「アレフの勧誘の実態」目次・まとめページ

(改訂2014年6月5日

「アレフの勧誘の実態」 まとめページ
 アレフの行っている洗脳的な教化の実態について(覆面ヨガ教室への勧誘) 
 初めてこのカテゴリーをご覧になる方は、この目次ページからご覧ください。 
※各記事は、新たな情報があれば、随時加えて、更新していきます。

1)はじめに


▶ひかりの輪は、アレフの詐欺的なヨガ教室(アレフ覆面ヨガ教室)の、
 全面活動停止を求めます

  2012年に開始以降、本ブログでは、アレフが行っている「覆面ヨガ教室」による詐欺的な洗脳教化の問題について、指摘してきました。アレフの「覆面ヨガ教室」とは、アレフが運営しているのにもかかわらず、アレフであることを隠したヨガ教室(アレフを偽装したヨガ教室)で、「アレフ」に入信させることを目的とした「準備段階」のヨガ教室のことです。
 彼らは、それによってまず人間関係を作って、(最初からアレフと明かすと人間関係が作れないため)、
その後、長時間にわたって、「オウム真理教事件は陰謀である」という、段階的な洗脳的教化を行った後に、
「ヨガ教室の、上級の道場、第二段階が、じつはアレフである」
と明かして、アレフに入会させるものです。
 わたしたちは、こうした手法で、結果としてアレフに、布施ないし支払いをさせる結果となれば、他人を騙して利得を得るという「詐欺罪」となる可能性があると指摘してきました。

▶アレフの洗脳的な教化の被害者を、これ以上増やさないために

 アレフは、オウム事件は陰謀によって教団が陥れられたものと主張したり、麻原 を崇拝・神格化した洗脳的な教化活動を行ったりすることで、新しく入信する人たちを含め、多くの人の精神的な健康を脅かしています。(少なくとも2012年にこのブログを立ち上げた時点からずっと継続されている)
 わたしたちは、麻原が 説いたアレフの現在の教えは、社会を否定し、人を廃人にする可能性がある危険な教えだと考えています。
 わたしたちは、2007年にアレフを脱会して以降、その洗脳教化被害に苦しむ方々の脱却を助けてきた結果、現在のアレフの洗脳教化の実態の詳細を把握することができましたので、その被害を一人たりとも増やさないように、このコーナーに、まとまった形で公表していくことにいたします。
 この内容は、実際に、アレフから洗脳的な教化を受けた方々の実体験に基づいています。 


2)アレフの洗脳的な教化のパターンの実態

アレフの行っている洗脳的な教化(覆面ヨガ教室への勧誘)の実態を、順を追って説明します。

▶1アレフと素性を隠して、覆面ヨガ教室に勧誘する   
 まず、1は、アレフが行っている、覆面ヨガ教室を使った、洗脳的な教化の実態はこのパターンです。
まず最初の、アレフの勧誘の手口です。

▶2「(覆面)ヨガ教室」で、ヨガのクラスや、ヨガ理論・輪廻転生論の「勉強会」を行う
2は、次の段階での、「(覆面)ヨガ教室」の実態です。

▶3陰謀論の植え付け
3は、次の段階で、世界に対する「陰謀論」の植え付けの長時間の教化が始まります。その内容です。

▶4「オウム事件は何者かの陰謀」と言い、入信させる
4は、さらに次の段階で、「オウム事件についても、世界の巨大組織などの何者かの陰謀で、教団がやったことになっている」と思い込ませます。

▶5入信後のアレフの洗脳的教化
5は、このような段階を経てアレフに入信後、アレフ内で行われている教化についての内容です。

① 麻原は絶対としてその崇拝を指導、オウム事件に非現実な解釈を説く

 
入信後は、麻原を絶対視・崇拝する信仰を指導し、オウム事件についても、新たなアレフ独自の見解を述べ始めます。
 
② 脱会を妨害するとき

 
脱会を阻止するために、「地獄に堕ちる」などと脅しのようなことをすることがありました。

▶6 アレフの洗脳的教化は、詐欺・恐喝・不法行為に当たる可能性がある


 
 こうしたアレフの洗脳的教化が、不法行為に当たる可能性があることについて、ある裁判の判決事例から述べています。




7参考 実際に起きた法的問題や、ニュース報道など


2012年(新しい順) 

▶2012年
6月24日 アレフ:サークルを通じ学生を勧誘 オウム事件知らない世代(毎日新聞6月24日)との記事が出ました。

 
アレフが、関西の私立大学の構内で、アレフを隠したダミーサークル「オールジャンルサークル」として勧誘活動していることが発覚し、大学側がやめるよう通告したとのこと
▶2012年315日 オウム被害者機構」による、アレフの著作権侵害に関する調停申し立て 
オウム真理教犯罪被害者支援機構は、アレフ(Aleph)に対して、
同機構への被害者賠償金の支払いを求めるとともに、
・同機構が著作権を有する、麻原の説法集などの教材一切を無断複製・頒布しないよう求めて、
東京簡裁へ調停の申立てをした旨を発表しました。 
▶2012年2月4日、アレフが北海道で、偽装ヨガ教室で信者を多数増やしているとのニュースがありました。
「アレフ新規信者、北海道で突出…全国の36%
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120204-OYT1T00151.htm
(2012年2月4日08時59分  読売新聞)




【2】地域別:アレフの勧誘の実態


1.アレフを隠した覆面ヨガ教室・関係者・実地場所リスト


 

これまでご相談のあった、数十名の被害者の方から教えていただいた、アレフを隠した覆面ヨガ教室の情報をまとめました。
▶2.【北海道・札幌】アレフの勧誘の実態

 

北海道では、報道などによると、アレフの新規入信の割合が最も多く、勧誘活動が活発な地域とみられています。 

▶3.▶名古屋地区での覆面ヨガ教室

ミクシィを利用してのヨガ教室勧誘です。





アレフの詐欺的なヨガ教室(アレフを偽装したヨガ教室)の、全面活動停止を求めます。

(2012-06-01  14:52:13 の記事)

