脳的教化のパターン② 「(覆面)ヨガ教室」で、ヨガのクラスや、ヨガ理論・輪廻転生論の「勉強会」を行う

(2012-02-01  23:11:00 の記事 09-14改訂)

※内容や、使われている資料などを詳細に改訂しました。再度ご確認ください。(2012-09-14)

 アレフと素性を隠した、覆面「ヨガ教室」でのレッスン


 勧誘された後は、勧誘対象者の興味に合わせて、個別の対応を行っている事例が多々ありますが、これまで知り得た情報をまとめます。

 アレフでは、勧誘した人に対して、次の段階として、

①ヨガのレッスンを受講させるパターン
②勉強会を中心に教化するパターン

など、その人の興味に沿って、やり方を変えて、個別対応含め、教化が行われていきますが、このページでは、覆面ヨガ教室について詳細を記します。


◎覆面ヨガ教室の内容
 
・ヨガ教室では、ヨガのアーサナ(体操)や呼吸法などが行われる、ヨガのレッスン・クラスを行っています。
いろいろな名前で行っているようです。

ハートフル・ヨガ
クンダリニー・ヨガの会
アセンション・ヨガ
少人数ヨガクラス
などなど

ヨガの内容は、

足をほぐす (足の指と手の指で握手、指をほぐし、足の裏もマッサージ、足首を回して終了)これを左右交互に1回
上体ひねりの運動、ワニのポーズ、座禅を組んでゆっくりと呼吸法、これらの合間に死体のポーズ
部屋はお香が焚かれ、音楽療法と言われる、音楽が流れているなど。


・勉強会では、①ヨガ・仏教・輪廻転生・チベット仏教などの学習と、②陰謀論を中心に進められていきます。勉強会については、別ページにまとめます。

 
◎レッスン代・人数

個人レッスン、少人数ヨガクラス、地域によって、微妙に値段が違うようです。

2時間3000円(個人)
2時間2500円(ヨガクラス)
3時間2000円(ヨガクラス)

一人だけの個人クラスや、
数人ほど(対象者以外が、全員アレフ信者だった事例も多数あり)


◎期間

「週一回位で通った方がよい」

「とりあえず10回通えば だいたいの概要がわかる」


「間があくとあまりよくない」ということで、週に1~2回

複数回、週1くらいのペースで来た方が、心の解放が早まる」
「ヨガを学ぶ準備の段階にいる」

と、頻度の高い継続した受講を勧められる。


◎どんな場所で行われているの?

ヨガ教室は、

・信者のマンションやアパート、
・市民会館などの教室

などの事例が多々あります。


◎地域は?

 これまで、今のところ、わたしたちがその被害に遭われた方々から確認できた活動地域は、以下の地域です。(これがすべてかどうかは不明です)

 在家・出家問わず、アレフ信者が、ヨガの教師となって活動しています。

 ・北海道 札幌
 ・東京都 西荻窪近辺
 ・大阪府 今里駅近辺
 ・愛知県 名古屋
 ・石川県 金沢



 覆面「ヨガ教室」で、ヨガ理論や輪廻転生論の「勉強会」
を行う。


◎場所は、

 ヨガ教室や、ファミレスや、ヨガの教師の自宅

◎人数は、

 勧誘対象者に対し、アレフ信者2~3人ほど、
 もしくは個別対応

◎内容は、

 ヨガ理論のチャクラやクンダリニー、仏教などの東洋思想の根底に流れるカルマの法則――それを土台として現象を見つめるなら、すべての苦しみは解消できる。今生きている人間のほとんどが、三悪趣に落ちるとする輪廻転生説などを説明し、そのためにヨガの修行の必要性を説明していく。

■気、チャクラ クンダリニー
人の体には、気が流れていて、負の感情を感じると、通り道に詰まりが出来る。
それが癌など病気の素になったり、精神面にも影響する。ヨガをすることで、この詰まりは解消される。
流れが合流する点をチャクラと言い、このチャクラを浄化すれば、心身の不調が良くなる。

■真我と三グナ、ビックバン理論

■ヨガの発祥 エジプト アトランティスなど

ヨガの発祥は、エジプト(もっと言うとアトランティス大陸の文明)。
壁画にも記載がある。
そこから世界に分散され、それぞれの地域の宗教や哲学などの素になった。

人の心 表層・潜在・超散在意識
心には、普段認識出来る表層意識、出来ていない潜在意識、超潜在意識がある。
人は嫌なことが起これば、超潜在意識にそれを閉じ込める。
他者にはオーラみたいなものとしてその感情を感じ取られてしまうが、
本人は我慢している事実を無視し続ける。

■カルマと心、功徳、因果応報 白い玉と黒い玉
 ヨガでは、カルマ(業)、因果応報の考え方を持つ。
 他者に何かすれば、善悪はもちろん、どちらでもないものであっても、自分に返ってくる。
 この時、相手の反応は自分の超潜在意識にキャッチされる。
 そして、善行であれば、白い玉として、悪行であれば、黒い玉として超潜在意識に残る。
 しかし黒い玉は、自分が他者から悪いことをされれば、落とされて消える。
 そのため自分の身に悪いことが起きても黒い玉を落とされると考えれば、精神的、肉体的な痛みにも耐えられるようになる。
 また白い玉は、善行を行う度に増え、黒い玉が消え白い玉ばかりになると、人の本来の姿である光の存在に近づいていく。
 そのためにヨガで集中力を高め、自分の心を見つめることが必要である。