 これまで、本ブログでは、5年前以上前に脱会したアレフ(旧オウム)が行っている覆面ヨーガ教室による、詐欺的な洗脳教化の問題について、指摘してきました。

 アレフの覆面ヨーガ教室とは、アレフが運営しているのにもかかわらず、アレフであることを隠したヨーガ教室(アレフを偽装したヨーガ教室)で、「アレフ」に入信させることを目的とした「準備段階」のヨガ教室のことです。

 彼らは、それによってまず人間関係を作って、(最初からアレフと明かすと人間関係が作れないため)、
その後、長時間にわたって、「オウム真理教事件は陰謀である」という、段階的な洗脳的教化を行った後に、

「ヨガ教室の、上級の道場、第二段階が、じつはアレフである」

と明かして、アレフに入会させるものです。

 これまで告発してきたその段階的な洗脳的教化の実態は、以下の記事にあります。

>>2 アレフの洗脳的教化のパターン ① アレフと素性を隠して、覆面ヨガ教室に勧誘する


>>3 アレフの洗脳的教化のパターン② 「(覆面)ヨガ教室」で、ヨガのクラスや、ヨガ理論・輪廻転生論の「勉強会」を行う


>>4 アレフの洗脳教化のパターン③ 陰謀論の植え付け


>>5 アレフ洗脳教化のパターン④ 「オウム事件は何者かの陰謀」と言い、入信させる



 そして、わたしたちは、こうした手法で、結果として、アレフに、布施ないし支払いをさせる結果となれば、
他人を騙して利得を得るという「詐欺罪」となる可能性があると指摘してきました。


>>8 アレフの洗脳的教化は、詐欺・恐喝・不法行為に当たる可能性がある(2012年2月19日)


 そして、この問題の被害者の方々の相談窓口・告発窓口も、本ブログの中に設定したところ、窓口あてに、多くのご相談が寄せられ、覆面ヨガ教室からの脱会、アレフへの入会の阻止、脱アレフへの支援がずっと続いています。

>>アレフ入信を未然に防止した実例

>>アレフ脱会の成功事例(再掲載準備中)



 こういったことが全国中で行われているのです。

 以下は、これまでわたしたちが、洗脳的教化の被害者の方々からいただいた情報ですが、それだけでもこれだけあります。

 ・北海道 札幌
 ・東京都 西荻窪近辺
 ・大阪府 今里駅近辺
 ・愛知県 名古屋
 ・石川県 金沢


>>アレフを隠した覆面ヨガ教室・関係者・実地場所リスト(再掲載準備中)


 よって、このブログの場を借りて、改めて、アレフに対し、

「詐欺的なヨーガ教室の全面的な即時停止」


を呼びかけたいと思います。

 これは、アレフのヨーガ教室を通した詐欺的な洗脳教化の被害者の方々のみならず、アレフ信者・団体にとっても、こうした摘発を受ける結果となり、大きな不利益になるものだったということに、今こそ気づくべきだと思います。

 布教は、合法的な手段で行わなければなりません。

 最後に、すでにブログでも指摘しておりますが、オウム真理教の被害者の支援団体が、かねてから主張している著作権侵害の問題、すなわち、被害者団体が所有しているオウム真理教の著作物を、アレフが無断使用している問題も、違法であり、犯罪です。

 これも、裁判所や世間一般には通らない、「自分たちの世界の中だけの屁理屈」で無視していると、(例えば、「著作権は被害者団体のものではなく、麻原個人のものだ」などと主張して)、摘発されることになるのではないでしょうか。

3 アレフの洗脳的教化のパターン② 「(覆面)ヨガ教室」で、ヨガのクラスや、ヨガ理論・輪廻転生論の「勉強会」を行う

(2012-02-01  23:11:00 の記事 09-14改訂)

※内容や、使われている資料などを詳細に改訂しました。再度ご確認ください。(2012-09-14)

 アレフと素性を隠した、覆面「ヨガ教室」でのレッスン


 勧誘された後は、勧誘対象者の興味に合わせて、個別の対応を行っている事例が多々ありますが、これまで知り得た情報をまとめます。

 アレフでは、勧誘した人に対して、次の段階として、

①ヨガのレッスンを受講させるパターン
②勉強会を中心に教化するパターン

など、その人の興味に沿って、やり方を変えて、個別対応含め、教化が行われていきますが、このページでは、覆面ヨガ教室について詳細を記します。


◎覆面ヨガ教室の内容
 
・ヨガ教室では、ヨガのアーサナ(体操)や呼吸法などが行われる、ヨガのレッスン・クラスを行っています。
いろいろな名前で行っているようです。

ハートフル・ヨガ
クンダリニー・ヨガの会
アセンション・ヨガ
少人数ヨガクラス
などなど

ヨガの内容は、

足をほぐす (足の指と手の指で握手、指をほぐし、足の裏もマッサージ、足首を回して終了)これを左右交互に1回
上体ひねりの運動、ワニのポーズ、座禅を組んでゆっくりと呼吸法、これらの合間に死体のポーズ
部屋はお香が焚かれ、音楽療法と言われる、音楽が流れているなど。


・勉強会では、①ヨガ・仏教・輪廻転生・チベット仏教などの学習と、②陰謀論を中心に進められていきます。勉強会については、別ページにまとめます。

 
◎レッスン代・人数

個人レッスン、少人数ヨガクラス、地域によって、微妙に値段が違うようです。

2時間3000円(個人)
2時間2500円(ヨガクラス)
3時間2000円(ヨガクラス)

一人だけの個人クラスや、
数人ほど(対象者以外が、全員アレフ信者だった事例も多数あり)


◎期間

「週一回位で通った方がよい」

「とりあえず10回通えば だいたいの概要がわかる」


「間があくとあまりよくない」ということで、週に1~2回

複数回、週1くらいのペースで来た方が、心の解放が早まる」
「ヨガを学ぶ準備の段階にいる」

と、頻度の高い継続した受講を勧められる。


◎どんな場所で行われているの?

ヨガ教室は、

・信者のマンションやアパート、
・市民会館などの教室

などの事例が多々あります。


◎地域は?

 これまで、今のところ、わたしたちがその被害に遭われた方々から確認できた活動地域は、以下の地域です。(これがすべてかどうかは不明です)

 在家・出家問わず、アレフ信者が、ヨガの教師となって活動しています。

 ・北海道 札幌
 ・東京都 西荻窪近辺
 ・大阪府 今里駅近辺
 ・愛知県 名古屋
 ・石川県 金沢



 覆面「ヨガ教室」で、ヨガ理論や輪廻転生論の「勉強会」
を行う。


◎場所は、

 ヨガ教室や、ファミレスや、ヨガの教師の自宅

◎人数は、

 勧誘対象者に対し、アレフ信者2~3人ほど、
 もしくは個別対応

◎内容は、

 ヨガ理論のチャクラやクンダリニー、仏教などの東洋思想の根底に流れるカルマの法則――それを土台として現象を見つめるなら、すべての苦しみは解消できる。今生きている人間のほとんどが、三悪趣に落ちるとする輪廻転生説などを説明し、そのためにヨガの修行の必要性を説明していく。

■気、チャクラ クンダリニー
人の体には、気が流れていて、負の感情を感じると、通り道に詰まりが出来る。
それが癌など病気の素になったり、精神面にも影響する。ヨガをすることで、この詰まりは解消される。
流れが合流する点をチャクラと言い、このチャクラを浄化すれば、心身の不調が良くなる。

■真我と三グナ、ビックバン理論

■ヨガの発祥 エジプト アトランティスなど

ヨガの発祥は、エジプト(もっと言うとアトランティス大陸の文明)。
壁画にも記載がある。
そこから世界に分散され、それぞれの地域の宗教や哲学などの素になった。

人の心 表層・潜在・超散在意識
心には、普段認識出来る表層意識、出来ていない潜在意識、超潜在意識がある。
人は嫌なことが起これば、超潜在意識にそれを閉じ込める。
他者にはオーラみたいなものとしてその感情を感じ取られてしまうが、
本人は我慢している事実を無視し続ける。

■カルマと心、功徳、因果応報 白い玉と黒い玉
 ヨガでは、カルマ(業)、因果応報の考え方を持つ。
 他者に何かすれば、善悪はもちろん、どちらでもないものであっても、自分に返ってくる。
 この時、相手の反応は自分の超潜在意識にキャッチされる。
 そして、善行であれば、白い玉として、悪行であれば、黒い玉として超潜在意識に残る。
 しかし黒い玉は、自分が他者から悪いことをされれば、落とされて消える。
 そのため自分の身に悪いことが起きても黒い玉を落とされると考えれば、精神的、肉体的な痛みにも耐えられるようになる。
 また白い玉は、善行を行う度に増え、黒い玉が消え白い玉ばかりになると、人の本来の姿である光の存在に近づいていく。
 そのためにヨガで集中力を高め、自分の心を見つめることが必要である。

■輪廻転生説・三悪趣

 今生きている人間のほとんどが、三悪趣に落ちるとする輪廻転生説などを説明し、そのためにヨガの修行の必要性を説明する。


■その後の作業

 自分の悩みを話し合い、理論にのっとって客観的に見つめたり、アンケートをとって、分析したりする。ヨガをやれば、「あなたのもっと良い所が出てくる」などと言われる。チャクラやクンダリニーなどのヨガの理論や、今生きている人間のほとんどが、三悪趣に落ちるとする輪廻転生説などを説明し、そのためにヨガの修行の必要性を説明していく。


◎使われる資料は、

・ファイルしたプリントや小冊子
冊子の一例 : 『真の幸福への道~カルマの法則・四無量心――ヨガ、仏教などの東洋思想の根底に流れるカルマの法則――それを土台として現象を見つめるなら、すべての苦しみは解消できる。

・チベット密教関連のDVDなど
 『チベット死者の書』
 『前世を記憶する子ども』
 『輪廻転生は実在する』
 『臨死体験』


実例① 偽装ヨーガ教室での勉強会(Aさん 20代男性 東京都 会社員)

 教室には1回だけ行きましたが、すぐに「勉強会」をやるということになって、勉強会をやるというファミレスに3回行きました。
 そこでは、Kさんが私にヨーガ理論についての話をしました。

 この「勉強会」も3人でやっていました。どちらかというと友達のようなお付き合いでした。

  ところで、私は教義に関してはもともと一元論的な考えを持っていましたので、この勉強会で勉強していく中で、アレフ が説いているようなカルマと功徳といった二元論的な考えや、今生きている人間のほとんどが地獄・動物・餓鬼に生まれ変わる、そのためにヨーガの修行をしな ければならないといった考えは、なかなか受け入れられませんでした。

 しかし、納得がいかない私の様子を見て信徒の二人は、「今日のAさん(私)はすごくオーラが濁っている」「顔が暗い」「来たときからおかしいと思っていた」といったことを言って、心配してきました。

 さらに、一元論的な考えは否定され、「修行を進めて自分でしっかりものを見られるようになるまではそうした情報は入れないほうがいい」と言われました。

 そして、勉強会が終わると、「顔がすごく明るくなった」「ひっかかりの原因がわかって本当に良かった」といったことを繰り返し言われました。

2 アレフの洗脳的教化のパターン ① アレフと素性を隠して、覆面ヨガ教室に勧誘する

(2012-02-01  23:11:00 の記事 09-14改訂)


 現在、アレフでは、若者を、まずは、アレフを隠した、ヨガ教室などの覆面サークルへの勧誘をして人脈を集め、段階的に「洗脳的な教化」を行い、アレフに入信させています。

 入信までには、


 ① 一連の重大なオウム事件は、実はオウムが起こしたものではなく、
    オウムが起こしたと見せかける何者かによる陰謀である。

 ② 教祖・グル(導師のこと)である麻原彰晃は、
絶対的な神のような存在である。


といった洗脳的教化が行われています。

そして、今でも、それを信じる人たちが、後を絶たない状況にあります。その段階的な洗脳的教化により、そうしたことを信じてしまう傾向のある方々が、入信してしまうのです。