■輪廻転生説・三悪趣

 今生きている人間のほとんどが、三悪趣に落ちるとする輪廻転生説などを説明し、そのためにヨガの修行の必要性を説明する。


■その後の作業

 自分の悩みを話し合い、理論にのっとって客観的に見つめたり、アンケートをとって、分析したりする。ヨガをやれば、「あなたのもっと良い所が出てくる」などと言われる。チャクラやクンダリニーなどのヨガの理論や、今生きている人間のほとんどが、三悪趣に落ちるとする輪廻転生説などを説明し、そのためにヨガの修行の必要性を説明していく。


◎使われる資料は、

・ファイルしたプリントや小冊子
冊子の一例 : 『真の幸福への道~カルマの法則・四無量心――ヨガ、仏教などの東洋思想の根底に流れるカルマの法則――それを土台として現象を見つめるなら、すべての苦しみは解消できる。

・チベット密教関連のDVDなど
 『チベット死者の書』
 『前世を記憶する子ども』
 『輪廻転生は実在する』
 『臨死体験』


実例① 偽装ヨーガ教室での勉強会(Aさん 20代男性 東京都 会社員)

 教室には1回だけ行きましたが、すぐに「勉強会」をやるということになって、勉強会をやるというファミレスに3回行きました。
 そこでは、Kさんが私にヨーガ理論についての話をしました。

 この「勉強会」も3人でやっていました。どちらかというと友達のようなお付き合いでした。

  ところで、私は教義に関してはもともと一元論的な考えを持っていましたので、この勉強会で勉強していく中で、アレフ が説いているようなカルマと功徳といった二元論的な考えや、今生きている人間のほとんどが地獄・動物・餓鬼に生まれ変わる、そのためにヨーガの修行をしな ければならないといった考えは、なかなか受け入れられませんでした。

 しかし、納得がいかない私の様子を見て信徒の二人は、「今日のAさん(私)はすごくオーラが濁っている」「顔が暗い」「来たときからおかしいと思っていた」といったことを言って、心配してきました。

 さらに、一元論的な考えは否定され、「修行を進めて自分でしっかりものを見られるようになるまではそうした情報は入れないほうがいい」と言われました。

 そして、勉強会が終わると、「顔がすごく明るくなった」「ひっかかりの原因がわかって本当に良かった」といったことを繰り返し言われました。

2 アレフの洗脳的教化のパターン ① アレフと素性を隠して、覆面ヨガ教室に勧誘する

(2012-02-01  23:11:00 の記事 09-14改訂)


 現在、アレフでは、若者を、まずは、アレフを隠した、ヨガ教室などの覆面サークルへの勧誘をして人脈を集め、段階的に「洗脳的な教化」を行い、アレフに入信させています。

 入信までには、


 ① 一連の重大なオウム事件は、実はオウムが起こしたものではなく、
    オウムが起こしたと見せかける何者かによる陰謀である。

 ② 教祖・グル(導師のこと)である麻原彰晃は、
絶対的な神のような存在である。


といった洗脳的教化が行われています。

そして、今でも、それを信じる人たちが、後を絶たない状況にあります。その段階的な洗脳的教化により、そうしたことを信じてしまう傾向のある方々が、入信してしまうのです。

 いったいなぜ、オウム真理教事件から十数年も経つ今、上記のような荒唐無稽なことを信じるに至ってしまうのかについて、その洗脳的教化パターン・手口を、実際に抜け出すことができた方々から聞いた情報に基づき、以下にまとめてご紹介いたします。

 ※すべてではないですが、これまでわかったことをまとめています。


 まず、アレフと素性を隠して人脈を作り、覆面「ヨガ教室」に勧誘する


 まず、アレフと素性を隠して、人脈を作っています。

 人脈を作る場所は、

SNS(mixiなど)
「書店キャッチ」:大型書店(ジュンク堂、紀伊国屋書店など)の精神世界コーナー・心理学のコーナー
・イベント スピリチュアルマーケットなど
・趣味のサークル:カレーの会、読書会など


 こうした場所で、声をかける方法などで、まず仲良くなり、メールアドレスの交換、喫茶店での歓談などを通じて、悩みなどを引き出し、「ヨガ教室」に勧誘しています。
 「ヨガ」は今、おしゃれで身体によいものとして流行っているので、あまり抵抗なく、勧誘されてしまうようです。

 そして次の段階として、勧誘された後は、勧誘対象者の興味に合わせて、教化が行われていきます。具体的には、ヨガ教室や、ファミレスなどにおいて、

①ヨガのレッスンを受講させるパターン
②勉強会を中心に教化するパターン

など、その人の興味に沿って、やり方を変えて、個別対応含め、教化が行われていきます。

 それについては次の記事にまとめます。


◆勧誘の実例をご紹介します

 実際に、アレフの偽装ヨガ教室への勧誘を受けた方にお寄せいただいた、リアルな体験談をご紹介します。
心当たりのある方は、すぐのお問い合わせをお待ちしています。

実例① 2011年8月 大阪の偽装ヨーガ教室への勧誘(Aさん20代男性東京・会社員)


 私が、
アレフの偽装ヨーガ教室を経由してアレフへの入信に導かれた経緯についてお話しします。

 それは、私が仕事の関係で一時大阪にいたときのことでした。
 ミクシィの私のプロフィールに、
ヨーガに興味があると書いていたせいか、ある人物(その時はわかりませんでしたが、アレフの信徒でした)から、「ヨガ教室に通いませんか?」というメールがありました。