 いったいなぜ、オウム真理教事件から十数年も経つ今、上記のような荒唐無稽なことを信じるに至ってしまうのかについて、その洗脳的教化パターン・手口を、実際に抜け出すことができた方々から聞いた情報に基づき、以下にまとめてご紹介いたします。

 ※すべてではないですが、これまでわかったことをまとめています。


 まず、アレフと素性を隠して人脈を作り、覆面「ヨガ教室」に勧誘する


 まず、アレフと素性を隠して、人脈を作っています。

 人脈を作る場所は、

SNS(mixiなど)
「書店キャッチ」:大型書店(ジュンク堂、紀伊国屋書店など)の精神世界コーナー・心理学のコーナー
・イベント スピリチュアルマーケットなど
・趣味のサークル:カレーの会、読書会など


 こうした場所で、声をかける方法などで、まず仲良くなり、メールアドレスの交換、喫茶店での歓談などを通じて、悩みなどを引き出し、「ヨガ教室」に勧誘しています。
 「ヨガ」は今、おしゃれで身体によいものとして流行っているので、あまり抵抗なく、勧誘されてしまうようです。

 そして次の段階として、勧誘された後は、勧誘対象者の興味に合わせて、教化が行われていきます。具体的には、ヨガ教室や、ファミレスなどにおいて、

①ヨガのレッスンを受講させるパターン
②勉強会を中心に教化するパターン

など、その人の興味に沿って、やり方を変えて、個別対応含め、教化が行われていきます。

 それについては次の記事にまとめます。


◆勧誘の実例をご紹介します

 実際に、アレフの偽装ヨガ教室への勧誘を受けた方にお寄せいただいた、リアルな体験談をご紹介します。
心当たりのある方は、すぐのお問い合わせをお待ちしています。

実例① 2011年8月 大阪の偽装ヨーガ教室への勧誘(Aさん20代男性東京・会社員)


 私が、
アレフの偽装ヨーガ教室を経由してアレフへの入信に導かれた経緯についてお話しします。

 それは、私が仕事の関係で一時大阪にいたときのことでした。
 ミクシィの私のプロフィールに、
ヨーガに興味があると書いていたせいか、ある人物(その時はわかりませんでしたが、アレフの信徒でした)から、「ヨガ教室に通いませんか?」というメールがありました。

 その人物と大阪の今里駅で待ち合わせをして、
紹介されたヨーガ教室に行きました。2011年8月下旬のことです。

 ヨーガの「先生」は、Kさんという30代の女性でした。
これも後でわかったことですが、Kさんはアレフの信徒だったのです。

 教室も、アレフ大阪支部の近くの、信徒の家が使われていました。
 ほかの生徒はおらず、私のほかは、勧誘してきた人と「先生」
を合わせて3人だけでした。
 教室の方針として個別指導でやっているということでしたので、
他にどんな生徒がいたかはわかりません。

実例② 2012年5月 大阪・今里駅近辺の、アレフの覆面ヨガ教室の勧誘の状況(Gさん20代大学生・大阪)

 私はアレフという団体の存在は以前から知っていましたが、この件に関係しているとは思いつきもしませんでした。

 勧誘された場所は、梅田の紀伊國屋書店でした。
心理学コーナー
で本を見ていると、「何か面白い本ありますか?」と、女性2人組から声をかけられました
「詳しくないのでわからない」と私が答えると、「心理学に興味はあるのか」と聞かれ、「多少ある」と答えました。
 今度は同じ質問を私からすると、「昔から人見知りで、大学入学以降、対人関係から体調を崩した。
 そこでヨガに出会い、救われた」と答えていました。

 もう一人も、「同様の悩みが解消されたのはヨガのおかげだ」と言い、私にも、「悩みが無いか?ヨガに興味は無いか?」と聞いてきました。
 そこで私は、自分の性格のことや将来についての悩みなどを話しました。
 すると、「ヨガならそうした心の問題が無くなって、良い所が出てくる」と言われ、簡単な呼吸法を教えられました。

 互いの悩みを話し、盛り上がった所で2人は帰ると言い、私たち悩みを持つ者同士気が合いそう
ということで、メールアドレスを教えてほしいと言われ、アドレスを交換し、その場はそれで終わりました。
 後日お茶をした時も、ヨガやこれまでの悩みなどを話し、私が少しヨガに興味を持ったため、その場で「勧誘、体験なら」と思い承諾した後、日程を決めて解散しました。

実例③ 2012年7月 アレフと知らずにいつの間にか関わっている。大阪のアレフを偽装した覆面ヨガ教室(Zさん30代女性大阪)

  梅田のジュンク堂書店の精神世界のコーナーで 、二人の男女の方に、「 何か面白い本はないか?」と声をかけられる。
 「気が合う」ということで メールを交換し、この方は、ヨガに興味があり、 とりあえず教室にいくことにしたとのことでした。
 「アレフ関係ですか?」と最初に聞いた 時、「違う」と言われたとのことです。
 2つのヨガ教室の場所があり、料金は約
三時間で二千円でした。

「週一回位で通った方がよい」 
「とりあえず10回通えば だいたいの概要がわかる」
といわれる。

ヨガ教室では、呼吸法も含んでのヨガのほかに、レクチャーがあって、潜在意識、超潜在意識、表層意識
カルマやら功徳、白い玉とか黒い玉とか、チャクラのこと、クンダリニー、輪廻転生の話があった。
 

実例①2011年5月 書店で知り合った女性2人に誘われ、偽装ヨガ教室へ(Dさん20代男性大阪)

 昨年(2011年)の5月、大阪梅田の紀伊国屋書店で知り合った女性二人が通っているという、ヨガ教室に通い始めました。
 5~6回通ううちに(アレフなのでは?)と気付き、もらった資料や話の内容等と並行して調べ始めていた、オウム関連の書籍等から「確信」に至りました。気付いたことは内緒にしていました。

 しかし、その理論等大変面白いものであったし、麻原氏の本などを読んでいるうちに、のめり込んで行きました。
 当時の自分にとっては、書籍の中の麻原氏は誠実な人に感じられ、ヨガ教室の先生(40代男性)や、その2人組の女性等の「人柄の良さ」と、あの一連のオウム事件というものに余りに矛盾を感じ、一人混乱していました。