 その人物と大阪の今里駅で待ち合わせをして、
紹介されたヨーガ教室に行きました。2011年8月下旬のことです。

 ヨーガの「先生」は、Kさんという30代の女性でした。
これも後でわかったことですが、Kさんはアレフの信徒だったのです。

 教室も、アレフ大阪支部の近くの、信徒の家が使われていました。
 ほかの生徒はおらず、私のほかは、勧誘してきた人と「先生」
を合わせて3人だけでした。
 教室の方針として個別指導でやっているということでしたので、
他にどんな生徒がいたかはわかりません。

実例② 2012年5月 大阪・今里駅近辺の、アレフの覆面ヨガ教室の勧誘の状況(Gさん20代大学生・大阪)

 私はアレフという団体の存在は以前から知っていましたが、この件に関係しているとは思いつきもしませんでした。

 勧誘された場所は、梅田の紀伊國屋書店でした。
心理学コーナー
で本を見ていると、「何か面白い本ありますか?」と、女性2人組から声をかけられました
「詳しくないのでわからない」と私が答えると、「心理学に興味はあるのか」と聞かれ、「多少ある」と答えました。
 今度は同じ質問を私からすると、「昔から人見知りで、大学入学以降、対人関係から体調を崩した。
 そこでヨガに出会い、救われた」と答えていました。

 もう一人も、「同様の悩みが解消されたのはヨガのおかげだ」と言い、私にも、「悩みが無いか?ヨガに興味は無いか?」と聞いてきました。
 そこで私は、自分の性格のことや将来についての悩みなどを話しました。
 すると、「ヨガならそうした心の問題が無くなって、良い所が出てくる」と言われ、簡単な呼吸法を教えられました。

 互いの悩みを話し、盛り上がった所で2人は帰ると言い、私たち悩みを持つ者同士気が合いそう
ということで、メールアドレスを教えてほしいと言われ、アドレスを交換し、その場はそれで終わりました。
 後日お茶をした時も、ヨガやこれまでの悩みなどを話し、私が少しヨガに興味を持ったため、その場で「勧誘、体験なら」と思い承諾した後、日程を決めて解散しました。

実例③ 2012年7月 アレフと知らずにいつの間にか関わっている。大阪のアレフを偽装した覆面ヨガ教室(Zさん30代女性大阪)

  梅田のジュンク堂書店の精神世界のコーナーで 、二人の男女の方に、「 何か面白い本はないか?」と声をかけられる。
 「気が合う」ということで メールを交換し、この方は、ヨガに興味があり、 とりあえず教室にいくことにしたとのことでした。
 「アレフ関係ですか?」と最初に聞いた 時、「違う」と言われたとのことです。
 2つのヨガ教室の場所があり、料金は約
三時間で二千円でした。

「週一回位で通った方がよい」 
「とりあえず10回通えば だいたいの概要がわかる」
といわれる。

ヨガ教室では、呼吸法も含んでのヨガのほかに、レクチャーがあって、潜在意識、超潜在意識、表層意識
カルマやら功徳、白い玉とか黒い玉とか、チャクラのこと、クンダリニー、輪廻転生の話があった。
 

実例①2011年5月 書店で知り合った女性2人に誘われ、偽装ヨガ教室へ(Dさん20代男性大阪)

 昨年(2011年)の5月、大阪梅田の紀伊国屋書店で知り合った女性二人が通っているという、ヨガ教室に通い始めました。
 5~6回通ううちに(アレフなのでは?)と気付き、もらった資料や話の内容等と並行して調べ始めていた、オウム関連の書籍等から「確信」に至りました。気付いたことは内緒にしていました。

 しかし、その理論等大変面白いものであったし、麻原氏の本などを読んでいるうちに、のめり込んで行きました。
 当時の自分にとっては、書籍の中の麻原氏は誠実な人に感じられ、ヨガ教室の先生(40代男性)や、その2人組の女性等の「人柄の良さ」と、あの一連のオウム事件というものに余りに矛盾を感じ、一人混乱していました。


『アレフ洗脳被害者・相談救済窓口』お問い合わせ先

アレフでは、「洗脳的布教・教化活動(「アレフと隠した覆面ヨガ教室で人脈を作り、段階的に、オウム事件は何者かの陰謀と思わせ麻原崇拝へと導く手法)」を行われており、摘発・起訴事件含め、社会的な問題になっています。

 
このブログでは、被害に遭われた方の、ご相談・脱会支援のお手伝いを行っています。

 
私たちは、自分たち自身が、その洗脳教化から脱却した経験を活かして、これまでに百数十名の方のお手伝いをしてきました。

 
少しでも、アレフに疑問を感じた方は、まずは取り急ぎのご連絡を、心よりお待ちしております。
 
多くの方が、ちゃんと脱却できていますので、今、そうした苦しみの中にある方がいらっしゃいましたら、どうぞご連絡ください。何らかのお手伝いをさせていただけると思います。




「アレフ問題対策室」ご連絡先はこちら

アレフの洗脳的教化により、苦しんでいらっしゃる方
 
そういった方をどうにか救いたいとお悩みの方
アレフの偽装ヨガ教室などの、情報を教えてくださる方
※以下までご連絡を、心よりお待ちしております。

   

●北海道・東北地区(宗形)
sendai@hikarinowa.net
022-352-0562

●関東・甲信越地区(細川・広末) 
080-2273-3588(細川)

●関西や上記以外の地区(山口)
nagoya@hikarinowa.net
090-6852-4929(山口)
   

スタッフ紹介(山口・宗形・広末・細川)はこちらです。

 