8 アレフの洗脳的教化は、詐欺・恐喝・不法行為に当たる可能性がある

(2012-02-09 22:49:40 の記事)

 これまで、このコーナーでご紹介してきたような、アレフの洗脳教化、

 ・正体を隠して偽装サークル等を用いて計画的に勧誘する

 ・オウム事件は陰謀によるもの、
  オウムは事件に無関係などと虚偽を述べて誤信させ入会させる

 ・その上で高額の教材等の物品を購入させる

 ・脱会希望者を取り囲み「やめると地獄に落ちる」などと脅す


などの行為は、刑事上・民事上の責任を問われる違法行為の可能性があるものです。


 これらは、刑事上は、詐欺、恐喝、脅迫などの罪にあたり、民事上も不法行為を形成するおそれがあります。

 現に、民事責任については、ある宗教団体の、
 正体を隠した偽装勧誘や脅迫的行為(「このままだとあなたは悪霊によって不幸になる」等の告知)、高額での物品販売が、不法行為を形成するとの裁判所の判例が、以下のように出ています。


「宗教団体の行う行為が、専ら利益獲得等の不当な目的である場合、
 あるいは宗教団体であることをことさらに秘して勧誘し、
 
徒らに害悪を告知して、相手方の不安を煽り、困惑させるなどして
 相手方の自由意思を制約し、宗教選択の自由を奪い、
 相手方の財産に比較して不当に高額な財貨を献金させる等、
 その目的、方法、結果が、
社会的に相当な範囲を逸脱している場合には、
 もはや、正当な行為とは言えず、
 民法が規定する不法行為との関連において違法である
 との評価を受
けるものというべきである。

 (中略)
 全体として、また客観的にみると、被控訴人の信者組織において、
 予め個人情報を集め、献金、
入信に至るまでのスケジュールも決めた上で、
 その予定された流れに沿い、
ことさらに虚言を弄して、正体を偽って勧誘した後、
 さらに偽占い師を仕立てて演出して欺もうし、
 徒に害悪を告知して、控訴人の不安を煽り、困惑させるなどして
 
控訴人の自由意思を制約し、執拗に迫って、
 
控訴人の財産に比較して不当に高額な財貨を献金させ、
 その延長として、さらに宗教選択の自由を奪って入信させ、
控訴人の生活を侵し、
 自由に生きるべき時間を奪ったものといわざるを得ない。」

  (2000年9月14日 広島高等裁判所岡山支部判決) 

7 入信後のアレフの洗脳的パターン② 脱会を妨害するとき

(2012-02-09 22:44:25 の記事)
 アレフでは、脱会を希望する者にたいし、「地獄に堕ちる」などと言って、脱会を妨害する、洗脳的教化が行われています。

 わたしたちは、その恐怖によって抜け出せない方の相談をお受けして、その実態を知りました。

 以下に実例を掲載します。

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●Alephからの脱会妨害について (Hさん 20代男性 東京都 会社員)

 「オウム事件は陰謀によって起こされてオウムは陥れられた」

という話や、

オウム事件は、麻原尊師が起こしたものだが、深い宗教的意味があった」

という話を聞かされた私は、アレフに疑問を感じるようになり、2009年10月頃、アレフ東京道場の幹部に、アレフを辞めたいと申し出ました。

 すると、それから1週間ほど経ったある日の夜9時頃、私の自宅アパートに、アレフ幹部や信者が3人でやってきて、表に駐めてあった車に私を連れ込みました。
 そして、車の中に設置してあったビデオデッキを使って、ある映画を見せられたのです。

 それは、悪いことをした人たちが地獄に堕ちて、針の山を登らされたり、鬼から虐待されたりして、血まみれになって苦しんでいる場面が延々と続く映画でした。

 彼らは、このような地獄の残虐な模様が描かれている映画を私に見せながら

 「もしBくんがアレフを辞めたら、グル(麻原)との縁が切れて、このような地獄に堕ちるんですよ」

というような話を私にしました。

 その上で麻原の説法ビデオも見せられました。

 私は、夜中にこんな脅しのような引き留めを受けて、どうしていいものか悩んでしまいました。

 しかし、その後、このことを、上祐さんやひかりの輪の人たちに相談して、私はアレフを脱会することができました。

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6 入信後のアレフの洗脳的教化・ 麻原は絶対としてその崇拝を指導、オウム事件に非現実な解釈を説く

(2012-02-04 21:29:09 の記事)

 アレフは、前回までの記事のような手法によって、アレフに入信させた新しい信者に対し、さらに、以下のように、「麻原は絶対である」として、その崇拝をするよう、現実と異なる洗脳的教化を行っています。

 以下に実例をご紹介します。


◎アレフに入信後、麻原への個人崇拝を強制された(Hさん 20代男性 東京都 会社員)

 私はもともとヨーガに関心があり、いろいろな本を読んでいましたが、どこかの道場に所属して本格的に修行してみたいと思うようになり、インターネットで検索をしていたところ、アレフのホームページを見つけました。
 面白そうだと思ってアレフの東京道場(杉並区西荻)を訪問したところ、道場に麻原の写真が大きく貼られているのを見て驚きました。まさかアレフがオウム真理教だとは思いませんでしたし、アレフのページにはそうとわかるようなことは何も書いていなかっからです。

 私はアレフへの入信をためらいましたが、道場の信者らに強く勧められて断り切ることができず、入信してしまいました。それが2007年の9月のことでした。

 私は杉並区の自宅からアレフ東京道場に通って修行するようになりましたが、やはり大きな抵抗を感じるようになっていきました。

 なぜならば、アレフでは麻原への個人崇拝を強制されたからです。私は麻原とは会ったこともありませんから特別な思い入れはありませんでしたし、むしろあれだけの事件を起こした人ですから、抵抗を感じていました。