以下に、現在のアレフの状況についての問題を記します。



◎現在のアレフは、近年ますます麻原回帰し、洗脳的布教活動が盛んになっています

 
現在、アレフは、麻原を絶対とし、近年ますます麻原回帰し、自分たちの帰依が麻原の死刑を遅らせる(遅らせている)とまでも盲信しています。

 オウム事件については、表向きは教団の関与を認めつつも、
広報活動はほとんど行なわず、その裏側で、「事件は陰謀だ」とする布教をしています。
 
 
具体的には、アレフを隠した覆面ヨーガ教室を行い、その中で、事件は陰謀だと教えた上で、アレフに入会させます。
 
 
報道によると、団体の規模も、出家者は推定200名前後と大規模で、先の詐欺的・洗脳的な教化によって、昨年2011年だけでも200名以上の新規信者を獲得し、2012年の前半で80名以上獲得したとのことで、構成員は1300名を超えて急増させています。

 
一方、過去の賠償契約は不履行で、契約の更改は拒絶し、第三者として寄付をするのみです (寄付ならば関与を認めたことにならず、教団防衛になるから)。

 
現在、オウム真理教犯罪被害者支援機構より、賠償の支払いと、オウム真理教の教材(著作権が支援機構にある)を、無断で販売しないよう求める調停を申し立てられています。

 
その一方で、賠償契約を拒絶し、経済報告をする対象もない中で、流動資産が4億にも上り、都内に大型のビル物件を取得し、資金力も急増させています。アレフ信者が運営する覆面ヨガ教室の受講料は、実質的にアレフ信者の資金となっています。




◎アレフの覆面ヨガ教室の被害者から、最近、
ご相談が大変増えています。

 

アレフと隠した覆面ヨガ教室に入ってしまい、途中で疑問を感じた方のご相談者からの情報で、アレフとわからない一般人から、SNSのmixiや、書店の精神世界コーナー、スピリチュアルマーケットなどのイベントで、「ヨガ教室」の勧誘を受けたケースをお聞きしています。

 
そのヨガ教室では、

 
①ヨガの体操だけでなく、チャクラとクンダリニー理論、輪廻転生、チベット仏教などの勉強会がある。
 
②世界の陰謀を紹介する、数十時間のビデオプログラムがある。
 
③数ヶ月~1年ほどで、「第二段階」「上級の道場」を紹介され、「アレフ」と明かされる。

 

主な場所は、以下です。

 
北海道・札幌 /東京・西荻窪・中野 
 
大阪・今里/愛知・名古屋/石川県・金沢
※この課程で、ご相談いただければ、早めにその洗脳的教化から、脱却可能ですので、
  
少しでも、怪しいと思ったら、ぜひご相談ください。




◎「アレフ」と明かされた後の洗脳的教化の内容は、

 

① 一連の重大なオウム事件は、実はオウムが起こしたものではなく、
    
オウムが起こしたと見せかける何者かによる陰謀である。

 
② 教祖・グル(導師のこと)である麻原彰晃は、絶対的な神のような存在である。

といったものです。
 

 
これを信じて、入信してしまった人数が、昨年1年で200名以上、今年も80人も出ています。
 
アレフ全体では信者数1300人を超えて急増と報じられています。

 
この件でお悩みの方、もしくは、そういった被害に遭われている方をどうにかしたいと思われている方、ぜひとも、お気軽にお問い合わせください。

◎アレフに入信してしまった方へ

 
それから、現在、アレフの幹部から、オウムや麻原のことについての情報を得て、それを信じてしまった方にお伝えしたいことがあります。
 
ひかりの輪の中には、オウムの幹部だった者が数名おります。中でも、上祐代表は、オウム真理教時代に、元教祖・麻原の有数の高弟だった者であることから、オウム事件や修行の裏表を、アレフの幹部よりも、知り尽くしています。

 
そうして、知り尽くしていたからこそ、葛藤が生じ、ついには脱却を果たすことができたのです。上祐史浩のオウム時代の総括文書はこちら) 現実・真実をまずは知ることがとても大切なことだと思っており、お伝えしたいと思っています。ぜひとも勇気を持ってお問い合わせをいただけるよう、心よりお待ちしています。

 
また、「アレフから脱会したいのに、アレフの幹部らの威圧によって、それがしにくい」と感じられている方も、どうぞご連絡ください。スムーズに脱会することができる方法をお教えすることができます
 
これまでにも、脱会したいのに幹部の威圧によって、脱会できずにいた方々のお手伝いをしてきましたが、みなさん無事脱会できています。

 
なお、ひかりの輪に入会しなければならないなどということは、全くありませんので、どうぞ安心してご連絡いただけたらと思います。

(2012-02-06 01:28:11 の記事 改訂:2012-09-14)

 



アレフと知らずにいつの間にか関わっている。大阪のアレフを偽装した覆面ヨガ教室(Zさん30代女性)

2012-07-22 00:27:52
また、アレフを偽装した覆面ヨガ教室へのご相談が数件あり、無事、アレフのヨガ教室をやめることができた方のケースをご紹介します