 しかしアレフでは、麻原は絶対的な神のような存在だから、絶対的に帰依するようにと指導されました。

 また、アレフ東京道場の幹部は、集会の場で、「教団はオウム事件には一切関係していない」と話していました。その一方で、別の幹部は「あの事件は麻原尊師が起こしたもので深い宗教的な意味が込められている」という話もしていました。

 どちらの話も私にはとうてい受け入れられないものでしたから、アレフを辞めようという気持ちが高まっていきました。


アレフが変化した時期について

 上祐史浩が脱会した後のアレフでは(2004年~教団内で対立、2007年3月に脱会)、
 麻原の神格化・絶対視が強まっていきました。

 以下は、上祐が脱会した後しばらくの間、アレフ信者としてアレフ内の変化を見ていた人の体験談です。


麻原を絶対視する指導について(Kさん 40代 男性 東京都 会社員)

 アレフでは、上祐さん達がアレフを脱会していった後に、麻原を絶対視するオウムへの「原点回帰」の指導や修行が強められていきました。

 2007年か2008年頃には、麻原が1980年代後半のオウムの草創期に合宿セミナーを開いて説法をしたという神奈川県・丹沢のキャンプ場に、アレフの信徒約40名ほどで訪れるという修行があり、私もそれに参加しました。

 引率者は東京道場のMD師(アレフ内の呼称)でした。そこで修行し、記念撮影も行いました。
 「かつてグル(麻原)が説法を行った場所に行って、グルを思い出そう」という趣旨だということでした。

 二ノ宮(アレフで位階制度「正悟師」)は、麻原さんがヒヒイロカネという霊的パワーがあるとされる石を採取しに行った岩手県を訪問してレポートするということも行っていました。

 東京道場のリーダーがV師(アレフ内の呼称)になってからは、麻原信仰がさらに強まっていきました。
 東京道場に、今まで貼っていなかった、麻原彰晃の写真をたくさん貼るようになったのです。

 そして、だんだん閉鎖的になっていきました。行事に参加する信徒の携帯電話などの私物を預かってチェックしたり、教団外部に情報を漏らすスパイを見つけ出すような監視システムを作ったりし始めました。

 私は、麻原崇拝がどんどん強くなっていったときに、アレフに疑問を感じ始めましたが、こうしたスパイ摘発のような動きを見た上、私自身のスパイであるという疑いを受けて、ますます疑問が強まり、アレフを脱会したのです。

5 アレフ洗脳教化のパターン④ 「オウム事件は何者かの陰謀」と言い、入信させる

(2012-02-04 21:20:31 の記事)

 これまで、以下の流れをご説明しました。

偽装ヨガ教室
ヨガの体操だけでなく、
仏教・ヨガ理論・チャクラとクンダリニー、
 輪廻転生・チベット仏教などの勉強会も

   ↓
陰謀論の植え付け
   ↓
「第二段階・上級の道場がある」と期待を持たせる


 そして、いよいよ、ここから、アレフに入信させるパターンの説明になります。


「上級の道場、第二段階」というのは、実はアレフ(オウム)
であると明かし、「オウム事件は、オウムが起こしたと見せかける何者かの陰謀」だと言い、入信勧誘を行う。


 「第二段階」や「上級の道場」が、実はアレフだと明かす際、以下の洗脳的な教化が行われています。

①一連の重大なオウム事件は、実はオウムが起こしたものではなく、オウムが起こしたと見せかける何者かによる陰謀である。

②教祖・グル(導師のこと)である麻原彰晃は絶対である。


 たとえば、2007年~昨年2011年までに、アレフに入信した実例では、以下のようなパターンがありました。

「あなたは、第二段階に進めるので、まとまった時間を空けてほしい」
 と言われ、行くと、

「これから行く団体は徹底的にマスコミに叩かれたところですよ」
 と言い、アレフであることを明かされた。

「オウム事件も陰謀だ。フリーメーソンに陥れられた」

オウム事件は、フリーメーソンという世界的な秘密結社が起こしたもので
オウム真理教は犯人に仕立て上げられてしまった」

逮捕されたオウムの信者は、自白剤等の薬物を投与されて、
 やってもいないことをやったと自白させられたり、
 言いたいことが何も言えないようにされたりしている」


 このような現実を無視した、洗脳的教化が行われています。

なお、入信後に、教団の幹部に、事件を肯定し、「あの事件は麻原尊師が起こしたもので深い宗教的な意味が込められている」と言われた例があります。



  オウム事件は陰謀だと言われて、なぜ、それを信じ、アレフに入信するのか?

 さて、そう言われて、なぜ、それを信じ、アレフに入信するのでしょうか?
 実例から、そのように言われて、入信した人は、入信の時、以下のように思って、入っています。


「最初アレフと明かされたときは、すごくびっくりしたが、
 これまで接してきた人たちに悪い印象はなかったし、興味の方が強かった」

「オウムのことはマスコミ情報だけで判断していたが、
 陰謀論のビデオを見て、マスコミには信用がなくなり、
 自分の目で見るのが筋だと思った」

「実はこれまでのこの教えは、この人の教えなんだ」と言って
 麻原の写真を見せられたが、
 そのとき、陰謀の勉強会で行われる、
 「パッケージや見た目で判断するのではなく、中身で判断することが大切」
 という話が、麻原の写真を見せられた驚きを緩和させた」

「グルが、たとえあの事件を起こした麻原であっても、
 今までの陰謀論や輪廻転生などの勉強会での教えがよいものだったので、
 よいものなのだから、アレフはよいものなのだろうと思った」

 
 これらの例からは、、事前に、陰謀に関する長時間の洗脳的教化による
情報を与えることで、「オウム真理教は事件について潔白だ」という印象を植え付け、新しい人がオウムに入信しやすいようにしていることが、よくわかります。

 最後に、以下に、2011年9月までに、東京で入信してしまった方の実例をご紹介します。


◎アレフ東京道場での入信へ(Aさん 20代 男性 東京 会社員)


 私はヨーガのアーサナ(体操)が好きだったので、早く次の本教室の方に行きたいと思って、Hさんにそう言いました。

  Hさんは私を次の教室に連れて行ってくれることになりましたが、「これから行く所は徹底的にマスコミに叩かれたところですよ」と言われ、私自身もよく知っ ているはずの所だと言われたので、ひょっとしてオウムかと思って尋ねてみたところ、そうだと明かされビックリしました。

 その際、Hさんからは、「オウム事件も陰謀によるものです。オウムはフリーメーソンに陥れられたのです」という趣旨のことを、さらっと言われました。すでに陰謀に関するビデオを見ていましたので、そうなのかもしれないと思ってしまいました。
 そして私は、Hさんの案内で、アレフ東京道場に連れて行かれました。

 アレフと知ってビックリはしたものの、これまで接してきた人たちに悪い印象はありませんでしたし、興味の方が強かったこともあって、入信しました。

 大阪での勉強会では、クンダリ二ーの覚醒やチャクラの開花による「霊的体験」のすごさを教えられていたので、そういう体験に強い興味を持っていたのです。
 こうして、アレフ東京道場で入信したのは、2011年9月のことでした。

 これまでオウムやアレフのことはマスコミ情報だけで判断していましたが、陰謀ビデオを見てマスコミには疑問を感じるようになったので、自分の目で見るべきだと思ったことも、入信した原因の一つです。

 それに、修行をしなければ死後悪趣(地獄などの低い世界)へ落ちるだとか、自分が修行を頑張ることによって家族や周りの人を引き上げられる、と言われてしまっては、残された道は他にないように感じたこともありました。


◎オウム事件が陰謀だという勉強会について(Hさん 20代男性 東京都 会社員)


 私がアレフにいた頃(2007年9月~2010年8月)に参加した、オウム事件についての勉強会についてお話しします。
 アレフでは、新しい入信者を増やすための勧誘活動をする信徒を対象にした、オウム事件についての勉強会を実施していました。

 私が参加した勉強会は、東京本部の出家信者のMさんが主催していました。
 まず、「9.11テロは陰謀によって起こされたものである」という内容のビデオを見るのですが、そこから「オウム事件も陰謀によって起こされたものである」という結論に導くというものです。

 つまり、オウム事件は、フリーメーソンという世界的な秘密結社が起こしたもので、オウム真理教は犯人に仕立て上げられてしまったということです。

 また、逮捕されたオウムの信者は、自白剤等の薬物を投与されて、やってもいないことをやったと自白させられたり、言いたいことが何も言えないようにされたりしているということも説明されていました。

 こうした情報を与えることによって、オウム真理教は事件について潔白だという印象を植え付け、新しい人がオウムに入信しやすいようにするためのものだったのです。

 しかし、その一方で、アレフの別の幹部は「あの事件は麻原尊師が起こしたもので深い宗教的な意味が込められている」という話もしていました。

 どちらの話も私にはとうてい受け入れられないものでしたから、アレフを辞めようという気持ちが高まっていったのでした。

4 アレフの洗脳教化のパターン③ 陰謀論の植え付け

(2012-02-03 22:04:20 の記事)
 次に、『陰謀のビデオ』を見せる

 アレフであることを隠した「偽装ヨガ教室」では、先の記事に書きましたように、ヨガ理論や輪廻転生論の「勉強会」を行った後、(アレフに入信させるまでの洗脳教化のパターン① 偽装ヨガ教室への勧誘)、次の段階として、陰謀論を植え付けていくために、10時間以上の長時間に渡る『陰謀のビデオ』を、複数回(3~4回ほど)に分けて見せる洗脳教化が行われています。

 「ヨガ教室」と、「陰謀のビデオ」が、なぜ結びつくのか、一見わからない読者の方が多いと思います。
 ですが実際に、これを結びつけることで、現在、アレフでは、その洗脳的教化を成功させ、入信させているのです。

 では、アレフではどのように説明しているのでしょうか?

 複数の洗脳被害者の方からお聞きしてわかったことには、なぜ、ヨガなのに陰謀のビデオなのかについては、以下のように説明されます。

 ヨガでは潜在意識を浄化する必要があり、
   そのためには自分の中にインプットされてしまっている
   世の中に蔓延している間違った情報を浄化しなければならないから


 そうすると、それを聞いた人は、実際にヨガの効果を感じていることなどから、そのビデオを視聴するとのことでした。

 さて、その『陰謀のビデオ』とは、どのような内容なのでしょうか?
 以下にまとめました。


◎陰謀のビデオ」の具体的な内容

 ビデオの長さ:10時間以上の長時間のもの
 見せる回数:3~4回に渡って見せる事例が多い

素材は、

 いろいろなテレビ番組等の映像資料を、独自に編集して作ったもののよう。
 テレビ番組の「世界まるみえ!」や、フリーメーソンの実態を世に広めるという活動家(ジャーナリストか?)の講演を編集してつなぎ合わせたもの。

ビデオの解説者は、

 アレフの師と呼ばれている人(位階制度で「クンダリニーヨガの成就者とされている人」)らしき白い服を着た人が、
 「この分野は専門ではありませんがお話しします」と言って解説。
 その人物については、「道場の先生」と説明される。

内容は、

「アメリカ9・11テロは、世界的秘密結社のフリーメーソンによる陰謀である」、

「フリーメーソンが世界の煩悩的情報を煽っている」、

「警察は冤罪をつくっている(ある無実のボクサーの研修生が逮捕されたことや鈴木宗男氏のこと等の事実が紹介されていました)」、

「マスコミは信用できない」、

「世界がいつ終わるかわからない」というもの等


 以下に、実際にその洗脳的教化を受けた方の体験談をご紹介します。


◎東京の偽装ヨーガ教室での「陰謀」勉強会(Aさん 20代 男性 東京 会社員)


(この方のこの前段階の体験談は、こちらの記事の一番下にあります)
 その後、仕事の都合で東京に戻ることになったのですが、Kさんから、「東京にも同じ教室があります」と言われ、東京の先生を紹介されました。
 それは、27,8歳のHさんという女性でした。このHさんも、後からわかったのですが、アレフの信徒でした。
 教室は、あるアレフ信徒の家でした。ちなみに、教室となる部屋は、いろいろな人が使うので毎回同じではなく、複数のアレフ 信徒の家(いずれもアレフ東京道場に近い杉並の西荻窪周辺ですが)を渡り歩いていました。