本ブログに掲載していた、

「大阪・梅田の紀伊國屋書店で勧誘された大学生(Gさん20代大学生・大阪生

とほぼ一緒の状況でこわい。
内容が、
まさに今体験していることがそのまま」

ということで、ご相談がありました。

お話をお聞きして、担当者の名前などから、アレフと特定できましたので、これまでわかり得た事実をお伝えし、無事、そのヨガ教室をやめることができました。


◎梅田のジュンク堂・精神世界コーナーで勧誘
 

梅田のジュンク堂書店の精神世界のコーナーで 、
二人の男女の方に、

「 何か面白い本はないか?」

と声をかけられる。

「気が合う」

ということで メールを交換し、この方は、ヨガに興味があり、 とりあえず教室にいくことにしたとのことでした。


◎場所もこれまでの相談のケースと同じ


2つのヨガ教室の場所がある。

1 地下鉄今里駅付近 
  大阪市東成区大今里南のアパートの4階
   ※個人教室・看板や表札がない

 地下鉄今里駅6番出口を出て右に真っ直ぐ
 →1つ目の角を右。さらに真っ直ぐ進むと、十字路に。
   そこでも1つ目の角を再び右に。


2 近鉄今里駅か徒歩 10~15分ほどの場所 川沿い


◎料金

約三時間で二千円


◎内容

これまでの
梅田の紀伊國屋書店で勧誘された大学生 内容 そのもの

「週一回位で通った方がよい」

「とりあえず10回通えば だいたいの概要がわかる」

といわれる。

ヨガ教室では、呼吸法も含んでのヨガのほかに、レクチャーがあって、潜在意識、超潜在意識、表層意識
カルマやら功徳、白い玉とか黒い玉とか、チャクラのこと、クンダリニー、輪廻転生の話があった。
 
◎使用されているDVD

『チベット死者の書』

『前世を記憶する子ども』

『輪廻転生は実在する』

『臨死体験』


◎「アレフではない」と言われる

「アレフ関係ですか?」と最初に聞いた 時、

「違う」

と言われたとのことです。

--------------------------------------------------


このように、だいたいパターンは同じようです。
早い段階で、アレフと判明したため、すぐに抜け出すことができて本当によかったです。

この方からは、


「これほどまでにご丁寧に対応して いただいて、感謝しています。

 私のように、知らずに いつの間にか関わりが 深まっていたという方がこれからもでてくると 思いますので 、このような情報提供今後ともよろしくお願いします。

 本当にありがとうございました。」


とのメッセージをいただきました。
今後も情報提供を継続していきます。

少しでも疑問に思われた方は、どうぞご相談ください。

大阪・今里駅近辺の、アレフの覆面ヨガ教室の勧誘の状況(Gさん20代大学生・大阪)

今回は、大阪・梅田の紀伊國屋書店で勧誘され、
大阪府・今里駅近辺の、覆面ヨガ教室に通ったものの、
アレフと関連があるのかと本対策室にご相談をいただき、
覆面ヨガ教室の段階のみで、それ以上の詐欺的な教化を受けずにすんだ方からお聞きした、
勧誘の実態についてご紹介します。

この20代の大学生は、進路についての悩みを抱え、心が弱っているところで、寄った、
紀伊国屋書店の心理学コーナーで、勧誘を受けています。

大学時代は、将来の進路や人生について悩み、考える時期にあたり、
アレフ勧誘の対象にされやすい時期といえます。
オウム真理教でも、こうした大学生をターゲットにしていました。

この大学生は、

「アレフとわかって本当に良かった。
 心が弱っていると、私と同じか、
 
それ以上に大変な目に遭うかもしれないので、
 そんな人が出ないよう、周知を徹底してもらいたい」

ということで、情報を提供してくださいました。
  

なお、大阪・今里駅近辺のアレフを隠した覆面ヨガ教室については、
これまで、複数のご相談をいただき、ご相談いたただいた方は、いずれも、
アレフの入会前に、実態をお伝えすることで、アレフ入信を防ぐことができています。

また、大阪・今里駅近辺の覆面ヨガ教室を経由して、すでにアレフに入信してしまった方でも、
何人も、脱会に成功しています。

もし、大阪で、ヨガ教室に通っている方で、「もしかしてアレフなのでは?」と
不安がおありの方は、お気軽にご相談ください。

また、すでに脱会された方でも、新たな被害をくい止めるために、
ご存じの情報がおありでしたら、ぜひ、情報のご提供をお願いいたします。

アレフの覆面ヨガ教室とは?■

アレフが運営しているのにもかかわらず、アレフであることを隠したヨガ教室
  
(アレフを偽装したヨガ教室)で、
「アレフ」に入信させることを目的とした準備段階のヨガ教室
のことです。
彼らは、それによってまず人間関係を作って、
(最初からアレフと明かすと人間関係が作れないため)、
その後、長時間にわたって、「オウム真理教事件は陰謀である」という
段階的な洗脳的教化を行った後に、「ヨガ教室の、上級の道場、第二段階が、じつはアレフである」
と明かして、アレフに入会させるものです。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

私のような人がでないように (Gさん 大阪の20代の大学生)


私はアレフという団体の存在は以前から知っていましたが、この件に関係しているとは思いつきもしませんでした。

◆勧誘された場所

勧誘された場所は、梅田の紀伊國屋書店でした。

心理学コーナー
で本を見ていると、

「何か面白い本ありますか?」

と、女性2人組から声をかけられました

「詳しくないのでわからない」と私が答えると、

心理学に興味はあるのか」

と聞かれ、「多少ある」と答えました。

今度は同じ質問を私からすると、

「昔から人見知りで、大学入学以降、対人関係から体調を崩した。
 そこでヨガに出会い、救われた」


と答えていました。

もう一人も、

「同様の悩みが解消されたのはヨガのおかげだ」

と言い、私にも、

「悩みが無いか?ヨガに興味は無いか?」

と聞いてきました。

そこで私は、自分の性格のことや将来についての悩みなどを話しました。

すると、

「ヨガならそうした心の問題が無くなって、
良い所が出てくる」

と言われ、簡単な呼吸法を教えられました。

互いの悩みを話し、盛り上がった所で2人は帰ると言い、私たち悩みを持つ者同士気が合いそう
ということで、メールアドレスを教えてほしいと言われ、アドレスを交換し、その場はそれで終わりました。