 この教室では、それまでとは違って、世界の陰謀に関するビデオを見せられました。
  なぜヨーガなのに陰謀のビデオかというと、「ヨーガでは自分の潜在意識を浄化する必要があり、そのためには自分の中にインプットされてしまっている間違った 情報を浄化しなければならないから」ということでした。
 その間違った情報というのが、世界的秘密結社のフリーメーソンの陰謀によって広められているというこ となのでした。
 陰謀ビデオの内容は、「アメリカ9・11テロはフリーメーソンによる陰謀である」、「フリーメーソンが世界の煩悩的情報を煽って いる」、「警察は冤罪をつくっている(ある無実のボクサーの研修生が逮捕されたことや鈴木宗男氏のこと等の事実が紹介されていました)」、「マスコミは信 用できない」、「世界がいつ終わるかわからない」というもの等でした。
 それは、いろいろなテレビ番組等の映像資料を独自に編集して作ったものの ようでした。テレビ番組の「世界まるみえ!」や、フリーメーソンの実態を世に広めるという活動家(ジャーナリストか?)の講演を編集してつなぎ合わせたも のでした。アレフ の師らしき白い服を着た人も、出演して話していました。その人物については、「教室の先生です」と説明されました。
 ビデオは10時間にもわたるもので、3~4回ほど通って見ました。


  「上級の道場」「第二段階」の存在のほのめかし

 なお、この陰謀のビデオを「見たい」と思わせるために、以下のような説明が行われています。
 
・陰謀のビデオを見せながら、これが終われば、次の段階に、「上級の道場」「第二段階」があることをちらつかせて、陰謀のビデオの視聴を促進する。

・「これを見れば、上級の道場(第二段階)の方に行ける」と説明され、興味を持たせる。

「第二段階に行くにはもっと勉強がいる」と“第二段階”をもったいぶって勧める。

 次に続きます。

1 アレフの洗脳的な教化の被害者を、これ以上増やさないために

(2012-02-01 22:18:22 の記事)
 今現在、アレフは、オウム事件は陰謀によって教団が陥れられたものと主張したり、麻原 を崇拝・神格化した洗脳的な教化活動を行ったりすることで、新しく入信する人たちを含め、多くの人の精神的な健康を脅かしています。

 わたしたちは、麻原が 説いたアレフの現在の教えは、社会を否定し、人を廃人にする可能性がある危険な教えだと考えています。

 わたしたちが5年前にアレフを脱会して以降、その洗脳教化被害に苦しむ方々の脱却を助けてきた結果、現在のアレフの洗脳教化の実態の詳細を把握することができましたので、その被害を一人たりとも増やさないように、このコーナーに、まとまった形で公表していくことにいたします。

 これまでわたしたちが、アレフ脱会を支援してきた総数は数十名にのぼります。

 それらの方々からお聞きした内容から、アレフが最近勧誘した新しい人、若者までが、いったん事件の陰謀説や麻原絶対の洗脳的な教化を受けてしまうと、その後の脱却に、人によっては自殺を考えるほど非常に苦しむことが、改めてよくわかりました。

 深刻なことには、洗脳期間が長くなれば、脱却に10年単位の時間を要する、一生の問題になることは、自身の脱却の経験から痛いほどわかっています。

 わたしたちは、そうした人が増えることを、一人たりとも望みません。

 これまで出会った方々の中には、アレフに入会後、辞めたいのに洗脳状態であるがゆえに辞められない状態にある方々が何人もいらっしゃいました。現在もきっとたくさんいらっしゃるはずです。

 アレフには、脱会を希望した人に対し、「地獄に堕ちる」などと言って脱会を妨害するパターンがあり、それが怖くて抜け出せない事例を多く聞いています。

 オウム事件は明らかにオウムの犯行であることが証明されており、また、麻原も絶対では全くなく、オウム事件で多数の方々を殺傷した死刑囚であり、脱会しても地獄に堕ちることなどはありません。
 よって、これは明らかに「洗脳」なのです。

 そして、脱却・脱会のご支援を積み重ねていくうちに、このような状態にある方を脱却させることができるのは、その経験者でないとなかなか難しいということがわかってきました

 わたしたちは、かつて、長い間(十数年間)、オウム・麻原の信仰に深くはまり込む洗脳状態にあり、その悲惨さを体験しており、そこから必死の思いで脱却した者だからこそ、相手の洗脳がどういうものかわかるのだと実感しています。

 わたしたちの役割として、そうしたお手伝いをしていくことが、一つの責任であると考えています。

 これまでは、そうしてはまってしまった方々一人ひとりのご相談に対応し、一人ひとりを脱会させるお手伝いにとどまっておりましたが、各方面からお聞きする最近の深刻な事態に鑑み、昨年後半より、わたしたちは、その問題の完全な解決は、そういった洗脳教化自体を根絶するしかないという結論に達しました。

 私たちは、これ以上、新しく洗脳される人が増えることは、一人たりとも望みません。
  また、すでに洗脳されている人が、これ以上洗脳され続ける環境が維持されることも望みません。

  このコーナーでは、アレフによる洗脳からの脱却に有益と思われる情報を、随時掲載していきます。

プロフィール

アレフ問題対策室

Author:アレフ問題対策室
▶アレフへの疑問、脱会しても大丈夫か、スムーズな脱会の方法等ご相談ください。ひかりの輪スタッフは脱会して13年、呪縛から解放され幸せです。
▶ご家族がアレフに入信して困っているご家族の方のご相談も、多数いただいております。
▶元・オウム・アレフ信者の経験から、150名以上の脱会を支援してきました。
▶アレフの内情も知り尽くしています。
▶アレフ勧誘の前段階・アレフを隠した偽装ヨガ情報を公開中。おかしいと思ったらこちらを
▶今なお続く、アレフの諸問題の告発と対策を行っています。
▶ひかりの輪STAFFの4人が運営しています。(主な担当者:山口・宗形・広末・細川)

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