後日お茶をした時も、ヨガやこれまでの悩みなどを話し、私が少しヨガに興味を持ったため、その場で「勧誘、体験なら」と思い承諾した後、日程を決めて解散しました。


◆教室の住所と特徴
  
大阪府大阪市東成区大今里南のアパートの4階
  
※個人教室・看板や表札がない

地下鉄今里駅6番出口を出て右に真っ直ぐ
→1つ目の角を右。さらに真っ直ぐ進むと、十字路に。そこでも1つ目の角を再び右に。


◆アパートの内部

受講した部屋は一般住居のような内装で、講義用の黒板と小さい棚があるのみ。
最低3部屋はある模様で、使用したのは2部屋。

◆勧誘員や講師


勧誘員:女性2人 K(30代女性)、N(20代女性)
講師:S(30代女性)
他にも何人か。

◆ヨガ教室にて

ヨガの内容は、
足をほぐす(足の指と手の指で握手、指をほぐし、足の裏もマッサージ、
足首を回して終了)これを左右交互に1回
上体ひねりの運動、ワニのポーズ、座禅を組んでゆっくりと呼吸法、
これらの合間に死体のポーズ
部屋はお香が焚かれ、音楽療法と言われる、音楽が流れていました。

◆講義の内容


◎気、チャクラ

人の体には、気が流れていて、負の感情を感じると、通り道に詰まりが出来る。
それが癌など病気の素になったり、精神面にも影響する。ヨガをすることで、この詰まりは解消される。

流れが合流する点をチャクラと言い、このチャクラを浄化すれば、心身の不調が良くなる。

◎ヨガの発祥
ヨガの発祥は、エジプト(もっと言うとアトランティス大陸の文明)。
壁画にも記載がある。
そこから世界に分散され、それぞれの地域の宗教や哲学などの素になった。

◎人の心
心には、普段認識出来る表層意識、出来ていない潜在意識、超潜在意識がある。
人は嫌なことが起これば、超潜在意識にそれを閉じ込める。
他者にはオーラみたいなものとしてその感情を感じ取られてしまうが、
本人は我慢している事実を無視し続ける。

◎カルマと心
ヨガでは、カルマ(業)、因果応報の考え方を持つ。
他者に何かすれば、善悪はもちろん、どちらでもないものであっても、自分に返ってくる。

この時、相手の反応は自分の超潜在意識にキャッチされる。
そして、善行であれば、白い玉として、悪行であれば、黒い玉として超潜在意識に残る。

しかし黒い玉は、自分が他者から悪いことをされれば、落とされて消える。
そのため自分の身に悪いことが起きても黒い玉を落とされると考えれば、
精神的、肉体的な痛みにも耐えられるようになる。

また白い玉は、善行を行う度に増え、黒い玉が消え白い玉ばかりになると、
人の本来の姿である光の存在に近づいていく。

そのためにヨガで集中力を高め、自分の心を見つめることが必要である。

その後は、自分の悩みを話し合い、理論にのっとって客観的に見つめていました。
その間も、もっと良い所が出てくると言われました。


◆教室の内容や料金
  
約3時間、料金は2000千円でした。



◆教室継続への勧誘法

「週1くらいのペースで来た方が、心の解放が早まる」
「ヨガを学ぶ準備の段階にいる」

と、頻度の高い継続した受講を勧められました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

以上です。

この日がなければ、今でも麻原・アレフに相当入れ込んで精神的に出てこれなかった(Dさん20代男性大阪)

(2012-02-11  15:25:08の記事)
 昨年2011年に、アレフへの入信を未然に防ぐことのできた、Dさんという大阪の20代男性の事例をご紹介します。
 
 防ぐことができたきっかけは、上祐宛に来た、相談メールでした。

  Dさんは、2011年5月に、大阪・梅田の紀伊国屋書店で、アレフと隠した女性信者2人に声をかけられたことをきっかけに(いわゆる「書店キャッチ」)、アレフを隠した覆面ヨガ教室に勧誘され、通うようになりました。

 そこでの、長期間の洗脳的教化の結果、麻原への崇拝に傾倒しそうになったということです。

 しかし、そこで感じるアレフ信者の人柄の良さと、残虐なオウム事件の矛盾に悩むようになりました。

 そのうち、やはり、オウム事件の真相を知りたい」と思うようになったときに、アレフ入信前に、事件の真相を知るであろう人物・ひかりの輪の上祐に聞いてみようと考え、ひかりの輪に、相談のご連絡がありました。

 Dさんは、半年ほど、ひかりの輪と接し、事件の真相やオウムの危険性など学ぶうち、アレフへの入信を防ぐことができました。

 Dさんは、ひかりの輪には入会せず、脱会支援にご協力したのみですが、このたび、脱洗脳に苦しむ方のためにと、以下の、ご自身が脱洗脳に至った体験談を寄せてくださいました。


--------------------------------------------------------------------------------

脱洗脳に苦しむ方のために

 『脱洗脳』、これには、一人で悩んでいる人が多いでしょう。
 全国で、今も何百人という人がそのような気持ちでいることと想像されます
 
 僕と同様に、脱洗脳の一つの方法として、ひかりの輪の上祐氏はじめ、その他会員の方と連絡を取り合うのが良いと思います。

  ですが、何しろ、アレフに接触した人などは特に、「ひかりの輪自体が信用出来ない」と、世間一般の人も含め、ひかりの輪に対して疑いの心が全く無いという 人は恐らく少ないであろうことからも、ここでは他の方たちの陳述とはやや異なる、私が体験した両団体の実体を事細かに書くことで、両団体において、

 ①全く別の団体であること

 ②麻原・オウム事件への態度の相違、

 そして、
 ③アレフ問題に対しての個人的見解

 を主眼として書こうと思います。

 会員でない、あくまで第三者的視点での、両出家者等との接触経験から(やや長文にはなりますが)ここで貴重な証言ができると思います。


書店で知り合った女性に誘われ、偽装ヨガ教室へ

 昨年(2011年)の5月、大阪梅田の書店で知り合った女性二人が通っているという、ヨガ教室に通い始めました。
 5~6回通ううちに(アレフなのでは?)と気付き、もらった資料や話の内容等と並行して調べ始めていた、オウム関連の書籍等から「確信」に至りました。気付いたことは内緒にしていました。

 しかし、その理論等大変面白いものであったし、麻原氏の本などを読んでいるうちに、のめり込んで行きました。
 当時の自分にとっては、書籍の中の麻原氏は誠実な人に感じられ、ヨガ教室の先生(40代男性)や、その2人組の女性等の「人柄の良さ」と、あの一連のオウム事件というものに余りに矛盾を感じ、一人混乱していました。


事件の真相を聞くために、上祐氏に会いに行く


 そこで、事件の“真相”を知っているであろう、“唯一”と言ってもよい直接接触できる人として、上祐氏を思いつき、早速『ひかりの輪 大阪支部』に行きました。7月のことでした。

 そこで、事の経緯を上祐氏に話し、
 「今もどうにも僕には、麻原氏の話が魅力的に思い、抜け切れないでいる」
ということを話すと、1時間以上にわたって、
 「何故僕が麻原氏の話を、魅力的に感じてハマッてしまうのか」、
 「そして、その何が危険であるのか」

 を一緒に考えてくれ、上祐氏自身のケースと、またそれを脱した時の話について語ってくれました。

  そして事件の事等、上祐氏が知っている限りのことを語ってくれました。
 この日がなければ、僕は今でも麻原・アレフに相当入れ込んでいて、精神的に出てこれないところまで行っていただろうと思います。

 事件当時のオウム信者と同様に、麻原・オウム的なものにハマッてしまう「心の弱さ」を抱えている僕は、「オウム問題」を「自己の問題」として考えるようになり、月に一度、ひかりの輪に通い、上祐氏や会員の方(元アレフ信者)の方等と、長時間話し合いを始めました。


ひかりの輪で感じたこと


 こうして通った、ひかりの輪での約半年間(説法会5度程度と、上高地への聖地巡礼です)で感じたことを列挙します。


  ・生活は、必要最小限という感じで、極力賠償等に充てている感じでした。

  ・皆、始めからタブーなしに、オウムの事等についても、「何でも聞いて下さい」と、
   閉鎖感は、全くといってよい程ありませんでした。

  ・会員になること等の、強引な誘いもありませんでした。

  ・月に一度開かれる懇親会では、毎回初めての人が数名来ますが、
   やはり皆オウム関連の上祐氏への質問が多く、あまりにもオウムの質問一色
   であったりして、僕などはうんざりしてしまう時もあるのですが、
   上祐氏はそんな素振りを一つも見せずに、一つひとつに懇切に、
   ごまかしなく答えているのが印象的でした。

 ・アレフのヨガの先生とは違い(後述)、上祐氏とは「対話」が出来、
  時に一緒に考えているような感じでした。
  これは「麻原絶対」どころか、「あらゆることを絶対視しない」
  という精神の表れではないかと思います。

 ・そして、何よりの脱麻原の証拠は、ひかりの輪の教義自体にあるように感じました。
  絶対的な存在の否定と、選民的排他的というような「人を分ける」ようなことをしない
  ということが、脱麻原の思想としての核心部であり、
  それを教えの軸においた現在のひかりの輪の教えこそが、
  上祐氏、ひかりの輪としての最大の答え、証明であり、
  つまりは、「脱麻原」を、新たなオウムが生まれてしまわぬ為の思想の創造によって、
  なそうとしているのだなと感じました



 あくまで、オウムの反省を軸としており、これで 「何故、宗教団体を続けて行こうとしているのか」という疑問も氷解しました。
 このようにして、半年以上の間、ひかりの輪に出入りしましたが、麻原隠しを匂わせるものは皆無でした。

 
再び、アレフの偽装ヨガ教室の先生と接する
 ――
上祐氏に対する強い拒否反応

 次に、僕は再度、アレフのヨガ教室の先生と接触して(ひかりの輪に通ってからは、連絡を絶っていました)、上祐氏に会ったことなど全てを話しました。

 これは、ひかりの輪に頼まれたのでもなく、自発的なものです。
 また彼に、アレフからの脱会の説得をしようと思ったのでもありません。
 せめて、断絶してしまっている両者の対話の橋渡しのようなことが、僕に出来ないものかと、一人で勝手に試みようとしたのです。

 すると、そのヨガ教室の先生は、上祐氏と会ったことを話し始めた途端、強い拒否反応を示しました。

 その時、彼(二十歳で出家したと聞きました)は、上祐氏、ひかりの輪について、こう話しました。


  ・修行者としては凄かったのだが、シャクティーパット
  (
他者へのエネルギー移入!?)の施し過ぎで、
  現世の悪いカルマを取り過ぎてしまった。

  ・師(麻原氏)を裏切ったということだ。

  ・ひかりの輪は、
もうアレフとは全く別のものであって興味もない。
   資料も見せないで欲しいし見たくもない。と言っていました。

   また、『尊師の教えをどうせ盗んで、自分の(考えた)
ものにしよう
   としているのだろう』



 と、ひかりの輪の教義を少しでも知るものからすれば、まるで見当違いの事を言っており、僕は「ああ、ひかりの輪には、本当に何も接触してないんだなぁ」と感じました。

 自分たちの教えが絶対の真理という意識と、排他性の強いアレフの方との「対話というものは不可能なのだな」と、強い挫折感を感じました。

 また、これでは上祐氏や、ひかりの輪の人々から話すのでは尚、難しいなと思いました。


恐る恐る、アレフの大阪道場に向かう。そこで見たもの

 そして、「上祐氏やひかりの輪の話を出しても話にならないな」と思い、別の話に切り替えると、彼が『道場に来てみる?』と言い出しました。

 私は、恐る恐るではありましたが、(ひかりの輪との関係を含めて)アレフの実態を知るために、その大阪支部道場に向かいました。

 そこで先程と同様に、アレフ道場内で感じたことを列挙します。


 ・「麻原氏一色」であり、各部屋の写真やTV画面には、常に麻原氏が出ていました

 ・オウム出版の本、雑誌が書棚に多量にあって、ザーッと見た所、上祐氏の本はありませんでした。

 ・麻原氏、上祐氏、村井氏の出演した「朝まで生テレビ」の録画したものを、そこで見せてもらったのですが、
  上祐氏の発言部分は全てカットされており、画面の端にたまに顔が映る位でした。


 こうして、アレフ側からして、上祐氏に関しては、もはや“ないもの”として排除しているのだなぁ。と感じました。
 これらの事実から、「ひかりの輪が麻原隠しをしているのではないか?」ということや、「ひかりの輪が(裏で)アレフと関係しているのではないか?」ということについては、今までのところ、両方ともないものと確信しております。


アレフの先生のオウム事件に対する態度


 また、アレフの先生にオウム事件のことを聞くと、(このサイトの他の方の体験談と同様に)


 ・「サリン事件は何の物的証拠も出ていない」と事件そのものを否定したり、

 ・「一見、悪のように見えるが、麻原氏の深い密教的見地からすると、これも人々のために為したことだ。」
  と事件を正当化したりしており、「というかどっちでもいい」というような、事件に対しての関心のなさを示しました。


 結局は、自分と麻原氏の繋がり(愛のようなもの)が“全て”であって、その他はあまり関心がないようであり、幸せそうではあるがそのような世界観に生きるのは、狭く暗い生き方のように感じました。

 「事件が陰謀か否か」などを抜きにしても、そのような「自分とは関係ない」というような態度を取らせる時点で、その団体の教えはとても残念なものなのではないでしょうか。


入り口の心地よさの先に、アレフの麻原を盲信する洗脳プログラムが待っている

 アレフの人達の陰謀論の話などを聞いていると、世の中のあらゆるものが信じられなくなり、しかも陰謀論なんてものは確かめようもないものだから、もはや信じたいか否かであり、根拠というものはありません。

 彼らが正しいか間違っているかを、教義や密教論理の中に探そうとしてはいけません。
 恐らく理屈として、正しいか否かなど、実のところ誰にも わからないのだと思います。

 まず、信じたいから信じている。
 あるいは信じようとしていることを自覚しなければなりません。
 その信じたいと思う背景には、世間や社会に対しての疎外感をもともと抱いており、
 また選民的な、「自分達だけは 聖なるもの、真理を知っている」というような、閉鎖的な世界観に、心地良さを感じているのではないでしょうか。

  入口では、仏教の四無量心やヨガの体感など、今日の日本の若者には接触の機会も少なく、始めは良いものに巡り会えたと思うかもしれませんが、しかしそれは 仏教やヨガなど他からも十分に学べられるもので、宗教などへの無知から「アレフ・オウムでないと学べない」と思い込んで入ってゆくと、その先には「麻原絶 対・麻原盲信へ」という洗脳プログラムが待っています

 入口の心地良さが全てとは思ってはいけません。
 結果、どうなるでしょうか?
 彼らは実際の所、世の中に何を残せたでしょうか。
 オウム事件への態度はどうでしょうか?
 セミナーなどは相当に高額と聞きます。
 世の人々に信者であることを隠して、見えない壁がどこかにはあるのではないでしょうか。
 そのようになりたいでしょうか?

 彼らは“悪”ではありません。
 ある種の心の弱さを有した人々なのだと思います。

 その同じような弱さを持っているのが“縁”となり、僕らは入口付近にまで至ってしまったのではないでしょうか。
 晴れやかな気持ちで、世間・社会に対して思えるような自分になってゆきたい所存であります。

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アレフ問題対策室

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▶アレフへの疑問、脱会しても大丈夫か、スムーズな脱会の方法等ご相談ください。ひかりの輪スタッフは脱会して13年、呪縛から解放され幸せです。
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▶元・オウム・アレフ信者の経験から、150名以上の脱会を支援してきました。
▶アレフの内情も知り尽くしています。
▶アレフ勧誘の前段階・アレフを隠した偽装ヨガ情報を公開中。おかしいと思ったらこちらを
▶今なお続く、アレフの諸問題の告発と対策を行っています。
▶ひかりの輪STAFFの4人が運営しています。(主な担当者:山口・宗形・広末・細川)

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